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3.262018
【NEW】プロが語る「食品通販」の世界 vol.001
食の業界に生きる企業、人に対して、強みを活かすコンサルティングを提供する。
今月より、「絆Webかわら版」で執筆させていただくことになりましたリライズコンサルティング株式会社の中山裕介と申します。私は、株式会社ファミリーネットワークシステムズ様の社外取締役も務めております。絆会員の皆様のお役に立てる情報を包み隠さず発信していきますので、どうぞお付き合いいただければと思います。
弊社は、2015年5月に創業したフードビジネス専門のコンサルティング会社です。社歴も浅く、まだ小さな規模ではありますが、大きな志を持ったメンバーで構成されています。弊社のミッションは、「各企業、各個人の本来的価値や価値観=強み」を引き出すことで支援先の即時業績アップを達成すること。そして、そんなコンサルティング活動を通して、日本に「豊かさ=選択肢の数」を提供することです。
弊社のコーポレートスローガンは、「食に生きる、企業と人を活かす」。これには、2つの想いが込められています。1つは、「食の業界に生きる企業、人に対して、強みを活かすコンサルティングを提供する」ということ。もう1つは、「弊社自身が食の業界に生き、弊社という場、弊社のメンバーを活かしていく」ということ。食の業界に生きる覚悟を決めている我々だからこそ、提供できるものがあると信じて日々頑張っています。
リライズコンサルティング株式会社オフィシャルサイト
ライフサイクルの成長期にあるチャネル・客層を活用し、即時業績アップを達成する。
弊社のミッションに「即時業績アップ」というキーワードが入っていることもあり、我々に求められるのは即効性のある業績アップ策になります。実際、支援先の多くが即時業績アップを達成できているのですが、厳しいと言われる食の業界において、なぜ即時業績アップが達成できるのでしょうか?実は、答えはとても簡単なのです。それは、「伸びている市場」に参入し、「市場と一緒に成長を遂げている」からです。
例えば、一般消費者向けのネットショップ(インターネット通販)。経済産業省が発表した最新のデータでは、平成28年の市場規模が15.1兆円まで拡大しています。市場規模よりも重要なのは、その伸び率です。実に、前年比109.9%ということで市場がほぼ10%拡大したことになります。つまり、ネットショップを行っている企業において、前年比10%で拡大するのは当然のことなのです。市場自体が拡大しているのですから…。(図参照※画像をクリックで拡大します)
さらに、業界別のネットショップ市場規模も発表されています。経済産業省の区分では「食品、飲料、酒類」となっているのですが、食品、飲料、酒類のネットショップ市場規模は1兆4,503億円、前年比110.2%となっています。毎年、毎年、10%以上の成長を続けており、全市場規模のうちネットショップで取り引きされている金額の割合を示す「EC化率」も2.25%になりました。つまり、世の中で取り引きされている食品、飲料、酒類の2.25%はネットショップで取り引きされているということです。(表参照※画像をクリックで拡大します)
このように、伸びている市場に商売を合わせれば、即時業績アップを達成することは容易なのです。全ての業界、商品は、ライフサイクルという曲線を辿ります。食の業界は歴史の長い業界であり、ほぼ全ての商品がライフサイクル上の安定期に位置し、市場は横ばい~微減といった状況にあります。そんな市場の中で、どれだけ業績アップを図ろうと努力しても実りは小さいものです。そもそも、市場が縮小傾向なのですから…。
そこで、発想を変えるのです。同じ商品であっても、それを市場が伸びている成長期の分野で販売する。現在、食の業界で成長期のチャネルは「ネットショップ」「宅配」「輸出」「越境EC」、成長期の客層は「シニア」「共働き世帯」「子供(特に乳幼児)」です。そのような成長期のチャネル、成長期の客層であれば、市場が勝手に伸びているのですから、業績アップのための努力も実り多きものになります。(表参照※画像をクリックで拡大します)
「何を売るか」ももちろん重要ですが、「どこで、誰に売るか」にも着目してみましょう。
その視点を持ち、そこに成長期のエッセンスを取り入れれば、思いのほか業績アップを達成することは難しくないでしょう。
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