代表堀田が時流を読んで思いをぶつける!ホッタの本音 今週のレポートNO.1055
【1足400万円、真珠100個以上用いたアシックスとコラボスニーカー展示会発売!】
この靴と同じかどうかわかりませんが、この間通勤途中に高齢の女性が手押し車を押しながら歩いていて、足元には凄い数の真珠?が散りばめられていた。製造販売するのは宝飾品販売の創業70年の「TASAKI(神戸市)」アシックスとコラボして東京や上海やロンドンなど世界7都市を巡回展示即売会の実施をしてブランド力を高める考えだ。真珠はネックレスやピアスと考えるのは一昔前、年々足元特に靴消費が上向き、単価が数倍~数百倍に上昇していることからアシックスとコラボした。商売は目の付け所、視点が最も重要。売れやろね。
【家事代行サービス、多様化に応える為、クラウドシステムを開津情報共有連携する】
家事代行のマッチングサービスを手掛ける「カジー」が主導してクラウドシステムで利用者からの依頼を相互に紹介して対応できる体制を構築し、機会損失を無くす取り組みをスタートした。現在は15社が参加で、100社まで広げると言う。年々消費者からの要望は多様化し、一社のスタッフでは対応できなく断らざるを得なかったが、他社と情報共有する事で機会損失が防げ、顧客満足の向上となる仕組みを構築した。仕事をこなすより紹介する方が儲かる。。
【3月、衣料品も靴も大手チェーン店厳しく6社減収】
ユニクロもライドオンもマックハウスも既存店売上高、客数ともにマイナス。カジュアル衣料店大手4社とも客数減少、婦人子供服のしまむらだけがかろうじて売上、客数を維持。西松屋、ハニーズ、アダストリアはマイナス。紳士服は青山商事、アオキ共にクリア。靴はチヨダ客数減少、ABCマートは訪日客で売上2ケタ伸び。メルカリなど古着平行輸入アウトレットにEC含め流れており、実質賃金が増えない節約消費反映する。
【物価高と訪日客のダブルで三菱地所系アウトレット売上過去最高】
日本国内、車も衣料品も靴も小物やバックも中古品か傷モノ売れ残り等が人気に加え、円高で訪日外国人観光客が爆買いで三菱地所が展開するプレミアムアウトレットテナントの売上高が過去最高を更新した。一時はコロナで6000億円まで落ち込んだが、足元では9000億円台で推移。今年は初の1兆円を超えるかも。。
【おにぎりよりも安い袋麺、レトロ人気も加わり過去5年間伸び率カップ麺を上回る】
2024年3月の「即席袋麺」の販売金額は前年同月比118%増、カップ麺の9.7%を超えた。理由はサッポロ一番の一袋は136円が希望小売価格。コンビニのおにぎりより安い。カップ麺も前年同月比9.7%増と消費者の生活防衛意識の高まりが伺える。政府は株高と物価高と人手不足と無理やり最低賃金増を図り「景気は上昇」と言うが、かつての日本経済が右肩上がりの時代とは異なり「経済の景気」と「個人生活消費」とは連動しない状況が消費支出や購買動向で読み取れる。今回の参議院員補欠選挙の投票率の低さと自民惨敗を見てもよくわかる。平日の夕食は即席麺、休日の夕食はマクドと、通うスポーツクラブのキッズからよく耳にするようになって来た。。
【3月外食・中食大手33社中32社売上増、客数30社増、客単価オリジンのみマイナス】
2023年3月同月比でインバウンドも過去最高を更新し、送別会など日経新聞社が調査した外食30社すべて既存店売上が前年比を上回った。客単価も中食持ち帰り弁当のオリジンのみが減少し、値上げの効果もあり前年比を超えた。売上は中食持ち帰りのロック・フィールドだけがマイナス。持ち帰り総菜店は厳しいのが解る。ケンタッキーと牛角が客数減少。但し、海外店舗の数字も入っている為、国内の販売状況は分からない。
【鹿児島の養殖ぶり会社、米国輸出で急成長。生産から現地の飲食店まで一貫して供給】
青森でサーモンの養殖をしているオカムラ食品が海外への輸出で急成長しているが、鹿児島ではぶりの養殖・加工・販売会社グローバルオーシヤン・ワークスが急成長しており、全米5ケ所に加工・冷凍・配送拠点を持ち、レストランなど1000社を超え、今年も3拠点の加工場を開設する計画。4分の3の売上が米国向けで、年間100万匹の養殖ぶりを出荷。グループ売上高292億円に達する。2009年に親から含め自己資金1000万を元手に始めた。30年には売上500億円を計画しているとのこと。日本国内の魚介類、海外で急成長する市場はまだまだ見込める。国産お魚料理も海外で売れると思う。
【ピエトロ、中国・韓国・ハワイの飲食店を閉鎖。事実上海外飲食事業から撤退】
今ではドレッシングとして有名な「ピエトロ」。元々は飲食店で使われているドレッシングが美味しくて評判となり、スーパーにも卸す食品製造会社となり、飲食店事業はさほど目立たなくなった。一時は中国や韓国にも飲食店を展開していたが、次月に店を閉めて海外最後のハワイ店を閉鎖し、実質海外から飲食店事業は撤退した。カリフォルニアにあるドレッシング製造会社は存続させるとコメント。和食人気でもすべての外国が良いわけではなく、長期に捉えてみる事が凄く重要だ。
【国内消費減少の豆腐メーカー サラダチキンをヒントに「豆腐バー」開発 輸出始まる】
1972年創業のアサヒコは、半世紀に渡り豆腐を製造して来たが、人口減少と高齢化によるマーケットの縮小に悩んでいた。そんな時に、米国視察で日本の木綿より硬い豆腐をフライパンで炒めたり網焼きして食べているのを知った。じゃあ単に日本で硬い豆腐を発売して売れるのだろうか。。そこで思ったのがコンビニやスーパーで販売されている「サラダチキン」。調理をせずに片手で食べる事が出来て手軽にタンパク質を摂れる。国内売上6000万本を突破して伸び続け、食品卸の国分と組み、シンガポールでのテスト販売を行い、凍結に関しては横浜本社のゼロカラの急速冷凍機を使い「豆腐バー/旨み昆布」を発売する予定だ。目の付け所「視点」と「発想の転換」とても重要。
【米アマゾン クラウドサービスとネット通販の両輪で稼ぎ営業利益率11%に】
2024年1月~3月期の連結決算で売上高営業利益率が115%と初めて2桁増となった。AI需要でクラウドサービスの利用が拡大するだけではなく、投資が先行して来たインターネット通販でも倉庫や物流での先行投資がようやく改修出来、創業30年で初の営業利益率2桁となった。
【スタバ2024年1月~3月期世界全ての地域で既存店売上減少。マクドもコーラもいまいち】
米スターバックスが発表した売上高は、前年同期比2%減の日本円で約1兆3500億円と、コロナ感染が流行した2020年10月~12月期以来の減収となった。今の個人消費はコロナ感染拡大時期と同レベルの状況。北米3%減、海外は6%減、中国11%減。いずれも客数が減少した。マクドナルドもコカ・コーラも値上げで売上利益は維持したものの、低所得者層の購買力が低下しており、消費者は手ごろな価格を求めていると両幹部がコメントした。