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2019年12月(276号) 「目標を持つ事」

皆さん、目標を持っていますか?目標を持って生きていますか?人生の目標は何ですか?僕はこれまでの人生を振り返ってみるとその時々に「目標」を持ちひたすらその目標に向かって生きて来たから道を外すことなく商売を続けられ、先月10月28日で結婚して35年を迎えられたと思っています。

もし目標を持っていなければ、つまらない事で悩んだり、よけいな苦悩を背負ったり、失敗の度に絶望して横道に外れたり仕事を辞めたりしていたかも知れません。
僕は親父の顔を知らず、母方の祖父祖母に育てられ、小学校3年から新聞配達や鉱泉所(ラムネ・サイダー製造所)でアルバイトをしました。近所の子供が家族と一緒に縁日や旅行に行く姿をいつも羨ましく眺めていました。そして早く商売して稼いで家族を築いて縁日や外食や旅行に行こうと目標を待ちました。だから高校3年間酒屋でアルバイトをしてそのまま酒屋に就職し、お金を貯めて23歳で結婚して27歳で独立開業を果たせたと思います。

独立開業した際は周りから直ぐに潰れると陰口を言われたものです。今から思えば辺鄙な場所で9坪の建売住宅の一階のガレージで店と見立てて開業したのですから、誰の目から見てもまさかこの立地の小さな店舗で2億5千万も売るとは今から思うと想像が尽きません。独立した際の目標は西淀川区で1番売る店になる事で、一般家庭では断トツの1位。元々独立する前から自宅と住まいは別で、ネクタイしてスーツで自宅を出るのが目標でした。その為には店を移転して会社組織にしなければなりません。酒屋は免許制度で店舗展開が容易ではないから当時流行っていたVC(ボランタリーチェーン)本部を設立し、全国展開して酒米の宅配チェーン日本一を目標に掲げました。しかし強制力がなく曖昧な契約の会費制のVCは造反が相次いで長くは続きませんでしたが、目標を持ち続けていたお蔭で某ビールメーカーさんからの提案を受け入れ、FC契約に切り替えて特約の問屋と業務提携して全国展開し、一般家庭を対象にした酒米宅配供給高トップクラスに育てました。

そして酒免許自由化対策として次に掲げた目標は、買物に不便を感じている高齢者を対象に自宅に居ながら全国の旨いものを一品からお届けする加盟店様無在庫販売の実現です。加盟店、社員、協力卸さんからもそんなのは無理!と言われましたが実現させ、しかも有り得ない事に経済産業省からベストプラクティスとし認定戴き、経済産業省のサイトでも公開されました。そして高齢者のみならず妊婦さん、子育てママ、働く主婦までを対象にしたネット通販への取組み、更に夕食おかずミールキットの店頭販売へと後世に残る冷凍おかずセットのパイオニアメーカーを目標に掲げて取り組んでいます。
目標達成への信念を持ち、何があっても諦めず、悲しまず、恐れず、怒らず、多くを犠牲にしてまでも、目標達成に向けて日々元気で明るく前向きに生きていけると思っています。
目標を持つ、これまた商売繁盛の法則也。

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