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3.102021
プロが語る「食品通販」の世界 vol.030
まずは「新規客の集客」を!「検索エンジン経由で集客する手法」からスタート!
今回のコラムから話を戻し、再びネットショップにおいて最も重要な「新規客の集客手法」についてお伝えしていきます。ネットショップの新規集客における「優先順位付け」は、以前にお伝えした通りです。まずは、「1.Yahoo!やGoogleといった検索エンジン経由で集客する手法」からスタートし、十分な集客数を確保できない場合は「2.Yahoo!やGoogleといった検索エンジン以外から集客する手法」を足していくことが基本となります。
1.Yahoo!やGoogleといった検索エンジン経由で集客する手法
(1)SEO対策
(2)リスティング広告
2.Yahoo!やGoogleといった検索エンジン以外から集客する手法
(1)メディア(4大メディア)
(2)プレスリリース
(3)実店舗からの誘導
3.どちらにも影響を与える手法
(1)ブログ
(2)アフィリエイト
1.Yahoo!やGoogleといった検索エンジン経由で集客する手法
(1)SEO対策
以前のコラムにて、検索エンジン経由の対策の1つ目である「SEO対策」まで解説しました。SEO対策は検索エンジンの検索結果上位に、自らのネットショップを表示させる施策です。SEO対策には、内的SEOと外的SEOがあり、内的SEOとは「自社の内部で完結するSEO対策」のことであり、外的SEOとは「自社以外のサイトも関係するSEO対策」のことです。主な対策としては、以下になります。
- ①【前提】自社にとって重要な「単品レベルワードは明確か?
- ②【内的SEO】キーワード、タイトル、ディスクリプションは最適化されているか?
- ③【内的SEO】TOPページキーワード数は競合に比べて十分か?
- ④【内的SEO】インデックス数は競合に比べて十分か?
- ⑤【外的SEO】被リンク数は競合に比べて十分か?
- ⑥【外的SEO】Googleページランクの高いサイトからの被リンクはあるか?
- ⑦【管理】検索順位の定点観測を行っているか?
SEO対策は、ネットショップの集客策において最も基本となる施策です。検索エンジン経由で集客する手法にはリスティング広告もありますが、リスティング広告は費用が発生しますし、中長期的に入札価格競争になることは必至です。つまり、最終的には大企業にとって有利な集客策なのです。それに比べ、SEO対策は金額的な問題だけでなく、積み重ねた努力が評価されます。中小企業にとっても、全く不利ではない施策と言えるでしょう。
(2)リスティング広告
本コラムより、検索エンジン経由の対策の2つ目である「リスティング広告について解説していきます。リスティング広告には、検索エンジンで検索されたキーワードにマッチした広告が表示される「検索連動型広告、設定した特定のターゲットに広告が表示される「ターゲティング広告」の大きく2種類があります。どちらも、消費者の関心に連動した広告配信が可能なため、「見込み度の高い顧客を獲得することができます。以前はリスティング広告=検索連動型広告という形でしたが、最近ではFacebook、Instagram、LINEといったSNSの広告が拡大し、ターゲティング広告の重要度が上がっています。ネットショップの新規集客において、広告ではリスティング広告が最大の市場規模となっており、有効活用は必須と言えます。リスティング広告に関しては、以下の5点を見直していただきたいと思います。
- ①【前提】転換率は担保できているか?
- ②【前提】売るべき商品に送客できているか?
- ③【広告】広告媒体は適切か?
- ④【広告】広告内容は適切か?
- ⑤【売場】ランディングページは十分な要素、構成になっているか?
①【前提】転換率は担保できているか?
最初に確認すべきことが、「①【前提】転換率は担保できているか?」です。ネットショップにおいては、転換率1%を担保できるか否かが大きな分岐点となります。リスティング広告は、基本的にクリックされた際に広告費が発生する「クリック課金型」の広告です。1クリックあたり30円のコストがかかる場合、転換率1%ということは100人に1人が購入するということですので、CPOが3,000円/件ということです。
CPOとはCost Per Orderの略であり、「新規客1件を獲得するのに必要な販促費」のことです。ネットショップの新規集客において最も重要な数値であり、当然低いCPOで新規客を獲得できた方が、投資回収は早くなります。このCPOに大きな影響を与えるのが転換率であり、上記の事例で仮に転換率が0.5%であれば、CPOは倍の6,000円/件になってしまうことになります。
リスティング広告経由での転換率が1%を担保できていれば、特に問題はありません。1%を担保できていない方は、その要因を探る必要がありますので、②以降の検証を行っていきましょう。
次回のコラムでも、引き続きリスティング広告の重要ポイントについてお伝えしていきます。
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