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廣瀬先生の徒然日記 vol.038

みなさま、こんにちは。

今回も「ストレス」のお話の続きで、「冷え性」のお話をと思いましたが、先に一つだけコロナの話題を。

2021年11月に生命医化学の専門誌「Nature Medicine」に「2020年春の日本における小中学校の臨時休業、新型コロナウイルス感染症の蔓延を抑制する証拠はみいだせず」という論文が発表されました。研究を発表したのは学習院大学法学部福元健太郎教授をはじめとする研究グループです。詳細は学習院大学のプレスリリースを見てください。(https://www.univ.gakushuin.ac.jp/about/pr/press/20211105release.html

学校休校は、学習不足、運動不足や給食の中断による心身への影響、家庭内の虐待増加、保護者の就業への影響や低所得者層へのしわ寄せなど、実に多くの問題点が指摘されています。福元先生は、「今回の結果から、短絡的に「常に休校にすべきではない」とまでは言えません。ただ、日常的に休校・開校の状況と新規感染者数をモニターしておき、いつでも今回のような政策評価が行えるように備えておくべきだと考えます。その分析結果を含めて慎重に検討し、休校にするか否か、休校を続けるか否かを判断すべきだと思うのです。今回の論文は文部科学省にも送りましたが、反応は今のところありません。日本の政策がエビデンスベースになっていないのは承知していますが、やはり残念な気持ちです。」と語っています。学校休校だけでなく、偏った情報や偏った人達に惑わされるのではなく、エビデンスベースで政策を決定して欲しいものです。

さて、「冷え性」のお話に移りましょう。

今年はなんだか例年よりも雪が多いようで、ラニーニャ現象の影響で偏西風が日本付近で蛇行して寒気が流れ込んでいる影響だとかなんだとか。また、気象庁が発表する「東京の日平均気温の月平均値(℃)」を2021年1月と2022年1月を比べると、今年の方が0.5℃低くなっています。こんな寒いときは、代謝が下がり、免疫力も下がってしまいます。冷え性の方は、特に注意です。私も最近、手足の冷えや体全体の冷えを感じたり、口内を噛んでしまうことも多いので、疲労体調不良、ストレスが原因ではないかと考えているところです。

冷え性にはいくつか種類があり、「全身型」「四肢末端型」「上熱下寒型」「体感異常型」「症候型」の5つがあるそうです。ツムラのホームページにどのタイプがどんな症状なのか、どのような漢方薬に効果があるのかが紹介されていますので、「冷え性」でお悩みの方は、ご自身の冷え性タイプをチェックしてみてください。(ツムラのページhttps://www.tsumura.co.jp/kampo/nayami/hiekaizen01.html
ただ、お薬の飲む場合は、既に飲んでいるお薬もあるでしょうから、かかりつけ医さんに相談されることをお勧めします。

さて、「冷え性」と「ストレス」には密接な関係があります。

もちろん、「冷え性」は「ストレス」のみが原因ではありません。「筋肉の衰え」や「冷たい食べ物」なども原因になります。「冷え性」は女性の方に比較的多く、その原因は「筋肉が少なく、脂肪が多い」「鉄分不足になりやすい」「子宮・卵巣と月経」「更年期などホルモンバランスの不調」「薄着や衣類のしめつけ」などです。もちろん、男性も「冷え性」と無関係ではなく、「加齢による筋肉量の低下、臓器機能の衰え」「食生活の乱れ」「自律神経の乱れ」「喫煙」「便秘」などが原因になります。

「自律神経失調症」は、冷え症や睡眠不足・食事の変化・ホルモンの変化などのきっかけや、会社や家庭のストレスなどの環境の変化などで、自律神経のバランスが崩れ、体や心のバランスが乱れる状態をいいます。その結果、疲れやすさ・だるさ、便秘や下痢、頭痛やほてり、喉の違和感や動悸、しびれや手の汗、頻尿や残尿感などの体の症状が出てしまいます。反対に、このように自律神経失調症には様々な症状が出ますが、「冷え」も自律神経失調症の中では代表的な症状の一つです。

なお「自律神経失調症」とは、自律神経は働いているがバランスか崩れている状態を指しますので病院で「内臓の検査で調べても体や神経に何か悪い病気や異常は見つからないというのが「自律神経失調症」の特徴です。

私たちの自律神経には交感神経と副交感神経という2つの対照的な働きをもつ神経があり、ほとんどの器官はこの2つの神経が同時にバランスよく働いて維持されています。ところが、ストレスが心身に影響を及ぼしてくると、2つの自律神経のバランスが悪くなり、心身にいろいろな不調、「不定愁訴(ふていしゅうそ)」といいますが、例えばめまい、発汗、動悸、のぼせ、手足の冷え、不眠、食欲不振などが現れてきます。これが自律神経失調症と呼ばれているものです。

自律神経のバランスの乱れといってもいくつかの「乱れ方」があります。現代人は自律神経の「乱れ方」に大きな特徴があります。交感神経の働きが優位になりすぎて、副交感神経の働きの衰えた人が多いです。これは自律神経の乱れる原因が強すぎるストレスにある場合が多いためです。ストレスは心身を緊張状態へと導き、交感神経を優位にさせる原因といえます。

「冷え性」と聞いて真っ先にイメージされるのは手先や足先の冷えだと思いますが、実は 冷え性の症状はそれだけではなく、内臓が特に冷えてしまう「内蔵型冷え性」というのもあります。起床時に脇よりお腹の方が冷たく温度が低いと感じる場合は内臓が冷えています。さらに、下腹部を触ったときにひんやり感があるのも内蔵型冷え性の症状です。

ご自身がどのタイプなのかは、先に紹介したツムラのサイトで確認したり、かかりつけ医に相談する、また、「冷え性外来」のある医院もありますので、冷え性で悩んでる方は医師に相談してみてください。

冷え性の症状は、血管収縮により、慢性的に細胞の栄養不足や酸素低下状態となり、その結果、頭痛・肩こり・疲れ易い・体力がない、肌荒れ、血色不良、腹痛・便秘・蹴り、生理不順、足のむくみなど生じます。 体温が一度下がるだけで「免疫力が30%以上も低下するといわれ、冷え性は万病の元といっても過言ではありません。


「冷え性」だと以下のような症状がでます。

風邪免疫力が下がるだけでなく、適切な体温調節ができないため体が弱り、風邪などをひきやすくなってしまいます。
〇腹痛や下痢体が冷えると共に腹部が冷えて、腹痛や下痢を起こしやすくなってしまいます。
〇集中力の低下:体の冷えが気になることで、集中力が低下してしまいます。受験の大敵ですね。
〇疲労:毛細血管が収縮しているため、酸素を体中に供給する機能が低下してしまい、疲労がたまりやすくなります。
〇不眠症:体の冷えが気になってしまうので眠れなくなってしまいます。また眠れたとしても、非常に浅い眠りしか出来ない状態になります。

「冷え性」の改善としては、「ストレス」が原因であれば、「ストレス」を解消するのが一番なのですが、なかなか上手くいかないこともあるでしょう。特にコロナの影響を受けている場合では難しいこともあると思います。簡単にできることとでは、「入浴・足浴」「適度な運動」「食べ物の改善」「腹式呼吸」「マッサージ」などがあります

「冷え性」は体質だからと諦めないで、食事も含めた生活習慣を見直して「冷え性」の改善・予防を目指しましょう。また、その症状に合わせて、内科や心療内科などで相談されるといいでしょう。一人一人の冷え性タイプを明らかにして、タイプに合わせた生活改善とお薬を組み合わせるのも良いと思います。

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