代表堀田が時流を読んで思いをぶつける!ホッタの本音 今週のレポートNO.1035

【クリスマスプレゼント、訪日客はブランドショップに行列、日本人は中古品購入前年比121%】
今年もクリスマス商戦が終了した。中でも目を見張るのが、訪日外国人がルイヴィトンやエルメスなどブランドショップに行列を成す風景、ユニクロなんかは大きなスーツケースに爆買い。一方日本人は、ブランド品のみならず玩具まで中古をクリスマスプレゼントに購入する人が増え前年比121%だと報道された。子供に夢を贈るクリスマスプレゼントぐらいは中古でなく新品をと思うが、冬のボーナス支給過去最高と報道されるが上場企業など一定以上の企業の集計であって、日本の75%に当たる人が働く中小企業は集計に入って無いのではないか。。物価高に対して収入の上昇が追いついていない実態があらゆる場面で起こっている事を実態と捉え、企業も政府も対策を講じるべきだ。だが今の政治家では駄目。。

【タクシー人手不足で2種免許不要に。来年24年度春にも政府容認、都市・観光地で】
政府は観光地や都市部でタクシー不足が明らかになった特定の地域に限り、二種免許不要を容認する考えを明らかにした。又、海外で普及する一般ドライバーが有料で顧客を送迎する「ライドシェア」の料金体系や業務委託の可否など引き続き検討する事を合わせて発表した。タクシー業界ではコロナ禍で辞めたドライバーが戻らず若い人からも敬遠され、ドライバー不足が深刻。ただ悪質ドライバーの排除や事故を起こした際の補償など課題も残る。そんな意味ではウーバーイーツなど配車アプリ会社が顧客との間に入る事である程度解消され、利用が一機に増え、益々淘汰される可能性がある。

【国内は牛肉がパッとしない。。「柿安本店」2024年度連結純利益が予想を4億円下回ると下方修正した】
食材や調味料など原材料に加え、パート・従業員の人件費が上昇し2024年4月期の連結純利益が4億円下回ると下方修正を発表した。焼肉店も含めコロナ以降牛肉消費が上向かず、業種・業態関わらずパッとしない。。牛肉より値段が低い鶏肉・豚肉が好調で、特に鶏肉消費が上向いている。価格もさることながら高タンパク質でヘルシーなど健康志向も消費上昇のキーワードだと思う。但し、インバウンドは和牛が相変わらず人気で、インバウンドを意識した値段設定の店もチラホラ見る様になった。

【30年前は無名だった福井県鯖江市の「梵(ぼん)」。海外比率5割、中国では1本20万円に。海外戦略が奏功】
僕が酒屋をしている30年前は全く無名だった福井県鯖江市の加藤芳平商店「梵(ぼん)」が今では国内はもとより海外の売上が5割に達し、中国など富裕層で人気ブランドになっている。少子高齢化に加え、若者のアルコール離れにより国内の日本酒メーカーは衰退の一途をたどる中、獺祭も含め海外で成長し国内でも人気な理由は何か。商品を磨き上げ各国の品評会に積極的に出品して高い評価をもらうブランド戦略が功を奏している。世界のソムリエ協会が「香りの高さとなめらかな味わいが抜群」と評価。例えば梵の「夢は正夢」は、日本の小売価格は1万3200円だが北京の高級ホテルの和食店では20万円以上で売れる。日本酒輸出額は2022年10年前に比べ5倍、数量は2,6倍以上に増えた。単価が2倍以上に跳ね上がっている事が解る。分断景気と言われるが、この十年で所得格差が断然差が開いた事も大きな原因だ。ここを抑えたブランド戦略が最も重要だと肝に命じよう。

【サトウ食品パックご飯好調。売上4%増 純利益28%増 来年2月に新工場稼働すれば更に増加】
当初出来た頃は美味しくなかったが、年々品質と美味しさを追求されて今では下手なご飯より美味しいサトウ食品のバックご飯。ご飯は炊く⇒チンする時代になって来た。長らく政府が管理していたお米、どこでも買えるようになったのは2004年(平成16年)とわずか19年前。米問屋は洗わなくて炊ける無洗米を販売するなど時短対応したお米を売り出したが結果炊く必要が無い「パックご飯」が単身世帯や高齢者、働く主婦から支持を受け、益々増える。後期高齢者は20年後に倍の人数になると予想されている。サトウ食品は、来年2月に新工場が完成すれば一気に売上が増える。日本米は外国の水で炊くと美味しくないので海外の需要も見込まれる。カップヌードルの後を追い「パックライス」世界へ羽ばたいて欲しい。

【高級おにぎり「ぼんご系」がブームの中「パリ系」逆輸入。レシピサイトにも投稿が増加】
外食の値上げを発端にワンコイン以下で食べられる食材入りがSNSで拡散効果もあり高級おにぎりのブームに火付け役となったのは昭和35年開業の「おにぎりぼんご」。新潟コシヒカリを使い、硬く握らず米粒ひとつひとつ味わえるふっくらと握り具が沢山入り大きくて海苔で包んでいるのが特徴。和食ブームのフランスパリでも日本のおにぎり専門店が登場し、ビーガンやグルテンアレルギーの人からも人気だと言う。2017年に「おむすび権米衛」がパリにオープンし、その後コロナ禍でデリバリーや内食需要を追い風に、すしやラーメンに次ぐ認知を獲得。サーモンやクリームチーズ、ドライトマトなど日本にない発想で「パリ系」と呼ばれるようになり、日本に逆輸入され話題になって来たと聞く。元々握り寿司の由縁は「おにぎり」です。具を詰めるので大きい事から半分に切って食べられていた。だから現在の寿司が2貫ずつ提供される由縁である。早くて安くて旨い。にぎりの原点に戻ったと言っても過言ではない様に思います。大きなおにぎり二つで十分。お腹が膨れ、しかも持ち帰りも出来て便利。外食のランチが1000円を超えてしかも食べるのに時間がかかります。インバウンドも含め、これから国内外含め更に普及すると思われます。たかがおにぎり、されどおにぎり。

【政府の税制改正に伴う住宅ローン減税、住宅価格の高騰を招き金利が上がると払えなくなる】
僕の勝手な推測ですが、政府は所得税減税・住宅ローン減税を打ち出し、扶養控除の縮小を打ち出した児童手当の対象を高校生まで伸ばしたからと理由、どう考えても子供の数より親の数の方が多い。。親の扶養控除を縮小されると所得減少になる人は多いと思う。それより重大なのは「日本型サブプライム問題」になりかねない。日銀のマイナス金利政策と政府の住宅ローン減税によるマイホーム購入者の増加だ。低金利にあえぐ銀行が唯一融資先で需要が見込める住宅ローンに注力し50年返済も売り出した。住宅の価格は跳ね上がり、返済の延滞が増えており、住宅ローンの貸出残高は過去最高記録を更新している。非常に危険な状態で、これに米国が利下げを行うと日本の金利は上がる可能性が高い。金利が上昇すると返済出来ない人が増える可能性がある。危険。

【北海道のスキー場、訪日客向け雪上車日帰り200万プランや星野リゾート2泊3日30万円予約殺到】
シーズンを迎えた北海道のスキー場は地元の道民客と訪日外国人向けた異なるツアーを取り揃える。星野リソートトマムではプラン購入者のみが滑れる貸し切りコースを用意。2泊3日で一人当たり30万円(二人で利用時)を超すスキー宿泊プランの提供を始めた。ニセコから車で1時間の岩内町スキー場は、雪上車で山頂まで連れて行き誰も滑っていない雪山やパウダースノーを体験できるプラン200万円ツアーが好評で雪上車を4台に増やし過去最高の利用者を見込むと言う。又、各スキー場のホテルは豪華ホテルへと改装ラッシュ。今後増加が見込める東南アジアや南米、欧州含む富裕層を対象に高級リソート地を目指すと言う。

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