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ホッタの本音 今週のレポートNO.720

【アリハバ「独身の日」昨年を上回る2.7兆円突破】
中国のインターネット通販最大手アリババ集団は11日、大規模な「独人の日」セールを開き、取引額が約1,600億元(約2兆7千億円)を突破したと発表。昨年の24時間の売上は、約1,200億元で今年は1.3倍を記録した。スマホやSNSの普及が加速し有店舗を脅かす存在になって来た。百貨店や専門店からも顧客が移行している。この事は中国に限った事ではなく、世界中に広がっており、家電製品や家具・インテリア・衣料品・健康食品・最近では飲料水や食料品の利用も増え、ウーバーが取り次ぐ飲食店からのケイタリングへと消費の利用は拡大している。若者の間ではテレビからユーチューブに移り、ブロガーやインフルエンサー等の影響がネット消費に大きく影響を与えている。これまでの情報の発信元だったテレビCMやラジオ・雑誌からネットやSNS・ASPなどに変化した。これらの影響を受けて売れる商品も変化している。地方の零細企業メーカーや小売店でも上手く使えば一瞬のうちに注文が殺到する時代となりチャンス到来だ。経営とは世の中の変化にどう対応するか?が最も重要と言われています。この大チャンスを見逃すことなく変化して行きましょう!

【フリーランスが大流行り】
フリーランスとは、特定の企業や団体・組織には専従しておらず、自らの才覚や技能を提供する事により社会的に独立した個人事業主もしくは個人企業法人で、日本では「自由業」「自由職業」「フリーランス」と呼ばれます。自宅や喫茶店などでパソコンやスマホひとつあれば仕事を請負い収入が得られます。先ほどの中国通販大手アリババをとっても自社商品をインターネットで販売しているのではなく、楽天やアマゾン同様に売りたい人と買いたい人を繋いでいるいわばプロバイダーです。自社で在庫せず、出店用のサイト枠組みを作り、顧客をネット上で集めて出店させて販売させます。売上の手数料で稼ぐモールです。アマゾンなんかは自社の物流センターに売りたい人の在庫を預かり販売手数料を取ると言う消化型のビジネスモデルです。弊社も平成25年までは消化仕入れでセンターを運営していました。但し消化仕入れの場合は自社のオリジナル商品の取り扱いが難しく在庫管理や売れ残った商品の応など、よほどシビアに行わないと成り立ちません。昔から三流の経営者は自分の力で仕事をし、二流の経営者は他人の力で仕事をし、一流の経営者は他人の能力で仕事をする!と言われて来ましたが正にその時代が到来したように思います。

【来期計画の作成は出来ましたでしょうか】
今年も早いもので残すところひと月となりました。年始を事始めとして事業や商売を営んでおられる皆様は年度計画を立て終わる時期となりました。戦争の勝敗はやる前から決まっていると言われるぐらい念入りな計画が功を奏します。目標無くては達成無し。計画無くては行動無し。成果も上がりません。年度の月次売上を決め、どの商品をどのような販促で販売を仕掛けるのか?を明確に具体化しなければなりません。毎月劣化する顧客数に対して毎月何人の新規顧客を獲得して継続購入につなげるのか?継続率を分析して、現状の継続率で良いのかどうか?更に言うと既存の事業だけで売上利益が稼がれるのか?新しいチャネルは必要ないのか?商売は大きく分けて3つで、①既存の顧客に新しい商品を販売する。②既存の商品を新しい顧客に販売する。③新たなチャネルを開発して販売する。まず既存の商売の売上推移を予測し、どれぐらい販売するのか?したいのか?それが現実に可能なのか?を考えなければなりません。今週の堀田の本音で一番お伝えしたい事は取り巻く環境の大変革期と言う事です。この変革に対してどう対応するか?で全く異なります。平成15年の酒の小売免許自由化に対して、弊社は酒・米主体の販売からの脱却を目指しコンビニやスーパーでは取り扱っていない地域の名産品や有名専門店のこだわりの食品の販売に切り替え、在庫を持たず注文を聞いた分だけをお届けする集約センター化を目指しました!今でこそ当たり前になりましたが当時は画期的で1品の注文を受けて納品するなんて不可能だ!と言われましたが、今では冷凍食品でさえ1品からお客様まで届けています。当時の酒問屋さんが嫌がる為自社でリスクを抱えてセンターを請け負ったから今日があります。大手スーパーや百貨店からも提携したいと申し出を頂けるようになって来ました。更に冷凍惣菜の開発を行ったきたお蔭で、最近では有名専門店やご当地グルメの製造委託まで頼まれるようになって来ました。時代の変化に対応する事はとても重要です。話は変わりますが最近東京都内ではウーバーイーツがケイタリング代行するのをよく見かけるようになりました。都内300社の新聞販売店では出前館と提携して出前を請け負っています。更に飲食店の出前だけでなく産地と提携したお米やお水の配達など元々酒屋や米屋が担っていた宅配サービスも始めています。中には庭の掃除や片付け買い物代行なども行う新聞販売店も現れ、カジタクや掃除本舗など生活支援サービス会社も躍進しています。酒屋は酒を販売するのが仕事だ!少しでも早く配達すればよい!などと言っている時代は終わりました。元気なアクティブシニアや就職しないフリーランサーなどアメリカや中国などではこの人達も含め多くの方達が配達代行を担っています。届けて欲しい人がいて売りたい人がいる。届ける事を請け負いたい人もいる。日に日に世の中は進化しています。この環境の変化をどうとらえるか?重要なポイントだと思います。

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