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代表堀田が時流を読んで思いをぶつける!ホッタの本音 今週のレポートNO.1093

【中国の越境EC Temu(テム)」「SHEIN(シーイン)」日本でも利用広がる】
日本人学校に通うベトナム、中国、スリランカ、ネパール、バングラデシュ、彼らの身につけている服やシューズは殆どの生徒が「Temu(テム)」「SHEIN(シーイン)」という中国の越境EC企業で購入しており、「Amazon(アマゾン)」では買わない、 「Amazon、知らない」とのこと。 日経新聞によると、テム、シーインなどの越境ECは、中国の生産業者と直接取引し、中間業者を省き、「世界の工場」として蓄積された莫大な生産力を活用した中国ならではのビジネスモデルを作った。海外消費者には約7日で到着。小口貨物のため関税がかからない。欧米や東南アジアではテムやシーインなど中国越境 ECを締め出す動きも出ている。インフレに賃金アップが追いつかない多くの世帯で節約志向が高まり、リアル店舗もECもより店舗格差が拡大している。これまた時流。

【ファミマ時流適応 3月~11月期連結決算 売上1%減、利益62%増で過去最高】
ファミマ社長が交代してからMD強化し、プライベートブランドを次々と導入して利益改善。2024年3月~11月連結決算売上1%減だが純利益62%増、過去最高を更新した。少子高齢化により人口減少が続いて飽和状態に達し、既に大手商社系列3強に絞られたコンビニ業界、本業回帰で取扱商品を見直し、大手メーカー商品からプライベートブランドに切り換え利益率を改善させた。又、1日の売上も57万3000円と前年同期1万円上がった。これは単純に物価上昇によるもので、むしろ実質マイナスだ。但し、日販も利益も減少しているセブンイレブンに比べると奮闘しており、時流に適した運営だ。

【セブンイレブン 今度は「店内調理出来立てラーメン提供」を千葉などで実験販売】
このところ消費者アンケートでも評判が悪く業績が落ち込んでいるセブンイレブンジャパンは、企業価値向上にあの手この手と模索を繰り返しているが、どれもピンと来なく実績も今一。今回は、既にローソンが取り組んだ店内調理の実験を千葉など一部の店舗で行いうとリリース。先発のローソンも全国に普及しなかった事から当初は受けたが続かなかったと思うのに何故やるのか首をかしげる。まして持ち帰る間に麺が伸びるラーメンを何故発売するのか首をかしげる。駄目だこりゃ。。

【ローソンがスープにこだわって好調な238円の具なしカップ麺の第2段を発売】
ローソンは節約志向を取り込んだと言うか、一種ブームにもなって来たように思う「具無し食」。昨年10月に発売したスープにこだわった具無し「激辛味噌ラーメン」238円は通常の新製品に比べ1.5倍~2倍伸びたと言う。第2段は、「スープ激うま!札幌味噌ラーメン」と「スープ激うま!京都背油醤油ラーメン」の2品。大盛りの麺で具材を少なくした「超大盛のシリーズ」198円が販売好調。ローソンは節約志向に対応した低価格商品を充実させている。価格訴求か価値訴求か迷わず自社の路線をしっかり進む事だ。

【食材高騰「チャーシュー薄切り・麺減らし・食材変更限界」 ラーメン店倒産過去最多】
そう言えば、先日食べたラーメンにメンマが無く代わりに人参が乗っていた。具材は変わる事がありますと張り紙が張っていた。僕はチャーシューに食感の良いメンマとねぎを包んで食べるのが大好きなのでメンマが無いのは残念。前年に比べて海苔14%、メンマ9%、麺14%、ネギ29%、チャーシュー4%、お米や野菜はこれ以上に値上がりしている。売価アップが賃金同様に食材高騰に追いつかなく、駅そば店と同じくラーメン店の倒産はコロナ期間中より増えて過去最多となっている。外国と違い日本ではラーメンは大衆品。1杯1000円を超えるとたちまち客数が減る傾向が強いと言う。いかに1000円超えても客が食べに来るかを考える必要がある。そんな店は流行っている。

【お一人様先進国日本「まんが美味しんぼ」~「孤独なグルメ」へ時代の反映をみる】
「1人でいる方が好き」な人の比率は30年間で大きく伸びて5割を超えた。食事は特に一人が受け入れられやすくなった分野の1つ。気を使わず自由に豪快に好きなものを食べる。そんなひとりめしならではのよさを認識させる先駆けとなった漫画が「孤独なグルメ」で、ドラマになり普及し、海外でも放映されるようになった。しかも高級レストランでもこだわった料理や食材を使ったメニューでも無く、街の中の大衆の飲食店が対象で、バブル期に流行った「美味しんぼ」とは異なる。台湾版では「孤獨美食家」と訳され、「おいしいものがあれば人は孤独ではない」と言う意味。第二次インバウンドブーム再来においても日本人が普段食べている食へのニーズが高まっているとの事。普段使いの食事、おかずが人気になって来たとやよい軒など利用するインバウンド客が増えている。これまた時代の進化。素朴や懐かしいレトロブームにも注目。

【首都圏の倒産件数10年ぶりに3,000件超え 前年比11%増 資金調達 人手不足響く】
東京商工リサーチがまとめた2024年度の1都3県の倒産件数(負債1000万以上)が前年比11%増の3,025件で10年ぶりに3,000件を超えた。原因は、金利上昇による与信の低下で、借入返済が難しくなった。傾向として負債1億円以下が11%増で75%、負債10億円以上の大型倒産は14%減少し、全体の約2%と中小・零細企業の割合が増加している。サービス業が最多で約30%、建設業と卸売業が15%前後で、参入障壁が低いコンサルタント業や少子高齢化で経営環境が厳しい学習塾の倒産は過去20年で最多となった。

【日産自動車、ホンダとの吸収合併に向けて遂にリストラ生産部門6700人消滅】
45年前、一番乗りたかった車はセドリック。購入したのはフェアレディZ。その後大衆車カローラで一世風靡したトヨタがクラウンで追いかけて逆転。国内市場は少子高齢化と若者の車離れで販売台数は減少をたどり、世界的にEVが台頭し、米国のステラが先行したが昨年中国の価格攻勢にてステラさえ前年を割り込んだ。テレビや冷蔵庫など大型家電は中国勢が人気となり、大手量販店のPBの製造受託していた船井電機も昨年末に経営破綻した。遂に自動車産業もか。。

【カタログ テレビ通販大手ベルーナの株価が半年ぶりに値上がり。ホテル事業拡大で期待】
先日リタゲを見て初めてベルーナでハイネックセーターを購入すると、サイトのイメージとはかけ離れ3,850円送料別5千円近くするのに色もブラックではなく褪せて古着かと思う品質にがっかり。送られて来た段ボールの中には同梱紙媒体の広告が沢山入っていた。ECに押されてカタログ・テレビ通販は厳しいのだと直感していると、翌日の新聞にホテル事業拡大で収益が期待され半年ぶりに株価が上がったとの事。インバウンド客増加を見越したホテル事業参入はさすが。ただいつまで続くかが問題。こんな時に建てると償却するのは大変だと思う。。

【賃上げが進む企業への転職に拍車がかかり、中途求人倍率3倍越え、過去二番目に高い】
倒産件数が過去最高更新が続く中、業績が良く賃上げが進む企業へと人が流れ、辞められた企業は即戦力が欲しく2023年12月以来2番目の求人倍率3倍を超えている。特にインバウンド客が増加している宿泊・飲食・技術系のアウトソーシング人材サービスなど企業のデジタル化への投資が続いている事も背景にあると言う。


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