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ホッタの本音 今週のレポートNO.901

【貿易収支61億ドルの黒字、台湾4月輸出138.7%像過去最高水準続く】
コロナ禍の影響で半導体需要が増えて台湾の輸出が好調、コロナ感染もここ数日間120人220人と増えているが日本と比べると全く違い経済成長が著しい。日本製品が好きな台湾攻略は今後事業を展開する上では必要だと思う。韓国やシンガポール、タイ、ベトナム、マレーシアなど近隣アジアへのグローバルな展開は日本企業にとって必須だと思う。

【国内ビール系飲料はピークの1994年から4割減、コロナが追い打ちをかけて減少が加速】
一昨年アサヒビールからシェアを逆転したキリンビール、クラフト戦略がコロナに+ミャンマー政権交代で一転して売上減少に大幅減益となった。アサヒは、飲料部門と離乳食と介護食、フリーズドライ味噌汁が好調に加え発売直後に品切れたジョキ生が爆発的ヒットした。サッポロビールは赤字に転落してスポンサー探し、業務用に強いサントリーも厳しい。僕は早くから価格競争に巻き込まれないように差別化を図って来た。まずは定期的に御用聞き今で言うサブスク型宅配サービス。自宅で毎日飲んでもらえる地酒を蔵元と組んでOEMで開発した。今日でも岐阜県天領酒造のレギュラー清酒「飛騨錦」や大分の日田天領水仕込みの麦焼酎「旨すぎてこらえといてよ」甲乙混和焼酎「ばってんうまか」など後世に残る商品を数多く開発した。味や品質にこだわった食品も数多く開発して大手メーカーに対して差別化を図り、日本の中小零細製造会社に製造委託して開発して来た。

【食品通販もリアル店舗がたどった道と同じく、膨大な品揃えの大手と個性的な商品を揃える二極化に】
コロナ禍の影響により食品通販市場が急拡大した。打撃を受けた飲食店や食品製造会社などが一斉に通販事業に参入しているが、結局これまでのリアル店舗が辿って来たようにアマゾンなど膨大な品揃えする大手と個性的なプライベートブランドを品揃えする企業に別れて集約される。特にネットを甘く見てはいけない。わんまいるの強みは品質と味の良さでリピート率が他社に比べてダントツに高く、客離れも低い。長年の間全国各地を回り商品開発して来た経験と知識と協力会社がある。飲食店がデリバーリーや持ち帰りやネット通販を強化する事で外食と内食の領域が曖昧になって来たので益々本領を発揮できる。僕は34年前(26歳)創作居酒屋で独立する事を投資資金不足により断念して投資が低いお酒お米の宅配専門店として独立したが、原点は大手業務用食材を使用せずに自ら目利きした食材を使用してこだわった美味しい創作料理を一般家庭に提供したかった。だから業務用として飲食店に卸す事は一切しなかった。お酒も外で飲む吟醸酒ではなく毎日家で飲む普通酒を開発して来た。僕がこれまで開発したすべての商品はご自宅用だ。金箔酒も元旦に家で飲んでもらう為に開発したのが偶々歳暮やお年賀に使われただけだ。そしてSNSが普及した事で食事がエンタメ化しています。それに国の制作も大きく影響し、健康に影響する食生活が見直され、ヘルスケア市場が拡大するでしょう。健康プログラムと連携した取り組みも重要だと思いますし、テレワークの普及により「朝食」市場も急拡大しています。それに日本では消費がピークの半分になった魚商品が海外(中国9倍、アジアで著しく増加)で増えており、日本のおかず「魚食」のニーズがネット通販で拡大するように捉えています。

【総務省が発表した2020年1ヶ月当たりの消費支出、外食が29.8%減、交通51%減】
外食より交通費の支出の方が減少幅が大きいとは意外だった。しかも4月からの緊急事態宣言で昨年一年間の平均なのでテレワークやWEB会議が普及した2021年度は更に落ち込みが大きい可能性があり、しかもコロナ感染が収束しても元には戻らない。高卒の受け入れ先として大きい鉄道会社が定期昇給を取り止めてリストラの実施や外部企業へ出向させている。私鉄会社は経営するホテルを閉店不動産の売却をする等資金手当てをしているが、空港会社など含め今後どうするのだろうか。大阪駅やミナミ、新宿や渋谷など繁華街立地のスポーツジムも一斉に閉店している。世の中が様変わりする。人の動きが減少した分、支出は減るがそれ以上の収入が減っていると言うより突然仕事を失った人が相当いる。出勤すると閉店していた、メールで破綻を知らされたなど突然ニートになった人も多い。問題は伸びているIT関連に関しては売上が増える=人が必要ではないのが特徴で、SNSにしてもアンバサダーなどその店のファンがボランティアで宣伝しているので膨大な広告費がかかっていない。リスティング広告も専門の広告代理店がAIなどを使って興味のある人に表示させているので自社に人が必要になる訳でない。買物もサイトを観てショッピングカートで注文・決済されるので殆ど無人だ。人手がこれまでのリアルやアナログに比べかからないのが一番の問題で、倉庫も自動化が進んでいる。しかし世界の人口は増加している。世界の大問題である。

【SNSが消費を後押し、売りが強い広告は敬遠されアンバサダーや画像や動画表示が伸びる】
消費者がお金を使った広告を敬遠するようになった。従来の俳優を使ったテレビCMには見向きもしなくなり、20代以下はYouTubeをメイン、一昔前までは成果報酬を支払う有名ブロガーが奨めるアフィリエイト広告が良かったが、最近では成果報酬型の広告は敬遠されるようになり、その店のファンがアップする写真や動画などを見て購入する人が増えている。又興味がある人に対して画像や動画を配信する広告が受けており、購入方法が大きく変化した為、集客方法も変えなくてはいけなくなった。飲食店でも従来の食べログやグルナビなどグルメサイトで検索する人が減り、インスタグラムで検索する人が増えており、ツイッターで話題の店へ群がるようになって来ている。「納得から共感へ」。顧客とより親密な関係を結ぶ事にある。共に喜びを体験、共有し分かち合う。インターネットが広告を変えた。

【民間放送大手5社2021年3月期決算、全社が減益、地上波テレビ広告収入減、イベント収益減】
コロナ禍で内ごもりが続く中で本来ならテレビの視聴率が増えて広告収入が増えると思われがちだが、大手民間放送会社大手5社の最終決算は5社すべてが減益となり、テレビ離れが進んでいる事が鮮明。加えてイベントの中止が響いた。見込んでいたオリンピック開催の是非が今期の業績に影響を与える。。これまた時流なり。

【海外からの農作物関連商品値上げラッシュが続く】
輸入トウモロコシや飼料、胡椒に蕎麦の実など含めコロナ感染により外国の農作地で都会への出稼ぎが田舎に戻ってこれないなど人手不足が深刻で、農作物の収穫が激減していると言う。輸入食材が値上がりすると国内の食材にも影響する。天候に左右される漁獲高や需要により相場が変る国産食材を上手く利用したメニュー開発が需要だと思う。そんな意味では従来からの決まった食材を使うビジネスモデルは厳しく、自社考案の創作メニューを考案した献立を製造する事が望ましい。

【生クリーム菓子も冷凍が人気。30万個売れたカルディ、ケーキ専門のネット通販会社も絶好調】
多くの百貨店や商業施設に入るテナントが客数減少に歯止めがかからない中、ララポートなどにカフェを展開するカルディコーヒーファームが冷凍スイーツ「マリトッツオ」税込270円を2020年11月に発売し5ヶ月間で何と30万個を販売。ヒットの鍵は「冷凍」と「映え」。冷凍庫にストック出来る事でお取り寄せやまとめ買いが出来て何度もお店に足を運ばなくても良い。そしてSNS「映え」する事だ。家の中で「プチ贅沢感」を演出できる事が時流にあっている事がヒットのキーワードだと紹介されていました。

 

 

 

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