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廣瀬先生の徒然日記 vol.033

みなさま。こんにちは。大阪は緊急事態宣言がでて、三食外食なので、「食」に困っている今日この頃。。。わんまいるの宅配食をお願いしようかと思っているうちに、職場がバタバタで、うっかり緊急事態宣言に突入してしまいました。

ところで、「感染するのが怖いから」といって、持病をお持ちの方は病院に行くことまで自粛しないようにしてくださいね。その理由を統計データで確認しましょう。

厚生労働省では、人口、労働、福祉などに関する様々な統計調査や業務統計を行っています。人口動態調査のうち、月毎の概数があり、調査月の約5ヶ月後に公表しています。今回、紹介するのは、4月に公表されたデータ(昨年10月までの1年間を前年の同じ時期と比較したデータ)です。
ここ最近、コロナ感染者数が増えていますが、最近のデータの公表は5か月後の10月になります。また、その頃になりましたら、みなさまにお知らせしますね。

それで、4月に公表された統計データのお話をしましょう。

1と表2に厚生労働省が発表している疾患別死亡者数の中から一部抜粋して載せました。これを見ると、2020年の国内の死亡数は前年より約13,000人減少しています。減少は11年ぶりのことです。これは、コロナウイル対策によって、コロナ以外の肺炎やインフルエンザの死亡数が大きく減少したためと考えられています(表1)。その他、表2でわかるように、脳梗塞や心不全などの循環器系の疾患で亡くなる方も減少しました。一方、誤嚥性肺炎、がんで亡くなる方は多く、昨年の同時期よりも増加しています。また、消化器系や腎尿路系、自殺も増加しました。

発表された時点での数字では、コロナウイルス感染症の死亡者数は、結核の死亡者数と同じくらい(表1)。誤嚥性肺炎(34,693人)の20分の1程度です(表2)。誤嚥性肺炎の死亡者が増えたのは、お家時間が増えた分、誤嚥性肺炎の方が増えたからか、そこは不明です。

循環器系が減少したといっても、例えば、心不全(68,073人)、脳梗塞(46,593人)ですから、循環器系が心配な方は、検査や薬をもらいに病院に行ってください。がん、例えば、悪性リンパ腫は11,716人、前立腺がんは10,557人です。循環器系も悪性腫瘍(がん)も早期発見、早期治療です。

自殺者が増えたのは嘆かわしいことですね。女性の数が増えているそうです。早く、世の中が静まりますように。

次回は、コロナワクチンの「効く」「効かない」のお話をしましょう。

 

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