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廣瀬先生の徒然日記 vol.043

みなさま、大変ご無沙汰しています。
この夏は、とても暑くて大変でした。39度という、見てはいけない数字を見ましたし。
熱中症になるかたも多かったようです。

令和5年8月の熱中症による救急搬送状況(消防庁発表より引用)は、以下の通り。
令和5年8月の全国における熱中症による救急搬送人員は34,835人でした。
これは、8月の調査を開始した平成20年以降8月としては3番目に多い搬送人員となっています。
全国の熱中症による救急搬送状況の年齢区分別、初診時における傷病程度別等の内訳は次のとおりです。

年齢区分別では、高齢者が最も多く、次いで成人、少年、乳幼児の順となっています。
・初診時における傷病程度別にみると、軽症が最も多く、次いで中等症、重症の順となっています。
・発生場所別の救急搬送人員をみると、住居が最も多く、次いで道路、公衆(屋外)、仕事場(道路工事現場、工場、作業所等)の順となっています。

もう、10月に入るというのに、30度を超える地域があります。少しずつ気温が下がったとはいえ、まだ気を抜かず水分補給を十分に、室温調整も忘れずにしてください。

ところで。
本日は、秋の代表的な食材のひとつ、きのこ類のお話をしたいと思います。

きのこ類は「食物繊維」が豊富な食材で、お腹の調子を整えてくれるので、腸内環境の改善に効果的。きのこ類に含まれる栄養成分は種類によって違いますが、ビタミンDやビタミンBのビタミン類、カリウムやリン等のミネラル類が含まれていますビタミンB群が豊富です。ビタミンB群はエネルギー代謝に関係しており、疲労回復に役立ちます。ビタミンDは、腸に取り込まれたカルシウムを骨に定着させる働きがあります。この他、免疫機能を高める効果があるβグルカンという成分が含まれているきのこ類もあります。さらに低カロリーなので、ダイエットの際には活躍します。

低カロリーで、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富と聞けば、きのこ類を大量に食べる方がでてくるかもしれません。しかし、大量摂取は、ご注意ください。

大量に食べたとき・・・・

〇下痢や腹痛
食物繊維には、水溶性食物繊維(水に溶ける)と不溶性食物繊維(水に溶けない)があります。
水溶性食物繊維は、便をやわらかくする作用があります。そのため、大量に摂取し過ぎると、下痢につながるおそれがあります。水溶性食物繊維は、「なめこ」や「えのきだけ」などに多く含まれています。便秘がちで薬を飲んでいる方やサプリメントを飲んでいる方は注意しましょう。

〇便秘
きのこ類には水溶性食物繊維よりも不溶性食物繊維が多く含まれています。たとえば、「しいたけ」や「エリンギ」、「ひらたけ」などに豊富です。不溶性食物繊維は、便の量を増やして排便を促す働きがあります。しかし、こちらも摂取し過ぎると、便が硬くなり大きくなって、かえって便秘になってしまいます。

他にも、食物繊維が多いきのこ類は消化が悪いため、食べ過ぎると胸やけや、吐き気などの症状があらわれることもあります。胃腸の調子が悪い時、疲れやストレスが溜まっているときは、消化しやすい食品を食べる方がいいですね。

これまでに、無理なダイエットで心当たりのある方がいるかもしれませんね。

きのこ類は、冒頭にも書いたように、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富でとても良い食材です。体に良いからといって、なんでも大量に摂取していいわけではありません。なにごとも、「ほどほどに」が一番。

これからの時期、スーパーには安売りのきのこ類が出回るでしょう。
家族が多ければ、一気に無くなるでしょうが、単身など少人数だと消費が難しい場合も。
作り置きしてタッパ等に保存という手もありますが、すぐに調理しない時は冷蔵・冷凍保存をやってみましょう。

きのこ類の冷蔵保存の場合、ペーパータオルで包んでからポリ袋やジッパー付きの袋に入れて保存。冷凍保存であれば、「丸ごと」だけでなく、「子房に分ける」「スライスする」した後に冷凍用保存袋に入れて保存。きのこ類は1種類ずつ冷凍しておくのもいいですが、数種類のきのこ類を混ぜて冷凍しておくのも便利です。冷凍したきのこ類は、煮物や炒め物、スープ類に凍ったまま使用できます。

冷蔵保存の目安は1週間程度、冷凍保存の目安は1か月程度です。が、私の場合、冷凍保存は、もう少し長いですけどね。

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