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プロが語る「食品通販」の世界 vol.007

ネットショップ参入前に要チェック☝
特に重要な「5つの覚悟」とは?

前回のコラムでは、ネットショップ参入前に知っておくべき「ネットショップの基本」について解説しました。
(※前回の記事はコチラ)

  • 「成長市場」なので新しいことを否定しないこと
  • 「大商圏」なのでお取り寄せする価値があるものを販売すること
  • 「初期投資」が低いのでローコストで参入すること
  • 「固定費」が低いので売上と人件費のバランスを意識すること
  • 「アウトソーシング」が基本なので積極的に利用していくこと

この5点です。
これからネットショップへ参入する方はもちろんのこと、
売上の伸びに悩んでいる方も再度この5点を見直すようにしてください。

さて、ここまでの6回のコラムで、ネットショップの市場や特性についての理解が深まってきたかと思います。

今回は、「特に重要な5つの覚悟」と題して、参入する際の「心構え」について説明していきます。
売り物や売り方以前の問題として、覚悟で大きく差がつきますので、
絆会員の皆様には正しい覚悟を持っていただきたいと思います。

1.ネットショップは「全国に向けて店を作ること」だという覚悟

ネットショップ参入の際に、ホームページを製作することになりますが、このホームページは「店」です。
まずは、この認識を持つことが重要です。
店ですので、店舗名も重要ですし、看板(=ヘッダー)も重要ですし、売場作りも重要ですし、POP(=バナー)作りも重要です。
基本的には、実店舗を出店する時と同じ考え方です。
そのため、担当者任せにせず、経営者が主体的に関わって、ネットショップという店を立ち上げることが重要なのです。

2.店を作るのだから「当然、店長が必要である」という覚悟

店を作る以上、当然ですが「店長」が必要になります。
私がコンサルティングを行う際は、必ず専任の店長を置いてもらうようにしています。
では、どのような店長を選ぶべきなのでしょうか?
実は、この部分で大きな過ちを犯してしまう経営者の方が多いのです。
店長を選ぶのですから、パソコンのスキル等はほぼ関係ありません。実店舗の店長を選ぶ際に、POPの作成がうまいという理由で選ばないのと同じことです。
つまり、実店舗の店長を任せてもよいと思う人間が、ネットショップにおいても店長候補ということです。
パソコンのスキルやネットショップの知識は、後から身に付ければよいのです。
また、全国を対象とした店になりますので、当然ですがエース級の人材を登用すべきです。
「何をするか?」よりも「誰がするか?」によって、大きく業績が変わることを皆さんは経験したことがあると思います。
店長の選定は、最も重視すべき内容と言えるでしょう。

3.時流に乗った事業に取り組むのだから「新しいことを否定しない」という覚悟

前回のコラム(※前回の記事はコチラ)でお伝えした通り、ネットショップ市場は前年比109.1%で成長している市場です。
そのため、新たなサービスが次々に生まれ、新たな購買行動を生み出します。
「スマホなんて見にくいし、誰が買い物なんてするんだ!」そんなことを言っていたら、当然成功はできません。
今後、あらゆる物がインターネットに繋がる時代となります。
そのような「変化」を前向きに捉え、商売に活かしていく姿勢が重要なのです。

4.新規事業なのだから「当然、先行投資が必要である」という覚悟

経営者の方から、よくこのようなお話を聞きます。
「とりあえず、安くホームページを作るか!」…確かに、実店舗を出店するのと比較すれば、ネットショップの出店は低投資です。
しかし、出店したところで人の目に触れるでしょうか?
実は、自社のネットショップを見ているのは自分だけ…なんていうこともあります。
人の目に触れるために販促費をかけていくのがネットショップですから、「先行投資」が必要であることは覚悟しておきましょう。

5.新規事業なのだから「経営者が主体的に関わる」という覚悟

何らかの新規事業を立ち上げる際、中小企業であれば必ず経営者の方が主体的に関わっていると思います。
しかし、ネットショップという新規事業の立ち上げにおいては、経営者の方のインターネットに対する苦手意識からか、「担当者任せ」になってしまう会社が多いものです。そんなことでは、当然成功はできません。
他の新規事業の立ち上げと同様、経営者の方が主体的に関わる覚悟を持つことが重要です。

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