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ホッタの本音 今週のレポートNO.872

【企業、70歳まで働きやすく、来春の法改正見据えて・・変わる働き方の法律】
いよいよ70歳に年金が引き上げられるのか?厚生年金制度が始まった際は55歳から受け取られた。それが60歳となり、来年1961年4月2日以降生まれの男性から満65歳からの受給に引き上げられる。僕は1961年8月6日生まれでドンピシャ!5ヶ月早く生まれていれば。。政府は高年者雇用安定法を改正して、企業に65歳までの雇用を義務付けしたが、78%の企業が再雇用制度を導入し、年収を減額した契約雇用としている。年金を当て込んで60代の生活設計していた世帯の人は完全に当てが外れた。それに再雇用されても2~3年で退職される方が多い。これはこれまで年金が60歳から受給出来たからだと思う。ところが、来年4月2日以降に60歳を迎える人にとっては、年金受給出来る65歳までの間の生活をどうしのぐのか。政府は社会保障費が大幅に消滅させられるのと人出不足解消と言う一石二鳥の思惑だが、これまでのようにはいかないと思う。理由は、①65歳まで年金が入らなくなると個人消費が低迷する②コロナ禍による不況とデジタル化やロボット化による人出余りになり、失業者が大幅に増える③シニア雇用の延長で若い世帯の雇用が増えない。④一番お金が必要な50代の収入が上がらないなど、ただでさえ昨今のIT化やAI化についていけない年代の定年延長は、採用する側・働く側にとっても過酷としか言いようがない。だから収入がある間から倹約した生活をして収入が減っても暮らしに困らないようにする現役世代が増えており、貯蓄高は年々最高残高を更新。ヤフオクにメルカリの売上が拡大、しまむらにユニクロ、子供服の西松屋の売上が拡大して、ブランドアパレル雑貨小物メーカーの業績は低迷。そして70歳に引き上げられる事はほぼ間違いなく、閣議決定されるだろう。実際70歳と制度改正されても調整期間があるから早くて5年、遅くて10年後、1966年又は1971年4月生まれの方からか?今男女の受給年齢の差が一律になる可能性もある。いずれも預金や保険は増える。コロナで加速した倹約消費は更に加速する可能性がある!

【大卒内定者前年11.4%減少。コロナ・米中摩擦で車、電機、外食、宿泊、採用絞る】
一部デジタル分野の強化に向け、採用を増やした成長領域への人材シフトは加速しているが、これまで新卒採用の受け皿となっていた自動車関連が29.4%減、電機は10.2%減、コロナによる需要減少に直面する観光や航空業界は更に落ち込みが大きく、ホテル・旅行は57.5%減少した。JALやANAは2021年の新卒採用を中止している。金融機関でもネット取引や店舗消滅に対応する為、新卒採用を軒並み減らしている。低迷する飲食業界の中、一人勝ちするマクドナルドやドラックストアやNTTはじめ情報産業は採用を増やしている。果たして働く側の若手の捉え方はどうなのか。街を見ている限り、コロナ前と対して変わらない雰囲気に見えるのだが、別にブランド品が欲しい訳でなく、別段食費も贅沢せず、車も旅行も対して好まなく、家に篭り、スマホで動画を見て書き込みやLINEで友達とやり取りしていれば暮らせる若者が増えており、夜の客数が大幅に減少しているガストにカラオケ店にインターネットカフェにコンビニ。若者の生活様式も急加速で変化している。

【アメリカ、欧州、東欧、ロシアなど35ヶ国でコロナウィルス感染 第1波の3倍、景気2番底の懸念も】
世界で1日当たりの感染者数が連日過去最高を更新している。アメリカやドイツ、フランス、イギリス、ベルギーなど第二波、第三波に襲われており、株価も下落する一方で、コロナを封じ込めた経済成長率を前年5%以上推移させている中国はじめ台湾やシンガポール、ベトナムなどアジアの株価が健闘している。特にアメリカを追い越し、世界の覇権を狙う中国。軍事力を強化し、ドルや最近円も積極的に買い求め、遂にデジタル分野ではアメリカを抜いたとも言われるようになり、格安のEVを作れる企業は60社にも上ると言う。アメリカや欧州東欧など輸出の構成比が大きい日本にとっても厳しい。オリンピック開催出来るのか?もし開催しても大丈夫なのか?もしかしたら主催国の国民が観戦に行かない前代未聞のオリンピックになるかも。。

【60歳以上の高齢者からのネット通販トラブル相談が10年間で15倍に】
国民生活センターからの報告では、ネット通販を利用する高齢者が急増しており、それに対して慣れない操作方法などにより、誤注文を招いたトラブル発生率が増え、国民生活センターに相談する件数が急増している。中でも60歳以上が15倍に増えたのに対して、59歳以下は5.7倍にとどまり、約3倍以上の格差があり、世代の違いも鮮明に。高齢者の伸びが際立つのもネットが浸透して来た事が分かる。今後は、高齢者に配慮した解り易い操作や、注文に対してエラーや警報を表記、又はコールセンターからの確認など対策が求められる。今後利用が拡大する高齢者への対応は、ネット通販会社にとっては重要なビジネスチャンスになるかも知れない。

【すき焼・寿司・など駅弁お取り寄せが好調】
コロナで旅行を慎む人が増えている中で、全国各地の駅弁のお取り寄せが人気だと言う。松坂のすき焼き弁当、富山の鱒ずし、明石のひっぱりだこ、群馬のだるま弁当など・・1,000円~3,000円とコンビニやスーパーのお弁当に比べると単価も高いものが人気だと言う。わんまいるでも松茸三昧ギフトが割高にも関わらず予想以上の売れ行きだった。半数は自宅用と言う。そこで季節の食材を使ったお惣菜三昧企画の強化と節句に合わせた折詰弁当などの企画を行いたいと思っている。食で季節を楽しみたい人が増えており、休日の夕食は、季節の食材三昧や節句食など日本の食文化を楽しんで欲しいと思う。

【日本の農業が進化、ドローンや無人田植え機に稲刈り機が登場・・・スマート農業に漁業】
これまで苗を植える稲作を品種改良して、ドローンで種を巻く作付けに成功し、稲が育つ様子やオタマジャクシがカエルに進化する所、稲刈り精米などお米が出来上がるまでを動画で撮影してYouTubeで流し、直接通販で販売する農家が現れたり、遠隔操作の無人田植え機や無人トラクターや無人稲刈り機が使われ始め、これまでの農業のあり方が進化してきたと報道。弊社センターを委託している庫内作業の間口HDも、脱物流倉庫と題して広島や岡山なとでJAと提携してドローンを使った農作物を作っている。株式公開を目指す自然エネルギー施設施工会社は、太陽光パネルを設置したビニールハウスを建て、自家発電による栽培を高知県南国市で始める。商業施設の三菱地所が、ITOを駆使したビニールハウス菜園事業を始めるなどようやく日本の農業もアグリビジネスと呼ばれるように進化してきた。福島の汚染水放出による周辺漁業に与える影響の対策も陸上養殖や完全処理水の養殖など天然から養殖に目を向ければ復興の兆しは見えるように思う。世界的見れば魚介類でも圧倒的に養殖比率が高く、魚を生で食べる習慣がある日本だけがまだ天然物が多い。農作物や畜産・養鶏・養豚は全て養殖だ。野菜の路地栽培にしても品種から人が作っている!

【コロナ禍で無人店舗を含めた非接融経済は急拡大する】
アメリカでは自動決済の無人コンビニアマゾン・ゴーが2018年から店舗数を増やし、中国でも
店員がいないコンビニ「ビンゴボックス」が火付け役となり、2017年からコンビニの無人店舗が増えている。日本でも各社コンビニが実証を始め、ミニストップが11月から企業のオフィスなど1,00カ所に支払いまで自分でする小型売店を出店させると発表。高級スーパーの紀ノ國屋も10月に、無人決済の新業態をオープンさせ、コロナ禍で売上が落ち込んだオフィス街やターミナル立地のコンビニやミニスーパーが出店コストや人件費を抑えた小型店の展開を図る。浸透すれば従来の店舗は更に厳しくなる。

【9月コンビニ売上戻らず7ヶ月連続売上減、好調のスーパーも5ヶ月ぶりに前年比下回る】
日本フランチャイズチェーン協会が発表した9月のコンビニエンスストア大手7社の既存店売上は、前年比3%減の8,667億円、7ヶ月連続で前年を下回った。日本チェーンストア協会が発表した9月の全国スーパー売上高は既存店ベースで4.6%減で5ヶ月ぶりに前年を下回ったと発表。スーパーの過半数を占めるイオングループ含め大手スーパーは一斉に値下げに踏み切っており、一次中止していた特売も再開。相変らず価格競争でつぶし合いをしている一方で、ネットスーパーも増え、アマゾンはじめネット通販の利用者が大幅に増えて、ドラックストアも食品や飲料水の品揃えに注力し、業務用スーパーも店舗数を拡大させている。食品含めデフレは、より一層進むとされ、価格競争に巻き込まれない優良顧客を取り込むことが重要だ。

【食材宅配のオイシックスは今期利益を3.2倍と一人勝ち、巣ごもりネット需要取り込む】
オイシックス・ラ・大地は、2021年3月期の連結純利益が前年比の3.2倍の25億円。売上127%増の900億円(予算780億円)営業利益(予算30億円)2倍の50億円となると発表した。食材宅配は一時需要が頭打ちとなり、先駆者のタイヘイが撤退、その後ヨシケイも低迷し、オイシックスは、らでぃっしゅぼーやと大地の会を買収し、一昨年一緒にさせた。ところが昨今の働く主婦など家事軽減、時短ブームが到来し、ミールキットと名付けられネットで定期購入を利用する顧客が急増。どこの食品スーパーでもミールキットが販売されるようになって来たタイミングに、コロナ感染が拡大し、ネット利用者が急増した為、食品通販業界は軒並み好調。利益3.2倍、売上も3倍と思いきや27%増と知り、意外に売れてないと思った。価格が安く、送料も無料のタイヘイさんもかなり伸びていると思う。但し、食材セットはフライパンで炒めるメニューが大半で、調味料は自分で用意しなければならなく、味付けが難しいと言う声も聴く。美味しさと手軽さを考えるならプロが作った冷凍おかずのセットの方が良いと思う。

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