代表堀田が時流を読んで思いをぶつける!ホッタの本音 今週のレポートNO.1086

【日経MJ2024年ヒット商品番付 東の横綱「大谷50-50」西の横綱「新NISA」】
物価高続いて米が2倍近くも値上がり、エンゲル係数が3割になる中で、インバウンドが過去最高記録で増え、日経平均株価が一時42000円と過去最高値に。能登半島地震から始まり、南海トラフ地震予報で旅行が取り止め、いざというときの自分や家族を守る商品が売れた。最も話題となったのが、大リーグ大谷選手による前代未聞の記録で「盗塁50・本塁打50本」。何と前年比口座が2倍になった「新NISA」。東の大関は、空いた時間に単発で稼ぐ働き方が拡大約2800万人が登録「スポットワーク」。西の大関は、春短め「夏夏」秋短く冬。熱中症リスクの測定端末の販売が前年比割増。東の関脇に、米エミー賞18部門受賞した戦国時代ドラマ「将軍」。西の関脇は、関西最大規模の大阪発面積の半分が公園、大型ターミナル直結の公園として世界最大規模の「グラングリーン大阪」。東の小結は、本格的な「うな重」をリーズナブルな価格で提供、開業2年間で300店舗突破「鰻の成瀬」。西の小結は、新庄耕氏の小説がドラマ化、3ケ月で1050万ビュー作品の中でのセリフ「もうええでしょう」が流行語になった「地面師たち」。その他、栄養バランスが取れて豊富なメニューが人気で味の素やグリコも参入「冷凍サブスク」や、ふくらはぎをケアする家電「ゴリラのひとつかみ」や「アサイーボウル」「東京ディズニーシー ファンタジースプリングス」。話題になったのが「闇バイト」、Amazonでは国内利用率が80%「置き配」が定着。痺れる辛さとコクが女性に人気、具材をカスタマイズできる楽しさ「七宝麻辣湯」は27年末に6倍の100店舗規模に計画。

【10月外食主要32社うち28社が前年売上を超えた。焼肉・デパ地下総菜・弁当厳しい】
ファミリーレストランでは、価格据え置きのサイゼリアが17.4%とM&Aの影響もあり好調。すかいらーくは自社宅配サービスが浸透し、低価格路線を注視して一流シェフ監修の新メニューが好調。ロイヤルホストは冷食の通販や卸に注力するものの、既存店舗が伸び悩み、前年割れ。ファーストフードは相変わらずモスバーガーが厳しい。安い・早い・旨いのすき家、吉野家、松屋フーズは好調。居酒屋は、大吉などM&Aの影響も鳥貴族が独り勝ちで、他はいまいち。焼肉は、牛角も安楽亭も前年割れが続く。寿司では、スシローに元気寿司が復活し、ロードサイドや郊外店が多いかっぱ寿司とくら寿司が厳しい。麺類は、幸楽苑が前年割れ。あっさりとした醤油味が受けない。惣菜弁当類は相変わらずインバウンドの影響が弱い。デパ地下総菜大手のロックフィールドはいまいち。持ち帰り弁当のオリジンにプレナスは、共に伸びない。完全に冷凍弁当サブスク(定期購入)に押されている感じ。

【10月衣料・靴主要12社中靴除き9社減収。真夏日続き秋物全滅に食料品高騰の影響】
ユニクロ既存店7.5%減少、ライトオンは25%減少、マックハウス13%減少。しまむら、アダストリア、ハニーズ、西松屋全滅。紳士服の青山にアオキも駄目。靴のチヨダとエービーシーマートは増収。記録的な真夏日が続き食料品の値上げも響く。

【またもや失敗の予感。吉野家カレー・唐揚げ専門店の出店を始める】
以前にも異なる業種を展開して失敗したにも関わらず、競争が激しく今下降気味の「カレー」と「唐揚げ」専門店を始めるとリリースした。12月1日東京都台東区にカレー店「もう~とりこ」と言うカレーの店にはふさわしくない名前の店をオープンさせた。ビーフカレー858円やオム玉ビーフカレー1078円、なるほど安さが定着している牛丼では値上げしにくいからCOCO壱番屋を参考に牛丼より高い値段設定と言う事かと思える価格のカレーメニューだ。12月9日には横浜市で唐揚げ専門店「でいから」唐揚げ定食792円~おにぎりセット「おにカラセット715円」と牛丼より高めに設定。主要外食32社の10月の実績を見てもサイゼリアや吉野家、すき家、松屋は二桁増。物価高騰を受けて低価格の店が受けているのは確かなのに、気持ちは分かるが中途半端な価格帯は余計に厳しいと思う。何故インバウンドを対象にした国産和牛の「焼肉重」や「ステーキ重」に「すき焼き定食」を展開しないのだろうか。「すき焼き専門店」は高齢者にもインバウンドにも受けて、グローバルな展開も可能だと思うのに。

【うわー来年も値上げラッシュ。。「大手冷食メーカー」「JRに私鉄」「マンションにオフィス」「コーヒー各社」「小麦粉・パン粉」「牛丼各社」】
JR東日本は消費増税以外では2026年3月~1987年民営化以来初の運賃引き上げを目指していると報道された。JR北海道8%やJR九州15%など相次ぎ値上げする予定で、私鉄沿線各社も値上げを発表して行っている。当然貨物輸送も上がるので、物流費高騰を受けてメーカーも値上げに踏み切ることになり、いたちごっこで過去に例が無い動きになって来た。止まっていた平成~動き出した令和となり、人々や企業も経験が無いインフレに突入する可能性が高い。経営の腕前を試される試練が来た。

【ワタミ糖尿病患者向け「ワタミdeおいしい健康」弁当試食受付1万7000食申し込み】
ワタミは栄養管理支援アプリを手掛ける「おいしい健康」と共同開発した宅配弁当を発売すると発表。12月2日から全国で発売する。1食あたり690円週1日から注文出来、冷蔵で消費者宅の自宅などに届ける。和洋中20種類、10月から医療従事者に向けに試食を受け付けた処、約1ケ月で3079施設から1万7000食を超える申し込みがあった。11月25日から始めたテスト販売では開始1週間で1万食販売した。渡邊会長は「想像以上に反応が良く、思っている以上に世の中から求められている商品だ」とコメントした。現在、冷凍弁当に切り換え順調に行っているのに何故又「常温弁当」の販売に切り替えたのだろうか。。競合が多いからかも知れないが、弁当を人が宅配して利益がでるのか心配だ。まして常温での配送となると保存料など使わなくてはならない。。

【年収156万円未満のパート労働者の社会保険料を会社が負担する方針26年4月から】
社会保険料の負担が発生して手取りが急減する「年収の壁」対策の一環として厚生労働省は年収156万円未満のパート労働者の社会保険料を会社が肩代わりする方針で2026年4月から導入する方向で調整すると報道された。但し、負担割合は労働者の負担をゼロにすることは認めなく、企業ごとの労使合意に基づいて割合を変更できるようにすると言う。労働所得が低い人ほど保険金額の割合が高い為、9対1で会社の負担割合を多くすると言う例を示している。こうなるとパート比率が高い会社ほど負担が増える。

【不仲の親…みとりは代行業者に「家族じまい」利用者増】
親の介護やみとり、葬儀まで子に依頼されて代行業者が拡大している。遠距離で世話が出来ない場合もあるが、親の暴力や育児放棄、過干渉などに苦しんだ過去があり、「親とのかかわりを断ち切りたい」と言う依頼が多いと言う。いわゆる「家族じまい」で、親の最期を第三者に委託する家族代行サービスが増えている。主な代行サービスは、生前/日用品の買い出し。通院の付き添い、入院時や施設入居手続き代理、緊急時の第一報、徘徊時の身柄引き取り、死亡時/遺体の確認、関係者への連絡、死亡届の申請代行、死後/火葬手続き、葬儀、納骨や散骨、遺品の処分など、以前は身寄りのない高齢者からの依頼だったが、現在8割が娘や息子からの依頼だと言う。これまた時流。。

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