代表堀田が時流を読んで思いをぶつける!ホッタの本音 今週のレポートNO.1019

【崩れる「全国一律サービス」電車・通信・放送など】
2009年をピークに14年連続で人口減少が続き、今年1月調査依頼初めてすべての都道府県で人口が減った。それに加え若者の都市部への移住が進み、地方は人口減少に拍車がかかる。JRによると1987年に比べ8割以上利用者が減った赤字路線は増える一方で、災害などの復旧に目処が立たない路線に国道も有ると言う。通信のインフラもこれまでの固定電話の全国一律提供もスマートフォンの普及により法律を改正、検討を始めた。又、放送分野においてもテレビの視聴率と広告が減少し続ける中、見直さぜるを得ない。これまで地方議員も多く、日本は全国一律サービスを行って来たが、大きく見直される状況になって来た。地方の人口減少は一段と拍車がかかる可能性がある。

【サンクゼール 総菜など冷凍品と調味料など常温品に特化した新業態「メケル」を展開】
9月2日長野市内に開業する「メケル」。100坪ほどの売り場に約1,600商品(総菜を中心にした冷凍品と調味料などの常温品)冷凍の刺身が並ぶショーケースの上に常温のしょうゆを並べるなどセット購入も訴求する。ギフト需要が強い既存店「久世福商店」では来店頻度は1ヶ月半ほどだが、今回オープンする「メケル」では日々の食事に使える冷凍総菜を豊富にそろえて週1回に高める計画で、3号店程度までは直営で運営し、遅くても2025年以降にフランチャイズ展開で店舗を拡大する計画。長野県他新潟県、群馬県を想定。現在150店舗ある久世福商店より店舗数が増えると期待すると発表した。

【化粧品会社のポーラ・オルビスHDが冷凍食品事業に参入。食品スーパーで販売】
高価格帯のポーラと中価格帯のオルビス。どちらも化粧品、美容に関するサプリやダイエット補助食品を展開している。この度、マルエツなどを運営するユナイテッド・スーパーマーケットHD配下の事業者に製造委託して欧州料理の「ラタトゥイユ」や「グラタン」など冷凍食品を864円で食品スーパーのマルエツやカスミなどで10月から販売すると発表。冷凍調理済食品の市場規模は2020年の6,761億円から2027年に7,346億円まで拡大する見込み。化粧品に次ぐ柱となる事業に育てたいとコメントした。果して864円もする冷凍ラタトゥイユが食品ス―パーで売れるだろうか。。

【コロナ明け今年もおせち商戦始まる。各社昨年同様5%~1割の値上げ】
2023年のおせちでは1割程度の値上げに対して、2024年は5%~10%の値上げの動き。例年よりコンパクトなお一人様など少人数タイプが追加。別途3段重にして三世代向けも充実。「もう一品」として高級ステーキや冷凍食品セット、ワインなどのセット販売を提案する動きもみられる。銀座松屋が実施したアンケートによると、おせちでの節約は意識しないとの回答が大半で、前年に続き堅調な需要を見込んでいる。銀座の百貨店に来る客は食品の値段をみて買う人はいないと思う。スーパーの顧客にアンケートしてみたらどうだろうか。分断景気、一部消費者層はバブルへと昇って行く。

【冷凍食品益々順調に拡大、自販機に無人店に大規模店など新業態も増えている】
2008年に冷凍食品に着手販売を始めた際に、多くの酒問屋さんに加盟店の酒屋さんから絶対に売れないと大反対を受けた。協力問屋が集まる会議で、名古屋の酒問屋の営業から致命的だとさえ言われた事を今でも明確に覚えている。ただここまで普及成長するとは僕でさえ思っては見なかった。有名飲食店とコラボした冷凍食品やご当地グルメ、ミシュランガイド星獲得シェフの監修の冷凍食品、刺身や食材セットまで冷凍、しかも千葉浦安にオープンさせたイオンの冷凍食品専門店や無人店に自販機に24時間営業のイートインまでが普及し、百貨店の食料品の売り場にも冷凍食品コーナーが常設してありお客様が並んでいる。近頃は冷凍食品のパイオニアなど冷食宅配の元祖などと呼ばれる事もある。今後も一人世帯が増加、成人女性の大半が働くようになり、高齢化も含め益々便利な冷凍食品・冷凍おかず・冷凍弁当の市場は拡大する。そして世界に広がるようになる。

【円安、53年ぶりの低水準に。世界的に特に食料品の物価高、加工品輸出チャンス到来】
輸入の値段が上がり、ガソリン価格は過去最高を更新。食用油や小麦粉、バターなどすべての商品が今年も価格が上昇し、実質賃金が増えない中、インフレ傾向に。。しかし海外から比べると日本の物価高は優しく、世界と比べると低い。これを無理やり人件費を上げると仕入れは上がり、光熱費は上がり人件費まであがると企業収益が悪化して経営破綻する中小零細企業は増大して、悪循環に陥る。商売は適正な利益で売れてなんぼの世界です。国内はもとより特にグローバルに目を向けて販売したいものです。

【自動化が進み良質なネタをリーズナブルな価格で提供する「くら寿司USA」に注目】
和食ブームから普及する日本のラーメンに回転寿司。このところ米国の株式市場では中国の経済低迷によりパッとしないが、そんな中で注目を浴びているのが日本の回転寿司チェーンを運営する企業だ。日本の飲食店は「安くて・早くて・旨い」。しかも回転寿司チェーンではAIとロボットを導入して高騰する人件費を抑える事に成功し、日本の冷凍技術により鮮度の良いネタをリーズナブルな価格で提供していると投資家から注目を浴びていると言う。他の国でも回転寿司のみならず丸亀製麺やラーメン店を運営する企業の株価は上昇している。味と価格とスピードにうるさい日本人(大阪が一番)が世界でも注目され始めた。冷凍技術にも関心が高まっているので日本の冷凍食品も人気が出てきていると聞く。グローバルな展開は必須。課題はどこの国の誰と組み展開するかが重要で運命の分かれ道になる。

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