新着メディア情報

ホッタの本音 今週のレポートNO.783

【新しい元号、2019年は消費増税、キャッシュレス、働き方改革の定着の3つがキーワードに】
約30年間続いた平成も終わり、新しい元号に替わる今年の一つ目のキーワードは「消費税の増税」。但しこれまでと違うのは日用品と食料品など自宅で消費するものに関しては2%据え置かれそれ以外の非日常品に2%増税となる。最も影響が受けるのが飲食店で心理的な影響が出ると思います。反対にネット通販や出前は据え置かれるので利用は増えると予測されます。それでなくてもEC通販は伸び盛りで、これを機に海外に比べまだ利用シェアが低い日本の食品通販が一気に伸びて定着しそうに思います。特に冷凍食品に冷凍惣菜など、わんまいるが一気に伸びてくれる事を祈り期待します。しかし競合も増えるので差別化が必要で、これまで全国を回り構築して来た材料仕入れや地方の協力会社の開拓力が生きれば嬉しいです。二つ目は「キャッシュレス」。僕も新幹線のチケットをスマートEXに切り替えた所、凄く便利です。単にキャッシュレスだけでなく事前に空席状況が調べられるのでどの時間帯が込んでいるかある程度予測出来ます。乗車5分前まで予約の変更も出来て凄く使いやすいです。昨年はICカードの「PiTaPa」に加入して電車の切符を購入することは無くなり、支払いもどの会社が使いやすいか様子を見ています。従来のクレジットカードよりもかざすだけでサインが必要ないのが便利です。各社のアカウントで買えるように自社サイトも準備する必要があると思います。三つ目は「働き方改革が定着」。夜型から朝方にシフト、今後は副業解禁で空いた時間で稼ぐギグワーカーが増えると予測されています。フリーランサーも含めギグワーカーをどれだけうまく使いこなせるかが情報産業系のビジネスに必要になって来ました。特にEC系ビジネスにおいては解る人と解らない人では全く違います。解る人なら10分で出来ますが解らない人が行うと何時間もかけて行ってもデタラメになってしまいます。間違うと後から大変な事になります。だからその分野の事に対してスキルの高い人に作業をお願いする事になるのでお願いする内容の説明が上手か非かにより伝わり方が違い完成度も変わって来ます。この働き方改革とEC化は凄く重要な事だと認識する必要があります。世の中は「IT」つまり情報産業系か少子高齢化の中でサービス業系が伸びているので二択かと思っています。

【LINE、37億の赤字にも関わらず今期600億円の先行投資】
LINEが31日に2018年12月期の連結最終損益は37億円の赤字(前期は80億の黒字)、ITと金融を統合するフィンテックや人工知能を中心とした戦略投資が膨らんだが、更にこの分野への投資として今期は前期2倍の600億円を実施すると決算会見で出澤社長が宣言した。2018年の売上は2,071億円で前年比24%増、月間利用客数は600万人増え7,900万人、社員数も2,000人増えて7,000人なども含め積極投資がかさみ最終37億円の赤字となった。赤字にも関わらず積極投資が続けられるのは親会社の韓国検索最大手のネイバー(NAVER)の存在がある。19年から21年にかけての成長事業への投資資金1,480億円を、新株予約権付社債を発行してその半分を親会社のネイバーが引き受けた。ちなみにネイバーの連結決算純利益は日本円で約620億で親会社に支援してもらっている構図で、弊社も支援してもらう先を見つける為にも卸も含めEC通販で売上を上げなければならない。食品ネット通販だけを見ると全国平均130%以上伸びているのでそれ以上伸ばさなければないと伸びている事に当たらない。そして利用客数をもっと増やさないと話にならない。おかずセットも含めて月間利用顧客がかつてほどとは言わないが10万世帯を超えるようになれば全く違う。伸び率と利用客数が重要だ。ちなみにオイシックスは大地の会とらでぃっしゅぼーやを買収したこともあり、600億円と伸びている。マーケットが小さいこだわりの野菜と食材セットのネット通販で600億、市場規模が大きい冷凍食品、冷凍惣菜は十分可能性はある。

【都市部の百貨店売上、予測した通り中国の規制で免税売上減少】
2019年1月の既存店売上が大手5社すべての百貨店が前年を下回った。堅調だった訪日外国人による免税売上が減った。観光客は増えているが中国当局による免税品持ち込み規制強化と中国国内での横流し通販の規制を強化した為の影響が大きいと言います。この影響は百貨店のみならずドラッグストアやアマゾンなどにも少なからずとも出ていると思います。中国や韓国では旅行を装い訪日して化粧品や目薬や日本製のブランド品など購入して本国で高くネットで売りさばく、日本製品は高くても売れる、もちろん免税品なので中国当局も税金が徴収出来ず正規輸入品にも影響が出る。その数が年々上昇する事を防ぐ為に今年1月より規制をかけた事によって早くも影響が出たと言う。中国も含め日本製品買付の日本法人をアリババも京東も香港のシティースーパー、欧米の大手ネット通販会社も既に設立しています。今後はこの日本法人による日本製品の買い付けが進むでしょう。いち早くコンタクトを取り、関係性を深めて取引したいと願っています。グローバルな展開は必要不可欠です。

【生産拠点から消費拠点への変貌するアジアが日本国の経済を回復させられるか!】
かつては中国やベトナム、インドネシアなどアジアと言えば、日本製品を安く作る生産拠点だったが現在は世界でも有数の消費拠点となった。先日横浜ベイスターズの球団スポンサーに就任したマルハニチロは鯖や鰯の缶詰だけでも相当海外へ輸出している。ニッスイも養殖の魚の輸出が好調で、これまで魚を食べなかった外国人が魚介類を消費するようになった。回転寿司だけでも凄い数が出店されています。冷凍の回転寿司に使われるネタだけでも相当需要はある。日本産とするだけで高く取り扱われ、中国ではようやく果汁100%ジュースや珈琲がブームだと言います。日本国内産の果汁100%ジュースや日本国内の焙煎抽出したコーヒーは人気になる可能性は高く、国内果実や野菜100%のシャーベットは南国の南アジア諸国で売れると思います。既に資生堂や花王は国内に新たな工場を建設してオールジャパン製品の新工場を建設する。ライオンも国内で52年振りとなる歯磨き粉工場を建設する。年間3千万人を超える訪日観光客は帰国後も日本製品を求める傾向が強く、生産拠点から消費の拠点と変貌するアジアの需要を取り込む事が重要な時代になって来た。

【3,000円の料理の注文増加、誕生から50年のファミリーレストラン】
ロイヤルホストにデニーズにビックリドンキーなどファミリーレストランと言えば懐かしいと思う今日この頃で、親友の平野がロイヤルホスト1号店大阪の桜橋店で高校の時にバイトしていたので遊びの誘いに良く通った事を思い出し、肉が嫌いだった僕は合挽肉を形成したカットステーキが大好物でした。給料をもらうと月に一回だけの贅沢とファミレスに出かけてこの形成肉のステーキセットを食べました。そのファミレスを一世風靡させた僕たちの年齢が50代後半から60代への移り、たまに覗くとシニアが大勢います。たまに美味しいステーキが食べたい、エビフライが食べたい、ジューシーなハンバーグが食べたいと思うとファミリーレストランが最適で、少し値段は高くても美味しいものが食べられるのが今やファミリーレストランなのです。そんな事からシニアにうけて早朝、ランチと満席の店もあります。低単価とドリンクバー導入へいち早くシフトしたガストは未だに安売り路線から脱却出来ずに苦戦、ドリンクバーを中止したセブン&アイが買収したデニーズと当初から導入していない大阪ガス系列のロイヤルホストは繁盛しています。たまに食べる逸品は少し高くても美味しいものが食べたいのがシニアの心理です。先ほどの生産拠点から消費拠点と変貌を遂げた事と同じくデイリーな商品も安いモノから高いモノへ消費がシフトしている所を押さえましょう。地方百貨店のお客様もきっと簡単に食べられて美味しいディリーな料理を待ち望んでいると思います。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る