新着メディア情報

廣瀬先生の徒然日記 vol.007


どんどん気温が高くなり、山菜などが芽を出し始め、春を感じるこのごろ。スーパーで販売されている山菜(ふきのとう、たらの芽、ウルイ、セリなど)は、多くが栽培物なので、たまには自分で採ってきたいと思います。
今のところ、4月初旬と5月初旬に山菜とりの予定です。仕事が入ってしまわないように、「私は休むから!」と常に主張しています。うっかりすると、いつの間にか会議が入ってしまいます(泣)。
春の山菜は4月から5月がピークになると思いますが、植物の種類や地域によって、少しずつ採取の次期がずれるので、
何種類か楽しむ事ができればと思っています。

【ここで山菜採りについて。。。】

山菜とりは楽しいですが、いくつか注意点やマナーがあります。
例えば、食する事のできる山菜には様々な種類があり、それぞれ採れる時期や生える場所、気を付けるべき毒草との見分け方が違うため、採取には気を付けなければなりません。
また、人気や需要の増大で乱穫され、自然の再生産が追いつかなくなり、姿を消しつつあるものや、心ない採集者のために深刻な自然破壊を起こしている事例が報告されています。
この他にも、いくつかあるので、山菜取りする際には参考にしてくださいね。

【マナーと注意点】

  1. 食べることが可能な植物と食べることができないものがある。※毒をもった植物があるので、素人がむやみに採取して食べない。
  2. 自然環境保護のために、むやみに採取しない。次期の繁殖のために、食用に適さない大きさのもの(大きすぎるもの、小さすぎるものなど)を採取しない。
  3. 私有・公有問わず「関係者以外入山禁止」や「動植物・鉱物採取禁止」の山に入り、山菜の採取をしない。
  4. 慣れない山への入山は控えるか、入山する場合はしっかりと計画を立てる。
  5. 熊やイノシシの遭遇に備える。

【山菜とりに必要な道具と服装】

  1. はさみ(私はキッチンバサミを持って行きます)やナイフ。
  2. バケツや籠、リュックタイプなどのシッカリした素材のバッグ(棘のあるものや、山菜を取ったときに切り口ができるものを入れるのに便利です。また背負うタイプだと両手が使えるので便利)、ビニール袋(葉物などを入れる)
  3. 虫除けスプレー(この時期は、蚊はでないですが、他の虫やダニよけになります。特にマダニは感染症を発症するので気を付けましょう)
  4. 携帯電話や充電器(一緒に行った人とはぐれる事や、遭難に合うことも考えて)
  5. 鈴やラジオ(熊よけや、人とはぐれないようにするため)
  6. 軍手、帽子(素手で採取しない。日焼け止め)
  7. 長袖、長ズボン(植物に触れる事によるカブレや、虫除けになります。袖口や足首、襟元の空いていない物を選びましょう)
  8. ウインドブレーカーやジャンパー(急な気温の変化のために)
  9. 登山靴やトレッキングシューズ(山に入るのに適した靴にしましょう。湿地や川辺に行くなら、長靴を用意すると良いです)
  10. 服の色に気を付ける。(もしも、遭難した時など、人に探してもらいやすくするためには、自然界に無い色の服や帽子、バッグがベスト。ショッキングピンクとか、真っ青で光沢のある青とか。他の色でも蛍光色は自然界に無いから見つけてもらいやすいですよ)ちなみに、私はショッキングピンクのパーカーと蛍光色イエローの鞄を山歩き用に持っています。派手でしょ?(笑)…絶対見つけてもらえると思う

  11. ところで、みなさんは「山菜」をどう料理していますか?

    山菜はいつも天麩羅、菜の花やウルイは和え物くらいしかなさそうと、案外困っている人がいるかもしれませんね。山菜は、灰汁(アク)が強いので、油を使った料理なら案外いろいろとできるし、菜の花は比較的灰汁が少ない方ので、扱いやすいよね。

    そう、例えば、フキノトウは「フキノトウ味噌」か「天麩羅」が定番ですよね。「フキノトウ味噌」は、冷蔵庫で1週間から10日ほど保存可能ですからね。でも、いくら美味しくても毎日ごはんのお供は飽きちゃうから、「フキノトウ味噌」で、パスタソースにしたり、タルタルソースに入れたり、フキノトウ味噌バターにしたりアレンジしてみましょう。それに、フキノトウは油で処理するのがいいから、アヒージョにするのもお勧めです。天麩羅なんかより、簡単!
    料理は時短よ♪

    「フキノウトウ味噌」アレンジワンポイント☝

    『フキノトウ味噌バター』…無塩バターを使いましょう。(有塩だと塩辛くなりすぎる)
    『フキノトウ味噌タルタルソース』…市販のタルタルソースや自分で作ったいつものタルタルソースに加えるだけ。マヨネーズにフキノトウ味噌を加えるだけでもよい。
    『アヒージョ』…小さめのフライパンにニンニクとオリーブオイルを入れ、材料(ふきのとう、たらの芽、マッシュルーム、海老、たこなど)を入れ弱火で煮る。※この時オリーブオイルは材料がひたひたになるくらいの量。最後に塩胡椒とパセリを散らしてできあがり。


    菜の花は、和え物やパスタに入れたり、炒め物にしたり使いやすいよね。
    今回は「豆腐の卵よせ」にしてみました。見た目、かわいいでしょ!
    実は、めっちゃ簡単にできるんだよね。それでは作り方を発表!

    ちょー簡単♪『豆腐の卵よせ』の作り方

    1. 豆腐をぐちゃぐちゃにつぶしておく
    2. 卵を加えてシッカリ混ぜておく
    3. おわんにラップをしく
    4. ゆでた海老とゆでた菜の花、ソラマメを「1」に混ぜ、そこに「2」を入れる
    5. ラップに「4」をのせ、輪ゴムでしっかり閉じて丸い形にする
    6. 「5」をゆでて固める
    7. 固まったら、おわんに移す(このとき、絞ったほうが下になるように)
    8. あんをかける(今回は、出汁・しょうゆ・ゆず胡椒を使い片栗粉でとろみをつけたもの)
    9. 最後に、ゆでたウルイと菜の花をかざって完成♪


    【ここで本題】 栄養的な話をすると。。。

    フキノトウはカリウムを多く含んでおり、塩分(ナトリウム)を排泄する役割があるので、高血圧に効果があるし、足のむくみをとる効果があります。ただし、腎臓病などカリウム制限がある人は、気を付けてね。香成分はフキノイドといって、胃腸の働きを良くする効果があります。苦味成分のアルカノイドは肝臓強化と新陳代謝促進効果、同じく苦味成分のケンフェールは活性酸素抑制効果があります。
    菜の花は、骨粗鬆予防になるカルシウム、貧血予防の鉄分が含まれており、辛味成分のイソチアシオネートは抗酸化物質です。

    でも、山菜は、灰汁(アク)が強い食べ物ですから食べ過ぎはかえって「悪」ですよ。
    山菜の中には、山菜として食用にするほか、漢方薬や生薬として使用されるものもありますしね。
    たとえば、よく聞く葛根湯もその一つです。

    次回は、梅雨の時期の体調不良と漢方の関係、そしてアレルギーについてご案内の予定です。お楽しみに
    [template id=”119″]

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。



facebook

Instagram

アーカイブ

ページ上部へ戻る