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12.12022
プロが語る「食品通販」の世界 vol.039
3.どちらにも影響を与える手法
引き続き、「アフィリエイトを利用するメリット」について解説していきます。
経営の観点からアフィリエイトを利用するメリットは、以下の3点と言えます。
①検索エンジン外の集客数確保
②権威付けされた他社サイトの利用
③認知度のない商品のPR
③認知度のない商品のPR
一般的に、コミュニケーションを強化するには、1回当たりの深さよりも「頻度」が重要だと言われます。これは、商品(店舗)と顧客の間にも全く同じことが言えます。
アフィリエイトを活用することによって、少なくとも数百のサイトで自社の商品が紹介されます。掲載サイトが多いということは、顧客が偶然的に自社の商品を見る可能性も高いということです。つまり、より高い頻度で顧客にPRすることができるということです。
また、掲載サイトが多いことは、偶然的に自社の商品を見る顧客数自体が多いことを意味します。このように、高頻度でのPR、広範囲でのPRがアフィリエイトを通して可能なのです。
これが、アフィリエイトを活用するメリットの3つ目「③認知度のない商品のPR」なのです。
ここまで述べたように、単品で勝負するメーカーには特に有効な集客策と言えます。大手アフィリエイト会社は固定費が発生する契約形態が一般的ですので、大いに使いこなし、早い段階で固定費をペイできる体制にしましょう。ペイできてしまえば、アフィリエイトは新規客の集客装置として確立されるのです。
(2)アフィリエイト
ここから、アフィリエイトの詳細についてお伝えしていきます。アフィリエイトとは、サイトやメールマガジンで自社のサイトへリンクを張ってもらい、閲覧者がそのリンクを経由して自社のサイトで商品購入等の成果に繋がった場合、リンク元サイトの主催者に報酬を支払う広告手法です。成果保証型広告のため、費用対効果の観点から魅力的なものと言えます。
アフィリエイトに関する取り組み事項は、以下の12点です。
①【前提】アフィリエイト会社が提供しているのは場所だと認識しているか?
②【前提】使用しているアフィリエイトサービスは適切か?
③【前提】料率は競合に比べて十分か?
④【前提】広告素材(バナー)は十分に登録されているか?また、適切か?
⑤【施策1】アフィリエイターへのメール告知は適切か?
⑥【施策2】定期的な料率変更で新規アフィリエイターを獲得しているか?
⑦【施策3】料率変更等で本人申し込みを促しているか?
⑧【施策4】有力パートナーサイトをえこひいきしているか?
⑨【施策5】ポイントバックサイトも活用しているか?
⑩【施策6】有力サイトへのレビュー依頼を検討しているか?
⑪【施策7】アフィリエイト会社が提供している広告を検討しているか?
⑫【施策8】アフィリエイト会社との関係構築を行い、イベントや有力サイトの紹介を受けることができる状態にあるか?
①【前提】アフィリエイト会社が提供しているのは場所だと認識しているか?
アフィリエイトのポイント1つ目は、「①【前提】アフィリエイト会社が提供しているのは場所だと認識しているか?」です。
アフィリエイト会社と契約することで、「自社の商品を売ってもらえる」と錯覚する方がいます。しかし、これは大きな間違いです。アフィリエイト会社は、サイトやメールマガジンで自社のサイトへリンクを張ってくれる「アフィリエイターと呼ばれる方々と自社を繋ぐ場を提供しているだけです。自分達でその場をいかに使いこなせるのかが、アフィリエイト経由での売上を決めます。
皆さんは、アフィリエイト会社が提供しているのは場所だと認識しているでしょうか?自社はあくまでその場所に参加させてもらうだけであり、自分達の力で露出を図っていかなければならないのです。
②【前提】使用しているアフィリエイトサービスは適切か?
アフィリエイトのポイント2つ目は、「②【前提】使用しているアフィリエイトサービスは適切か?」です。アフィリエイト会社やアフィリエイトサービスと言っても、その数は無数に存在しています。それぞれのサービスで得意とする業界・業種も異なりますし、料金体系も全く違います。弊社は食品専門ということで、業界最大手のA8.netを利用することが多いですが、取り扱い商品の特性や競合状況から選択する必要があるでしょう。
A8.net
https://www.a8.net/
皆さんが使用しているアフィリエイトサービスは適切でしょうか?食品関係の方は、まずA8.netからスタートするのがよいでしょう。
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