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3.12025
2025年3月(339号) 「決意する」
1987年26歳。働いていた酒販店が経営する居酒屋の店長に抜擢され3年が経過。2人目の子供(長男)の出産を控え、給料が上がらないので親方(経営者)に談判すると、「堀田君が居酒屋に移ってから酒屋の業績が悪く、全体で利益が増えないから上げれない」と説明され、途方に暮れていた時に、心配してくれたアサヒビールの営業を通じ、某大手飲食店を紹介された。親友(現在、著名な飲食店舗設計会社創楽舎横井社長と、韓国 米国にも営業所を持ち製鉄工場も営む鉄鋼商社日世通商の平野社長)に相談すると、雇われではなく、独立を勧められ決意した。
1991年30歳。辺鄙な場所の9坪の自宅のガレージを店に改装した直営店は、開業4年目で約1,8億円売上げたが、社員に釣銭はごまかされたり、在庫を盗まれたり、店の金を持って車ごと逃げるなど人の採用に困り限界を感じ、酒屋仲間を集めた共同仕入・共同販売のVC(ボランタリーチェーン)の設立を決意。
1999年38歳。VCでは簡単に辞める、好き勝手にやる、挙句の果てに造反された。アサヒビールの勧めで、FC(フランチャイズ)契約に切り換え、事業本部設立を決意し、株式会社ファミリーネットワークシステムズを設立した。
2004年43歳。酒類小売業免許自由化になり、酒類の売上が激減。加盟店も減少する中で、対策として利益率の高い地域名産品の取り扱いへシフトする事を決意。各店で在庫は出来ないので、注文を聞いた分だけ納品する販売管理システム(当時なかった現在のクラウドタイプ)の開発を決意。伊藤忠商事に依頼して1.5億円投資して開発した。
2008年47歳。卵に豆腐に野菜まで様々な食品を取り扱ったが、採算が合う冷凍食品に絞り開発を決意した。
2010年49歳。単品のその都度購入では顧客の固定化が難しく、毎週継続して利用する冷凍おかずセットの定期購入「健幸ディナー」の販売を決意。
2012年51歳。地域密着の宅配FC事業開発の中止を決意。
2013年52歳。ネット通販事業に専念することを決意。
2016年55歳。創業地の西淀川区では人材の採用に限界を感じ、大阪駅前梅田に移転を決意。レビックキャピタルから出資を受け入れた。
2019年58歳。創業からの古い社員のリストラを決意。
2020年59歳。ネット通販BtB(卸・OEM・アライアンス)事業を決意。大手スーパー大手百貨店などと提携、東京電力ホールディングス株式会社とアライアンスを組み、国産お魚料専用サイト「ボンキッシュ」の運営開始。
2023年62歳。冷凍おかずのお試しセット発売の中止を決意。すると定期購入顧客獲得コストが3分の1に。値上げも決意。
2024年63歳。時代背景からIPOを目的とした売上拡大主義を辞め、分相応な規模の利益主義に徹すると決意をし、息子、孫、ひ孫への代々続く家業としての礎を作ることを決意し、レビックキャピタル保有株式を買い戻した。
2025年9月1日 独立創業37年を迎えます。
「決意する」
これまた商売繁盛の法則也。
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