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ホッタの本音 今週のレポートNO.719

【ヤマト運輸宅配個数減少】
ヤマト運輸が7日に発表した10月の小型貨物取扱数は前年同月比の1.1%減の1億4,402万個で2年7ケ月ぶりに減少した。従業員負担の為に荷物の引き受けを減らす「総量抑制」と値上げ効果が出始めたようです。また27年ぶりに運賃の値上げや当日配達・時間帯指定などの配送体系も変更した。
これらを受けて一部の企業は他社へ切り替えたものの、配達の遅延や破損が発生し、通販各社も運賃の改正を実施した。
消費者も商品代金と送料とは別に捉えるよう意識が変化して来ており影響は一時的と見られている。ただ米ウーバーイーツや出前館のように安い手数料やいくら以上送料無料の店も多く出現しており、ケイタリングや買い物代行等の宅配需要は益々増えていくと予測されています。

【関西の冷凍惣菜製造会社好況。大手百貨店からの依頼が次々に】
関西に冷凍惣菜の製造拠点を持つ惣菜調理メーカーへ、東京の大手百貨店や通販会社から冷凍惣菜の開発依頼が来ていると報道された。関西特有の薄味でリーズナブルな美味しい惣菜を求め問い合わせや見積もり依頼が来ていると言う。僕も仕事がら東京へ行く機会が多く惣菜売り場を見学しますが、値段は関西に比べて平均1.5倍です。先日も東急百貨店で惣菜弁当を購入しましたが、秋鮭弁当が1,780円、メカジキの照焼弁当も1,580円です。味も醤油辛く、やはり関西の鰹と昆布ベースの薄口の方が美味しいですね。
 そもそも食の町大阪・食道楽大阪・商売人の町大阪・演芸の町大阪。商売人の忙しくせわしない性格から直ぐに食べられるお弁当や仕出しや惣菜会社が多く存在していました。また演芸芝居小屋が多く芝居を見ながら食べられる仕出し弁当を作る店も多くありました。江戸時代に土地本位制で無かった為、稼いだお金は食べるものに回されていたようで、幕末は商人の時代へとなり第一次グルメ時代の到来となりました。一年を通して穏やかな瀬戸内海が食材の流通を発展させる事にも繋がり、各地から運ばれて来た食材が大阪の川口(大阪中央卸売市場のある場所当たりの地域)で市(いち)が立ち、大阪に集まってくる関西及び西の食材や原料で製品を作り、高く買ってくれ、人口が一極集中した江戸を対象に商いをして大阪商人が急成長しました。どうやら最近の流れも東京に一極集中しているようなので、東京へどう商いを仕掛けて儲けるか?がキーワードのように思います。
 地方の景気はデフレが続き厳しく、関西も三洋電機の破綻を始め松下やシャープ・東芝さえも・・・世界の家電王国と言われたのはひと昔前の話しで今では全く様変わりしました。多くあった鉄鋼所もなくなり、最近では工場の跡地を利用した水耕栽培や惣菜製造会社が目立ち始めました。

【おせち料理の販売価格・食材も値上げ。出前の単価も上昇】
イクラがバブル期以来30年ぶりの高騰。鶏肉・豚肉も値上げ。牛肉は高止まり。鮭や鮪は捕獲規制。野菜は農家の小規模化と高齢化+天候不順により最悪の出荷が続き、冬野菜も最悪な状況で、宅配運賃の改正で販売価格は値上げする動きへ。全国15,000件の飲食店と提携している日本最大級の出前注文サイト「出前館」でも契約する飲食店の40%が東京都内だそうで、注文件数や売上件数では関東が70%を超えるとされます。売上1位が神奈川県、2位が東京都、3位が埼玉県と首都圏がダントツで、1回当たりの単価も高いと言います。東京のオフィス街ではランチ難民が続出していて単身者も多く、出前を注文している顧客に対して冷凍惣菜が売れるかどうか?地域を限定して実験をかけてみる事にしました。東京都内では、配達代行取次サイトを運営する米ウーバーが日本法人を立ち上げ、ウーバーイーツと言うブランド名で配達しているそうです。専用アプリを開発して多くの販促費を使い、主婦やアクティブニシア・フリーターや新聞販売店などを巻き込み都内の配達エリアを拡大させているそうで、「出前館」を脅かしていると聞きました。
 わんまいる加盟店や地域パートナーさんの地域密着型の配達システムを生かしてウーバーや「出前館」やアマゾンなどに登録して地域内の配達を請け負えればどうかと思います。その上で自店商品の案内も行えれば如何でしょう!話は宅配サービスの方へズレましたが、旬の手作りおかず健幸ディナーは1月から使用する食材を国産100%に切り替えます。おそらく国産100%の食材を使った冷凍惣菜は世界ではわんまいるしか存在しないと思います!!
 今年は沖縄からスタートさせて糸満市のあぐーを使った絶品豚まん・宮崎県都城市の炭焼き鶏のカレー親子丼・宮崎牛と炭焼き鶏の他人カレー・宮崎県のブランドポークどんぐりの恵みハンバーグ・淡路島の猪豚ハンバーグ・他府県から年間20万人訪れる道の駅がある島根県邑南町の石見ポークを使った肉じゃがや肉だんごや酢豚。今後も全国の自治体(市町村)を訪問して地方の隠れた絶品グルメを開発します。そして来年は2016年お米コンテスト日本一に輝いた山形県の月山の麓(ふもと)西村山郡のご当地米つや姫を使ったマカロニで作る「星降るパスタ」と命名した離乳食や、和歌山県湯浅市で100年間ずっと天日干しのしらすを作っている、まるとも海産の「湯浅しらす天日干し」を使用した離乳食も開発する予定です。出来る事なら自社厨房施設を持ちオリジナル惣菜の開発にも注力したいと願っています。

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