皆様に合った型は見つかりましたか？成功する「3つの業態、6つの型」

2回に渡り、「食品ネットショップで成功する3つの業態、6つの型」について解説してきました。今回が、このお話の最終回になります。食品ネットショップにおける流通金額の50％を占めるのは自社サイトであり、自社サイトでは「どんなお店なのか？」という「店の体（てい）」が問われます。その部分で支持されるのが、「食品ネットショップで成功する3つの業態、6つの型」なのです。

1. ①業態1：リピート型通販　型1：お試し→定期購入
2. ②業態1：リピート型通販　型2：いきなり定期購入
3. ③業態2：カテゴリーキラー(分類専門店)　型1：メディア強化型・単品突破型
4. ④業態2：カテゴリーキラー(分類専門店)　型2：ギフト・イベント強化型
5. ⑤業態2：カテゴリーキラー(分類専門店)　型3：一番店型
6. ⑥業態3：用途専門店

ショッピングモールに依存せず、自社サイトを中心とした儲かるネットショップ事業を築くためにも、絆会員の皆様にはしっかりと「どんなお店なのか？」という「店の体（てい）」を追求していただきたいと思います。前回のコラムでは、④業態2：カテゴリーキラー（分類専門店）　型2：ギフト・イベント強化型まで解説しましたので、今回は⑤業態2：カテゴリーキラー（分類専門店）　型3：一番店型からスタートしたいと思います。

業態2：カテゴリーキラー（分類専門店）　型3：一番店型

前回に続き、「カテゴリーキラー（分類専門店）の業態です。商品には、「商品分類」と「商品属性」があります。製品として所属しているカテゴリーが商品分類、客層や用途などの特性が商品属性です。
【カテゴリーキラー(分類専門店)】とは、ある商品分類に特化した専門店のことです。昨今の専門店ブームもあり、ネットショップにおいても非常に支持されやすい業態となっています。そんなカテゴリーキラー（分類専門店）の中でも、一番店としての実績を訴求するのが型3：一番店型です。この型の特徴は、「実績の訴求」にあります。つまり、そのカテゴリーにおいて一番店である「客観的なデータ」を明示することによって、新規客の不安を払拭し、既存客のロイヤリティを上げ、売上を積み上げていく型になります。新規客は購入に対する「不安」が大きいため、一番という実績の訴求は特に有効なものです。

業態3：用途専門店

業態の3つ目は、「用途専門店」です。商品には商品分類と商品属性があり、カテゴリーキラー（分類専門店）はある商品分類に特化した業態でしたが、用途専門店は商品属性に特化した業態となります。例えば、チーズケーキであれば、「ケーキ」「チーズケーキ」「レアチーズケーキ」といった商品分類ではなく、「30代女性向き」「パーティー用」「3,000円予算」といった商品属性に特化しているということです。
用途専門店については、実際の事例を見た方がイメージは湧くでしょう。

3回に渡って、「食品ネットショップで成功する3つの業態、6つの型」を解説してきました。
ネットショップは「1つのお店」であり、全国商圏だからこそ尖ったコンセプトの方が支持されます。ぜひ、「どんなお店なのか？」という「店の体（てい）」を明確にしていただきたいと思います。