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8.282018
プロが語る「食品通販」の世界 vol.006
ネットショップ参入前に要チェック!
最低限、知っておくべき「ネットショップの基本」
前回のコラム(コチラから)では、私が新規事業として「ネットショップをおすすめする理由」について解説しました。
成長市場に対して「ローコスト」での参入が可能なこと、
「全国」へ販売網が広がるにも関わらず「少人数」での運営が可能なこと、
新規事業として成功確率の高い「スライドマーケティング」であること、
この3点です。
いずれ、全ての会社がネットショップ事業を行う時代になるでしょうから、少しでも早く参入することをおすすめします。
さて、そんなネットショップ事業に関して、参入する際の注意点があります。
この部分を間違えてしまうことで、参入後に苦戦を強いられる会社が多いのです。
今回は、「最低限、知っておくべきネットショップの基本」と題して、
参入する際にぜひ考えていただきたい5つの項目を説明していきます。
絆会員の皆様には、ぜひとも正しい形でネットショップ事業に取り組んでいただきたいと思います。
1.ネットショップは、「成長市場」である!
以前のコラムでお伝えした通り、ネットショップ市場は前年比109.1%で成長している市場です。そんな成長市場に参入する際、最も重要な心構えは「新しいことを否定しない」ということです。成長市場では新たなサービスが次々に生まれ、新たな購買行動を生み出します。「スマホなんて見にくいし、誰が買い物なんてするんだ!」そんなことを言っていたら、当然成功はできません。今は、スマホ中心のスマホファースト時代に突入しています。
2.ネットショップは、「大商圏」である!
ネットショップ事業というのは、「全国」を対象とした商売です。そのため、地域の方々に人気の商品をそのままインターネット上に持ち込んでも成功はできません。わざわざ遠くからラーメンを食べに行く方はいますが、わざわざ遠くから焼き鳥を食べに行く方はいないように、商品と商圏は連動するのです。つまり、全国が対象ということは、「わざわざ、遠くからお取り寄せする価値があるもの」を販売することが重要なのです。
例えば、3パック98円の納豆をお取り寄せする方はいませんが、秋田県の二代目福治郎様が販売する30g×2個で2,000円の高級納豆は人気があります。わんまいるも同じです。一般的なスーパーで販売されているような普通のお惣菜をお取り寄せする方はいませんが、国産原材料の付加価値が高い冷凍惣菜は人気があります。このように、商圏が大きくなればなるほど、「地元では手に入らない尖った商品」が求められるのです。
3.ネットショップは、「初期投資」が低い!
前回のコラムでお伝えした通り、成長市場への参入において重要なことは「ローコスト」で参入することです。我々の指導先では、サイト製作費100~150万円程度、システム代1~5万円/月程度でネットショップ事業に参入するケースが多いです。逆に、これ以上の金額をかけて参入するメリットはありません。また、ネットショップ事業においてリース契約を結ぶことはほぼありませんので、リース契約には十分注意してください。
4.ネットショップは、「固定費」が低い!
イニシャルコストだけでなく、ランニングコストも低いのがネットショップ事業の特徴です。特に、売上に対する「人件費」の比率が低いという特性があります。少人数で大商圏の商売を行うのがネットショップ事業ですから、売上と人件費のバランスは常に意識する必要があります。ネットショップ事業の売上規模は大きいにも関わらず、利益が出ないという会社は、売上に対して「人件費」または「販促費」の比率が高過ぎるのです。
5.ネットショップは、「アウトソーシング」が基本!
ネットショップ事業においては、様々な「アウトソーシングサービス」が充実しています。サイトの製作、システムの構築、広告の運用代行、物流センター等、ほぼ全ての業務のアウトソーシングが可能です。自社内で行うよりも効率的な場合が多く、これらのサービスを積極的に利用していくことが重要です。自社内で行うべき業務は、「店長業務(マーケティング)」と「顧客対応(受注対応)」です。これらのアウトソーシングサービスもありますが、商売の肝になる部分であり、自社内にノウハウを蓄積していく方が得策でしょう。
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