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4.192018
ホッタの本音 今週のレポートNO.741
【宅配ピザ・すし、届けません 人手不足で持ち帰りに注力】
ここ数年、業績がさえない宅配ピザ・宅配すし専門店。あるチェーン店では人手不足を理由に持ち帰りに限り2枚のうち1枚を無料にするなどのキャンペーンを行い、持ち帰りカウンター設置の店を増やして「脱・宅配」を探っている。関係者の話によれば、人手不足や若者の運転免許所得の減少に伴い担い手確保が難しくなっているからだと。しかし一方では、女性の社会進出や手軽さから宅配ピザなどの中食市場は伸びており、出前を始める飲食店が増加している。スーパーやコンビニの惣菜や冷食の品揃えの充実やネットスーパー・ネット通販の台頭により、従来からの宅配業態を苦しめるのは否めない状況で、米屋や酒屋の宅配もほとんど見かけなくなり、ピザも自宅で焼くだけで美味しくてリーズナブルな価格の冷凍品が沢山出回っている。回転寿司の持ち帰りも人気だ。かつて着物屋から百貨店、肌着屋からスーパー、八百屋から食品スーパー、酒屋からコンビニ、金物屋からホームセンター、カメラ屋から家電量販店、置き薬屋からドラックストアへと進化したように、果たして宅配ピザ・すし店はどのように進化していくのか?注目して行きたい。
【楽天が携帯電話事業に本格参入。競争激化の予感】
楽天が4月9日、総務省から携帯電話事業への参入許可を受けたとリリース。NTTドコモ・KDDI(au)・ソフトバンクの3社による独占が続いて来たが、9,000万人の顧客を持つ楽天の参入により新たな競争が勃発しそうだ。もちろん通話料金や基本料金などの値下げ競争以外に、楽天では溜まったポイントで携帯料金の支払いも出来ると言う。アプリと組み合わせる事でお金やカードを持ち歩く必要が無くなってきた。最近では仮想通貨が使える店も増えて来ており、仮想通貨にはまっている若者も急増している。お取り寄せの通販出店型サイト(モール運営)会社から、旅行・ホテル予約・ネット証券・ネット銀行・カード・ポイント・ネットスーパーと業態を横軸に拡大し、遂に携帯電話へ参入。全て関連業態で経済圏を拡大しています。今日ではあの米最大手のウォルマートと業務提携するまでに大きく成長した。離職率も高く三木谷会長の事を悪く言う人も多いが、一代でここまで事業を拡大される方はそうはいません。
【やきとりチェーンが日本酒を輸出】
ええ!?やきとり屋が日本酒を輸出!?という珍しい記事が目に留まりました。リリース内容を確認すると、埼玉県川越市に本社を構えるやきとりチェーンの「ひびき」が地元の酒蔵と共同開発した商品や埼玉県内の日本酒をアジアや欧州地域へ向けて販路を開拓すると言う。日本酒の輸出は5年前の2倍に増えており、同社は海外にある店舗に現地のソムリエなどを招いて試飲会などを開催しています。6月には県内の酒販店を買収し、国内でネット通販も行う予定だ。酒屋でないやきとり屋でさえ輸出やネット通販と積極的に取り組んでいるので、是非加盟店さんも輸出やネット通販に挑戦して下さい。
【小売業モデルが進化 海外·vネットで再成長】
皆さんも既にご周知かと思いますが、国内大手企業20社のうち7割にあたる14社が今年度最高益となる見込みとリリースされました。国内ではやや陰りがささやかれているセブン&アイホールディングスやユニクロを展開するファーストリテイリングは海外での出店やM&Aを加速させ業績を伸ばしている。海外展開は、先程のやきとりチェーンの話にもあるように、空前の和食ブームで一風堂はじめ飲食店も好調です。国内市場に依存している古い体質の企業は厳しい業績が続いている。ちなみにユニクロ事業の海外の収益は前年162%と2桁成長が続いています。無印良品も海外の利益は4年で4倍に膨らみ営業利益では全社の4割にも達している。また、一方ではEC通販が伸びており、アパレル通販ゾゾタウンは3年で年間購入者が729万人と倍増。工具通販のモノタロウは1,500万点を超える商品を小口でも敏速に顧客に届け利用者増が続いている。かつての小売業は商品を仕入れて売るだけで店舗数の増加により業績を押しあげる単純な事業モデルだった。景気の変動影響やトレンドの影響を受け長期のデフレを受けて停滞期が続いたが、グローバルの展開とECの活用で業績を回復させている。この2つの方向性は間違いない指針である。その流れの中で自らの立場で何が出来るのか?何をするべきか?意思決定し事業を進化させていく事が大切です。
【核となる価値観を再確認する事で自分らしく日々ワクワク生きられる】
これまで、目標に関しては考えて計画してやってきましたが、目的に関しては経営理念ぐらいで、さほど深く考えた事はありませんでした。しかし、人生の目的や何故それを行うかを考える事が凄く必要ではなかと思うようになって来ました。目的は達成すれば変わりますし、生きていく上での体験や置かれている状況、環境によっても変わります。人は目的を持ち、達成する為に身を捧げると自分の事を忘れて没頭でき、より人間らしくなり自己実現に向かいます。そこで大切になるのが自分自身の信条や価値観です。僕の場合これまで大切にしてきたのが、責任感、情熱、バイタリティー、モチベーション、有言実行です。もちろん信条や価値観は人によってさまざまです。人間大きな目的があると卓越した力を出すと言われています。やり抜く力は先天的な能力ではなく時間をかけて身に付く能力のようで、強い目的意識を持つこと、自分を超越する目的を持つ事で凄い力を発揮でき、耐え難い事に耐えられるようになると言われています。目的について考える事もたまには良いと思いました。
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