代表堀田が時流を読んで思いをぶつける!ホッタの本音 今週のレポートNO.1057

【昨年日本で働く外国人が初めて200万人を超えた。管理職として活躍する人も増えた】
技能実習で来日した外国人がそのまま残り、キャリアアップする例が法律改正により拡大している。又、ウクライナ人の受け入れ以降、難民受け入れも増えている。日本人とは違い、英語が話せたり、中には数か国語話せる人材も存在し、今後海外で売上拡大を狙わざる得ない日本企業にとって必須となる人材だ。大手は海外での売上拡大に必要、中小は外国人労働者として必要で、その労働者を管理・マネージメントするのは日本人よりその国のリーダーシップが取れる人の方が適していると言う。特に中小企業は高齢化が進んでおり、若い外国人研修生のマネージメントには適していないと言う。政府も法改正により受入れ、暮らしやすい働きやすい環境整備に注力していくので外国人労働者は更に増える。日本人は、うかうかしていると仕事も取られてしまいかねない。

【子育て「サブスク/定額課金」サービス拡大。 靴、自転車、チャイルドシート、ランドセル。。】
子供は成長に伴い、靴や服など1年毎にサイズが合わなくなる。チャイルドシートやベビーカーなど一定の期間しか使わない子育てに必要に商品を「サプスク/定額課金」で利用するサービスが増え、利用者も拡大している。早く言えばレンタル、シェアなのだが「サプスク/定額課金」と言うところが最近の【流行】である。メルカリなど中古品も人気。反対にミキハウス等高級品も売れており、格差は開く傾向だ。コレ又時流!

【カレーハウスCoCo壱番屋も肉で集客。「肉魂トンテキカレー肉2倍」】
昨年4月に肉の魂をのせた「ホロ肉ドカンと豪傑カレー」を販売し、2週間で売り切れ。11月にも再販したが同じく2週間で売り切れた。今年も需要が高まる夏の集客メニューとして、スプーンでほぐしやすい豚肉ロース肉を使い、ニンニクが丸ごと入ったソースをかけてトンテキ風に仕上げた「肉魂トンテキカレー」を数量限定で発売する。肉と言えば店内でスライスして地域の客層に合わせた量や部位などで集客して店舗を急拡大させているディスカウントスーパー「ロピア」も集客は肉がメイン。ドンキホーテも肉スライス研修センターまで設立して各店で肉専用売り場を開設して集客に注力している。正に肉様様。特に疲労回復に良い「豚肉」とタンパク質が摂れる「鶏肉」が人気を呼んでいる。

【「カスハラ対策」企業に義務付け。法改正審議】
このところ顧客のカスハラが問題になって大きく取り上げられるようになり、保険会社も「カスハラ保険」を商品化し出している。客のエスカレートした行為で従業員が辞めるケースが相次いでおり、閉店する飲食店やサービス業も増えているとニュースでも取り上げられている。政府は企業に「カスハラ対策」を義務付ける法律を設ける考えだ。弊社でも通販事業部サポートセンター(お客様問合せ窓口)のパートさんが辞める理由のトップは、お客様からのクレーム対応によるもので、カスハラ対策は要で会社挙げて取り組む事だと強く思う。人手不足の時代に貴重な従業員が辞めるのは企業にとって致命傷。お客様は神様ですの時代は終わったと認識しなければならない。商売の原理原則は必要な人に必要な商品・サービスを提供する事で、さほど必要でない人や、文句を言われてまで提供する事は無いと思い36年間商売をやって来ました。

【シャープテレビ向け液晶パネルが不振で赤字2千億超に。堺工場停止 人材ソニーヘ出向】
時代の変化を物語る報道に目が留った。先日亀山工場を停止すると発表したシャープが今度は堺工場を停止すると発表。何と昨年3月決算で2000億円を超える赤字を出していたとは驚きだ。スマートフォンが普及してテレビが無い家が増え、従来のテレビからスマートテレビに急速に置き換わっている。反対に冷蔵庫や洗濯機は高性能高単価となり順調に売れている。先の消費者ニーズを捉えた事業展開は凄く重要だ。

【大手ゼネコン清水建設が1961年上場以来初の赤字に。売上増コスト高響き、利益65%減】
道路やダム、トンネルなど公共事業が多い土木工事とは異なり、オフィスビルなど建築工事は円安や海外情勢により「資材価格高騰」が続いており、年々物件が大型化する中で、無理に入札する流れとなって入札した時より仕入れコストが上がると赤字になる。ゼネコンが赤字と言う事は下請け、孫請け業者も相当厳しく、件数が減少しているので仕事が無い日も続くと聞き、ここ数年倒産件数で飲食店と肩を並べる業種となっているのが建設業界です。元々利益率が低い業界だけにコスト増は大変だ。

【凄い!ライフ全店の生鮮部門で人工知能需要予測による自動発注システムを導入する】
仕入れ予測が難しい生鮮品をAIを使って実証を繰り返し、畜産品で発注にかかる時間が3~4時間減り、廃棄率も10%改善した。この春からの青果や水産品にも導入する。人手不足が深刻な食品スーパーは、デジタル化が必須。各社開発を進め高騰する人件費を抑え、品切れを予防、廃棄を減らす事で利益を増やせているヤオコーやと東急ストアなど。スーパーもデジタル化競争の時代に突入した。

【デンソー トマトの自動収穫ロボの販売を開始。農業の人手不足解消と利益拡大狙う】
高齢化と人口減少に加え、重労働で田舎暮らしを敬遠する若者が増え、人手不足が深刻な農業。デンソーは、グループ会社のAIやロボット化が進むオランダから輸入し、トマトの熟成度合いをAIを活用して判定し、ハウス内を自動で走行してハサミを使って収穫するロボットを売り出す。農業も漁業もAIとロボット活用の時代が到来した。

【2024年5月。昨年を上回る円安で食品値上げ品目過去最大3割超。インフレが日銀利上げに?】
円安を理由とした原料の値上げが増えている。円安が長期化すれば日銀が追加利上げを判断するうえで重視するインフレの押上げにもつながる可能性がある。輸入物価の押し上げにより、賃金上昇を促し、プラスに働く一方、物価高が消費を弱め、物価安定を損ねる方向になる事も考えられる。現状見る限り後者に動いている。ディスカウントスーパーに客が流れ、中古品が活況、その一方高額品・贅沢品も売れており、格差が拡大している。

【フジッコ、パンが値上がり、ご飯にシフト。「昆布のつくだ煮」が復活。再三の値上げでも売上比10%】
2024年3月期の連結決算では売上前期比3%増の557億円、営業利益は22%増の15億円。つくだ煮「ふじっ子煮」など昆布製品は複数回値上げしたにも関わらず販売数量が増え、金額ペースで前年比10%近く伸びた。小麦粉などの値上げによりパンや麺類からご飯を食べる機会が増えたためではないかと言う。わんまいるでも和惣菜の副菜が好調に売れている。

【大丸松坂屋、冷食サービス「ラクリッッチ」のサイトで有名店のランチセット8000円を発売】
ラクリッチは、2023年5月にサイトを開設して販売を始めから1年間で43ブランドの5万店を超える商品を販売。50~60代が客層で9割が百貨店の利用客、2028年までに売上50億円を目指し、冷食に馴染みがある20~40代を「冷食ネイティブ世代」と名付け開拓を急ぐ。

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