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2025年2月(338号) 「 毎朝 新聞切り抜き」

居酒屋の店長に抜擢される少し前から、朝に日本経済新聞に目を通し、時代を象徴するような記事を切り抜いて(今はスマホにメモ)週に一度「堀田の本音」として残しています。

毎日欠かさず40年以上続けていると、世の中の動き(時流)が良く分かる様になり、僕みたいに現場のお客様の声や売り場も含め、常に観察していると時流に敏感になります。

時流に適応する事は商売にとって凄く大切です。

時代遅れの商品や方法では売れません。

経営は「人」「モノ」「金」にプラス「情報」だと言われています。

「人」がどのようになるのか、「販売しているモノ」がどのようになっていくのか、「金」の動きはどうなって行くのかを見極めなければ経営は成り立ちません。

僕の場合、酒屋で創業したのですから酒の小売り免許自由化後どのようになるのか?先に緩和されたアメリカの消費の流れや業界はどのように変化したのか、仲間の酒屋が酒DSの展開に無中になっている時に大反対をしましたが、誰一人と僕の言葉に耳を傾けず、多くのお店が経営破綻しました。

業務用に注力した酒販店も合併を繰り返し、集約され、人手不足と飲み屋の衰退に加え、ネット通販の普及で重たいものや急ぐ時だけ配達されて大変だと思います。

為替の動きも重要で、円安と円高では異なります。為替を読み違うと業績が良い大手小売業でも予想外に業績が悪化し、経営基盤さえもゆがみます。

情報を読み取り、必ず現場の状況を確認する事は必須です。

状況と現場の動きがマッチすると間違いなくその方向に流れます。そんな意味では、直接お客様の消費動向が解る小売業は強いです。

僕は多くの酒屋がそろばん・電卓で計算して手書きの納品書に請求書を作成している時代に、独立の際に酒販店専用ソフト(販売管理システム)を販売情報とノウハウを提供するので格安で中古品を導入して使いこなしました。そして自ら共同仕入れのグループを発足させ、システム開発を依頼して酒販小売り免許自由化に併せ、まだクラウド型が無い時代に、仲間の酒屋や問屋に猛反対を受けましたが伊藤忠商事様に依頼してクラウド型システムを開発してもらいました。

時流に適用したわんまいるシステムを開発していなければ、弊社は生き残っていません。

伊藤忠商事から島根県を紹介された時に、これからは県産品ご当地グルメの時代が来る。その次に冷凍食品の時代が来る。そしてネット通販が普及すれば買い方や買うものが変わり、定期購入(サブスク)の時代が来る。市場が拡大になると大手が参入しにくい国産食材100%、食品添加物無添加など付加価値の高い商品を開発しないと生き残れないと時流を読みました。

創業地を離れ、梅田に移転したのも人手不足の時代が来て、主要ターミナル駅から近い勤務先でないと人が集まらない時代になると思っての事。製造も物流倉庫も広告も出来る限り外部に委託して最小限の人数で賄えるように経営しているのも時代を見据えての事です。

一部の商品を除き、国産食材100%、ご当地食材を使用したメニューを取り揃えたのも和食が世界で人気になって、今後は冷凍「BENTO」がグローバルに消費されていくようになると時流をみて思うからです。

社食のおやつオフィスグリコが普及し、冷凍庫を無償で貸し付ける置き型社食「オフィスおかん」に「オフィスやさい」がシェアを伸ばし、コロナで冷凍弁当が普及して「ナッシュ」の広告宣伝のお陰で「置き型社食」に冷凍弁当が利用されだしたので、弊社も食品無添加国産食材100%使用の「冷凍美食弁当」を社食向けに販売促進していきます。

これまで個人で買うには値段が高いから敬遠させていましたが、儲かっている企業で有れば国産食材で食品添加物無添加で美味しい方を選ぶはず。利用する社員も無料や半額で有れば品質と美味しさが高い方を利用されると思います。

「毎朝 新聞切り抜き」

これも商売繁盛の法則也。



 

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