３．どちらにも影響を与える手法

引き続き、「アフィリエイトに関する取り組み事項12点」について解説していきます。

アフィリエイトのポイント10つ目は、「⑩【施策6】有力サイトへのレビュー依頼を検討しているか？」です。
ポイントの７つ目として、「⑦【施策３】料率変更等で本人申し込みを促しているか？」という疑問を投げ掛けました。「使用したことのない商品をページ情報を基に紹介すること」と「使用したことのある商品を自分自身の体験を基に紹介すること」であれば、圧倒的に後者の「使用したことのある商品を自分自身の体験を基に紹介すること」の方が説得力はあり、訴求力も強くなります。そのため、アフィリエイターだけが購入できるショッピングモールを有効活用することが重要だということでした。
しかし、これはあくまでアフィリエイターの自主性に任せた施策です。こちら側からショッピングモール内で露出することはできても、特定のアフィリエイターに対してアプローチすることは不可能です。
これに対し、最近では特定のアフィリエイターにアプローチできる施策がサービス化されています。芸能人や有名人がブログやSNSにて商品の紹介を行っているのを頻繁に見かけますが、これらもこういった施策の場合が多いのです。
皆さんは、有力サイトへのレビュー依頼を検討しているでしょうか？このようなサービスを利用するメリットは、直接的な売上アップ（新規客獲得）だけではありません。
有力なアフィリエイターというのは、サイト閲覧者に対して商品を紹介する能力に長けているのです。そのようなアフィリエイターに商品の紹介をしてもらうのですから、商品紹介手法を自社のノウハウとして蓄積することができます。それを自社の商品ページに活かせば、転換率をアップすることも可能でしょう。
売り手である自社は、どこまでいっても顧客視点に立つことはできません。そのような顧客視点を有力なアフィリエイターに学ぶことができるのです。

⑪【施策7】アフィリエイト会社が提供している広告を検討しているか？

⑫【施策8】アフィリエイト会社との関係構築を行い、イベントや有力サイトの紹介を受けることができる状態にあるか？

アフィリエイトのポイント12つ目は、「⑫【施策8】アフィリエイト会社との関係構築を行い、イベントや有力サイトの紹介を受けることができる状態にあるか？」です。
アフィリエイトを開始すると、アフィリエイト会社側に自社の運用担当者が設定されます。運用担当者は、様々な施策を行う際にアフィリエイト会社側の窓口となる人物です。そのため、この運用担当者とどのような関係を構築するのかが非常に重要なのです。
運用担当者は多くのサイトを抱えているため、実際には一部のサイトのフォローしかできていないという現状があります。つまり、自社がそのフォローされる一部のサイトになることが重要なのです。ポイントの5つ目「⑤【施策１】アフィリエイターへのメール告知は適切か？」で述べた通り、コミュニケーションを強化するポイントは「頻度です。これはアフィリエイターに対してだけでなく、運用担当者に対しても同様なのです。相手も人間ですから、頻繁に連絡し、多くの相談を持ちかければ、自社をフォローしたくなるのです。
運用担当者と関係の構築ができれば、優先的にイベントの案内をもらったり、有力なアフィリエイターを紹介してもらったりといったことが起こります。最も重要なポイントであると言っても、過言ではないでしょう。
皆さんは、運用担当者との関係構築を行い、イベントや有力サイトの紹介を受けることができる状態にあるでしょうか？売上目標などの数字も共有すれば、より強い人間関係が構築できることでしょう。

複数回に渡り、「アフィリエイト活用のメリットとポイントをお伝えしました。アフィリエイトは、ネット内における検索エンジン外マーケティングの代表的な施策です。企業としてのアフィリエイト活用をここまで体系立ててまとめた資料は存在しないでしょうから、知識としてはトップレベルの情報を提供できたと思います。ぜひとも、この情報を実践へと役立てていただきたいと思います。

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