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代表堀田が時流を読んで思いをぶつける!ホッタの本音 今週のレポートNO.1094

【GMSも終わり、イオンでフードコートの飲食店が全て撤退して飲食できない状況に。。】
一世風靡したGMS(総合スーパー)国内最大手の「イオン」の一部の店舗で、フードコートに出店するテナントが全て撤退してゼロになる現象が起こり、飲食できないとSNSで話題となり、新聞などニュースでも取り上げられた。専門家は、来店客数が減少して採算が取れない為に撤退したと指摘する。正に時代を反映するファミリー世帯の減少に加え、節約志向に中間層が減り、格差が拡大してニーズの細分化しているのが原因。中間層を対象にした「マス」のビジネスの時流は終わり、「ニッチ」の時流へシフトした事を意味する。

【食材高騰と人手不足でラーメン店倒産過去最多の中で一杯1300円に行列が出来る店】
行き付けのラーメン屋のメンマが人参に変わるなど食材高騰と人手不足などから客数が減少し、ラーメン店の倒産が過去最多記録を更新している。そんな中でも僕の家の近くにオープンした「白湯らーめん 座銀 塚口町店」は、終日大行列が出来ている。倒産するラーメン店の特徴は、値段据え置きでメンマを人参に替え、ねぎやもやしを減らし、叉焼を薄くする等するだけで何も工夫も新メニューの開発もせずに、ただ具材を減らし値上げする。当然客は減る。如何に1000円を超えた価格でも食べに来てもらえるか工夫する。全ては味と見た目などメニューにある。僕も第一次ラーメンブームの火付け役となった「神座」や「藤平」「よってこや」などに関わった経験から、高くても客が来るには昼よりむしろ夜に来てもらえることに着目し、高級な器に豪華に見えるこだわり具材を使った盛り付け方や、セットメニューの充実が重要だ。この行列が絶えない「白湯らーめん 座銀」では、ねぎを油でカリカリに揚げて映えるように添える事で、見た目にインパクトを付ける。叉焼も麺の上ではなく鉢からはみ出るように垂らせている。叉焼に鶏のむね肉を加える事でボリュームを演出。更に、セットメニューは通常はハーフ炒飯やハーフ天津飯、又は唐揚げなのに”牛にぎり寿司2貫”がセットになり1380円だ。牛にぎり寿司と言えば高級焼肉レストランでしかお目にかかれないメニューが、ラーメン店で食べられる事から子供は大喜び、連れて行った彼女にも喜ばれる。ディナーにすれば凄く安く付くと言う事からSNSでも拡散し、行列が絶えないと言う事になる。

【日銀利上げにより住宅ローン返済は平均月8000円増。不動産ローン残高過去最高】
日銀が政策金利を0.25%引き上げ、年0.5%にすると決めた事で1年前に変動金利で4500万円を35年返済で借りた場合、月返済金額が8000円程増えると試算。現行のローン控除率0.7%を上回れば、支払金利が減税メリットよりも大きくなり、「借り得」がなくなるケースが増える。2024年9月末時点での不動産ローン残高は、28兆3千億円と過去最高を更新。資材や建築費に土地などの価格が上昇し、マンション・住宅の値段が高騰しており、このまま金利が上がれば日本型サブプライムローン破綻が懸念される。

【遂にマイナス25℃の無人冷凍倉庫を不動産開発の霧ケ関キャピタルが開設】
不動産開発の霧ヶ関キャピタルは、人工知能やロボットを駆使し、人手に頼らない冷凍倉庫を関越自動車道所沢インターの近くに開設した。パレットに荷物を乗せて入庫した後は一切人の手を介さずロボットが自動で保管場所まで運搬する。荷物のリアル管理システムとAIを組み合わせ、どのフロアのどの場所に空きスペースがあるかを判別し、自動で荷物の出荷をする。一般的には広いスペースで契約するが、パレット毎に期間限定で預かる事も可能。冷凍食品の需要拡大に大いに期待できる仕組みだと高く評価。

【1993年の「平成の米騒動」より高い「コメ」値上がり率過去最高前年比の3倍に。。】
コメ不足により従来のJAグループや産地の集荷団体以外にコメ卸や大手小売業、大手外食チェーン直接生産者からコメを買い付けるようになり、直接消費者に販売する生産者も増加。こうした事から新米が出回り始めた2024年10月上旬より更に値上がりしており、これまでとは逆の値動きをしている。農林水産省は健全な状況ではないとコメントし、備蓄米を放出する考えも示したが、自分さえ良ければ良いと言う「クローズド」の時流に入り、トランプ関税も発令され世界的にインフレは止まりそうにない。

【人手不足にも関わらず、複数内定で決められず? 大卒内定4年ぶりに前年比84.3%減少】
若い人材を採用しようとあの手この手で必死になっている企業側にも関わらず、政府は今年の春卒業予定の大学生の就職内定率が前年同期1.7%下がり84.3%だったと発表。1つに内定が多すぎて決められないと言う学生も多く混乱を招き、結果採用出来ない状況に陥っている。急いで就職しなくても大丈夫と考える学生も多いと言う。僕は5時半に梅田前に着き、オフィスに向かうが飲んだ帰りとバイトの帰りの学生など若い人たちをこれまで経験が無いほど大勢見かけるようになった。反対に、早朝出勤する高齢者の数も増えている。昼間はインバウンド客が増え、正に時代を物語っている。

【ソニーグループは冬のボーナスを廃止、若手を採用する為に基本給(初任給)を手厚く】
大手企業が一斉にベースアップに動き、基本給を高めて若手優遇し、人材の確保に懸命になっている中、ソニーグループは年収総額を維持した上で冬のボーナスを廃止し、月給割合を高め夏のボーナスにふりかえると発表した。こんなことをするから目先の初任給につられ学生は踊る。他の企業も真似る。不自然な状況になり、自分の所さえ良ければとクローズドな状況が広がり、大人は身勝手だと若い人から思われる。本当に能力があり企業や社会に役立ちたいと考える起業を目指す若者が増えている。大手企業の新卒の離職率は増えている。人が欲しいなら日本の大手企業は日本の大学に入りたい中国をはじめとしたアジア人を採用すればよいと思う。極端な初任給や基本給で釣る採用は辞めた方が良い。政府も一緒になったベースアップを唱えるより、行き過ぎた賃金体制にメスを入れるべきだと思う。こんなことしていると絶対におかしくなる。

【賃料・人件費・仕入・建築コスト高騰に既存店の売上伸びず飲食店出店計画大幅減少】
結局はこういう事になる。インフレによる節約志向と消費の多様化より、出店で売上を拡大して来た大手飲食チェーン店が苦境に立たされている。吉野家は出店計画を50%に、丸亀製麺は45%に、モスバーガーは50店舗を35店舗に、中華の日高屋は25%にと国内の出店計画を減らしている。そんな中でM&Aを積極的に行い地方都市へ出店を強める。そして成長するには海外への展開を加速せざるを得なく、上場企業は大変な時代になった。

【戻って来た中国人観光客。かつての爆買いは減り、高級品を購入、円安で中国より安い】
良いか悪いかは別にして、長く経済成長が停滞していた日本は円安も伴い中国を含むアジア等の主要都市でブランド品を買うより安いとかつてのLCCで来日し日用品や家電製品の爆買いは減り、高級ブランド品を購入する富裕層が増えているとクレカの購買情報から報道された。確かにドラックストアで爆買いする姿は見かけなくなり、ルイヴィトンやエルメス等の高級ブランドの袋を持ち歩く姿を良く目にするようになった。

【12月キャベツが2倍、コメは64%上昇、値上がりが続く消費者物価に商機を見る】
総務省が発表した2024年12月の消費者物価指数によると、生鮮食品が前年比17.3%上昇、生鮮食品を除くと12月は前年比4,4%、米は64.5%と過去最高の上昇率で、チョコレート30.6%、珈琲豆22.2%上昇した。消費支出に占めるエンゲル係数は約3割と食費が家計を圧迫し、節約志向が続いている。食料費を合わせて総合で3%上昇、電気とガス代補助が終了した影響が大きい。働く主婦やシニアが増え、一人二人世帯が増える中、材料から購入すると割高で手間を省け買い物に行かなくて済む冷凍おかずや、ご飯も付いた冷凍弁当の需要は益々高くなる。

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