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廣瀬先生の徒然日記 vol.013

みなさん!いよいよ蟹(ズワイガニ)の解禁日が近づいてきましたね!

鳥取、城之崎、福井、金沢は11月6日が解禁日です。香住で取れる蟹だけは9月が解禁です。
なんでも生息している深さが違うからだとか。
鳥取や城之崎の蟹は200から400メートル。香住の蟹は500から2,500メートルなのだそうです。


ズワイガニは水揚げされる場所によって、名前が変わり、それぞれブランド蟹である証のタグがついています。
京都北部の丹後半島にある間人(たいざ)港の間人ガニは緑色のタグ、兵庫県北部(但馬地方)豊岡市の津居山港(ついやまこう)の津居山ガニは青色のタグ、越前港や三国港など越前海岸にある主要港の越前がには黄色いタグ、石川県内の加賀、能登の漁港や橋立漁港、金沢港などの加納がには青いタグ、鳥取松葉ガニは白いタグなどです。
これらは雄蟹で、雌蟹も地域で名前が異なります。これだけ、地域によって名前が変わる食べ物は珍しいですね。
(参考)ズワイガニのブランド種類とタグの色【一覧表】


私は11月に金沢で、12月は島根なので、それぞれ蟹を食することになるでしょう。
もう、今は忙しくて忙しくて、11月から12月の旅行が楽しみです。
蟹の季節の初めは、宿泊費も高いので、なかなか旅行しにくくなりますが、穴場を見つけて旅行するのも楽しみの一つだと思います。


今は、蟹を食べることができるようになった私ですが、子供の頃は食べることができませんでした。甲殻類にアレルギーがあったんです。今も体調が悪ければ、食べませんし、殻から身を解す作業もしません。手が腫れてしまって…
甲殻類(蟹やエビ)アレルギーは牛乳などのアレルギーと違って、乳幼児に発症するのではなく児童の頃から徐々に症状を現す人が増え始めます。食物として食べるだけではなく、接触することでも症状が現れることがあります。
甲殻類アレルギーの原因は「トロポミオシン」という蛋白質で、加熱しても効力が失われないという点があるため、生食として食べることだけを避けて解決できるアレルギーではありません。甲殻類アレルギーは発症までの時間が短い即時型食物アレルギーのためアレルギーを持っているかどうかがわかりやすいです。私のように、アレルギー症状が残ってしまう場合もありますが、子供の時にアレルギーで食べることができなくても、大人になれば食べることができるようになる場合もあるので、アレルギーのお子さんがいても、あんまり心配しないでくださいね。

食物アレルギーについて

といっても、食物アレルギーには、治りやすい食物アレルギーと治りにくい食物アレルギーがあります。
また、食物アレルギーの経過は個人差があります。特定の食物に対するアレルギーが長く続くこともあります。
たとえば、乳幼児期にあらわれた食物アレルギーの多くは、成長とともに食べられるようになっていく可能性が高いことがわかっています。
乳幼児期にみられる食物アレルギーで最も原因となりやすいのが小麦、鶏卵、乳製品です。これらの食物アレルギーの場合は成長とともに治りやすく、3歳頃には約50%、6歳頃になると約80%のお子さんが食べられるようになるといわれています。
一方、学童期から成人期になって初めてあらわれる食物アレルギーの場合は治りにくく、長く続くこともあります。このような食物アレルギーの主な原因食物は、魚類、そば、甲殻類、果物類、ピーナッツなどです。食べられるようになったかどうかは食べてみないとわかりません。そのため、定期的に特異的IgE抗体検査を行い、その結果を参考に食物負荷試験を実施して食べられるようになったかどうかを判断していきます。

ちなみに、食物アレルギーとは、特定の食物が原因でアレルギー反応が起こり、じんましんや呼吸困難などの症状が出ることをいいます。日本では1歳未満のお子さんの約10%、3歳のお子さんの約5%、学童以降のお子さんの1.3~2.6%が食物アレルギーであると報告されています。食物アレルギーの原因は、その食物に含まれる蛋白質です。しかし、食物の蛋白質すべてがアレルギーを引き起こすわけではなく、たとえば消化されにくい蛋白質などが、原因になりやすいと考えられています。

蟹の効能…こんないいことも

こんな、アレルギーを引き起こしてしまう可能性のある蟹ですが、とっても良い事もあります。
ズワイガニの身は、ビタミンB12が含まれており、赤い色はアスタキサンチンという色素です。ビタミンB12は、赤血球のヘモグロビンを作るために必要ですので、貧血の改善や予防に最適な栄養素です。
また、神経細胞の核酸やたんぱく質を合成、修復にかかわっており、脳からの指令を正常に機能させる働きもあります。 アスタキサンチンは、 カロテノイドの一種で β-カロテンやリコピンなどの仲間です。 高い抗酸化作用をもっていて、紫外線や脂質過酸化反応から生体を防御するといわれていますのでスキンケア用品に入っていたり、眼精疲労の改善、目の調節機能の改善の効能があるといわれています。

そして、蟹など甲殻類の殻などに含まれるキチンやキトサンは、健康食品として注目されています。自然治癒力を高めることで、さまざまな病気を予防し、症状を改善するといわれており、がんの抑制効果については、転移を防いだり、がんを小さくすると言われています。また、消化液の胆汁酸を排泄するので、コレステロール値を下げ、塩分中の塩素を腸管内で吸着し排出するので、高血圧を予防します。そのほか、小腸内で脂肪に結合して脂肪の吸収を阻害するため肥満も防止するといわれています。このキチンやキトサンを材料にした素材は、人工皮膚・外科用縫合糸に利用されたり、抗菌・抗カビ性があるので食品保存料・抗菌性繊維製品に加工されています。さらに、キチンを塩酸などで分解すると、グルコサミンを得ることができます。グルコサミンは健康食品では、良く聞く名前ですよね。関節痛に効くとか効かないとか。。。個人差があるようなので、1ヶ月を目処に痛みを具合を見ながら飲んで、痛みが和らぐなら継続し、ダメなら中止して他の治療法を探しましょう。
いずれにしても、健康食品は、かかりつけ医師と相談して、有効活用するのがいいですね。

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