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9.142020
プロが語る「食品通販」の世界 vol.025
1.Yahoo!やGoogleといった検索エンジン経由で集客する手法2
(1)SEO対策
前回のコラムより、検索エンジン経由の対策の1つ目である「SEO対策」について解説しています。SEO対策は検索エンジンの検索結果上位に、自らのネットショップを表示させる施策です。SEO対策には、内的SEOと外的SEOがあり、内的SEOとは「自社の内部で完結するSEO対策」のことであり、外的SEOとは「自社以外のサイトも関係するSEO対策」のことです。
主な対策としては、以下になります。
- ①【前提】自社にとって重要な「単品レベル」ワードは明確か?
- ②【内的SEO】キーワード、タイトル、ディスクリプションは最適化されているか?
- ③【内的SEO】TOPページキーワード数は競合に比べて十分か?
- ④【内的SEO】インデックス数は競合に比べて十分か?
- ⑤【外的SEO】被リンク数は競合に比べて十分か?
- ⑥【外的SEO】Googleページランクの高いサイトからの被リンクはあるか?
- ⑦【管理】検索順位の定点観測を行っているか?
③【内的SEO】TOPページキーワード数は競合に比べて十分か?
内的SEOの2つ目が、「③【内的SEO】TOPページキーワード数は競合に比べて十分か?」です。TOPページに含まれるキーワードも、検索エンジンが重視する項目の1つです。そのため、キーワードの「数」、「出現率」を意識しなければなりません。ただ、私の支援先で実施している限りは、数の対策のみで上位表示を達成できている店舗が多く、まずは数に関する対策を行っていくことが重要です。
皆様のネットショップTOPページには、①で決定した単品レベルワード、つまりは「上位表示させたいキーワード」が何個入っているでしょうか?
私の支援先である鰹節屋では、「鰹節」が上位表示させたいキーワードですが、「〇〇に人気の鰹節ランキング」などのコンテンツを作ることでTOPページだけで101個のキーワードを盛り込んでいます。それにより、ヤフーの「鰹節」検索で5位というポジションを獲得し、ネットショップの売上アップはもちろんのこと、BtoB取引の問い合わせ拡大に成功しています。
④【内的SEO】インデックス数は競合に比べて十分か?
内的SEOの3つ目が、「【内的SEO】インデックス数は競合に比べて十分か?」です。インデックス数とは、「検索エンジンが認識しているサイトの『ページ数』」のことであり、これも検索エンジンが重視する項目の1つです。簡単に言えば、「冊子のような薄いサイトよりも、百科事典のような厚いサイトの方が良いサイトである」と検索エンジンが評価するということです。そのため、検索エンジンに認識されるページ数を増やさなければなりません。
小売業の方は取り扱い商品数を増やすことで必然的にページ数も増えていきますが、製造業の方は商品数で対策を行うことは難しいでしょう。そのため、商品数以外でページを増やす方法が必要になります。
私の支援先に、熊本県の食品メーカーである(株)千興ファーム様があります。馬刺しの専門店という、カテゴリーキラー(分類専門店)のネットショップ事業を運営しています。この会社では、「日本一の馬肉生産量」というNo.1、「世界で初めて生食用食肉でSQF取得」というFirst.1、「日本で唯一の馬肉専用と畜場」というOnly.1を徹底的に訴求することで、今期の通販年商は4億円規模となる予定です。
BtoC向けのネットショップである菅乃屋では、ブログを活用することでページ数を増やしています。現在販売している商品数は137商品ですが、検索エンジンが認識しているページ数は2,840ページという膨大なページ数になっています。そのため、上位表示させたい「馬刺し」というキーワードで常に上位表示されており、ここから多くの新規客を獲得することに成功しています。
なお、検索エンジンが認識しているページ数(インデックス数)に関しては、SEOツールズというサイトで無料で確認することができます。
ブログに関しては専門的な知識が一切必要ないため、ページ数を増やすことが難しい方には、ぜひともご活用いただきたいと思います。
次回のコラムでも、引き続きSEO対策の重要ポイントについてお伝えしていきます。
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