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ホッタの本音 今週のレポートNO.881

【年収上位企業500社、ワースト企業500社を発表、業種と企業風土に関係?】
東洋経済研究所が毎年発表している年収&生涯収入ランキングを見ると、何と上位ベストテンに企業のM&Aを行う仲介会社が5社も含まれていた。専門家に聞くと会社を買いたい企業は多く、ここ数年の時流の進化により、業績が厳しい会社や後継者がいない会社が増え、そして今回のコロナ禍がM&Aを加速させていて、仲介会社や監査法人は多忙だと言う。残り5社は、大手商社が名前を連ねる。その下にIT、情報、通信関連会社などで、その中にはロボット化が進む中で精密機械関連企業も名前を連ねている。反対にワースト会社下から10位を見ると国内タオル製造会社や美容院経営、地方の警備保障会社や地方百貨店など老舗企業が名前を連ねていた。決して多く支給出来ていない僕が言うのはおこがましいが、昔からの古い体質、企業風土の会社は年功序列の所も未だに多く、使用人扱いしている経営者も多く、従業員の給与水準も低い。そんな会社に限って休みが少なく、サービス残業も多いと言う。これでは良い人材が集まる事はない!人材が集まらなくては企業の将来はない!特に今日のようにITを用いたビジネスモデルに変革し、企業風土や文化まで変換しないとスキルの高い人材が採用出来なくなって来たと言われる。社員の人数や規模は関係なく、ITや外部を使いこなせるスキルが必要だからであり、社員の人数ではなくなった。少数な人材で生産効率が高く利益を多く出す企業の価値が高まっている。

【11月コンビニ売上前年割れ、9ケ月連続】
近くて便利をキャッチコピーとして躍進して来たコンビニが、9月間連続で売上前年割れが続き衰退期を迎えたと言われている。本来ならコロナ禍で内ごもりとなり、利用客数も客単価も増えると思っていたが増えない。。要因は、何処にでも販売しているNB商品は値段が安いスーパーやドラックストアに客を奪われ、ネット通販の台頭も大きく、セブンイレブンは宅配サービスを全国1,800店まで広げて1日平均25件の配達があると言うが、人件費のコストから考えると配達が増えても客単価が低いため配送コストが余分にかかり、利益を減らしているように思う。エンゲル係数が上昇し、プチ贅沢商品が伸びている中、菓子パンの売上が減少して高級食パンが店舗数を拡大。唐揚げ専門店、焼きそば専門店、スィーツ専門店も店舗を増やしている。甘くて濃厚、フワフワ!昨年リライズコンサルティングのセミナーでお伝えした通りです。にも関わらず、セブンイレブンは何を血迷ったのかおにぎりの使用味期限を2倍伸ばしてリニューアルすると発表。チルドで使用味期限が長い商品は保存料を使ってなくても敬遠される。リニューアルの理由は、食品ロス防止の為だそうだ。売れ残った商品を廃棄する事は顧客にとっては関係なく、売る側の都合だ。顧客寄りの考え方でなくてはこれから金額の大・小に関係なく、お金を使う部分が明確なメリハリ消費の時流には適さない。

【大阪市の飲食店4月~11月 3,500店廃業、コロナ第三波で来年は更に増える】
友人で著名な飲食店の店舗デザイナーの先生曰く、来年は大手飲食店チェーンが本格的に店舗整理を行うので相当お店が減ると言っていました。大阪市だけで3,500件とすると全国で捉えると一体何軒が廃業したのだろうか?そしてコロナ第三波で忘年会も新年会も殆どが中止になり、年を越せない店も多いと思う。残念なのは、その地域の文化的存在の老舗が廃業する事が惜しまれる。老舗のレシピを基に冷凍惣菜を開発してネット通販で販売すればと思う。ホテルや機内食などに卸している食品製造会社も売上は激減している。両社をマッチングさせて販売出来れば喜んでくれるお客様は多いと思う、正に三法よしだ!

【さすがトヨタ2021年EV2人乗り160万円から法人・自治体向けに発売をリリース】
これまでHVばかり販売してEVに消極的に見えたトヨタは、今年中国と欧州でレクサスのEVを発売し、国内でも昨年10月から135台限定で抽選販売すると隠れた話題となった。そして今年160万円の二人乗りEVを100台程度の販売を想定し、2022年から一般にも販売するとリリースした。日本では一人世帯・二人世帯が多く、二人乗りの需要は多い。しかもこれまで値段が高かったEVのイメージを一変させ、補助金なしで160万というのだから驚きだ。今後は資本提携しているダイハツやスズキとも共同で開発するとコメント。これでガソリンエンジン主体だった自動車業界が様変わりする事は間違いない!そして、アイリスオオヤマやソニーなど異業種も参入し、中国や米国などとも競争となって一気にEV化は加速する。問題はガソリン自動車の下請け会社でEVに必要な部品やエンジンと異なり利用がガタ減りし、将来無くなるので、EV化に対応する部品製造会社へ変革するか、従来通りのガソリン車への対応を続けるかにより業績も企業寿命も変わる。変革する2割の下請け、変革を躊躇する8割の下請けに分かれるだろう。しかもITを用いてロボットが組みたてる全自動化が更に進むだろう。

【高速道路までがコロナで外出、移動が減り赤字に】
格安のEVが開発売り出され、期待が湧く自動車業界にとっては水を差すのがコロナの影響によりテレワークが普及し、リモート営業やSNS活用した販売などにより人の外出や移動が減り、年々通行台数が減ってきた高速道路を直撃し、赤字に陥る企業か各地で起こっている。そう言えば米子道や本州四国連絡道など本当に減ったと実感した。サービスエリアなんか閑古鳥が鳴く。コロナ前まではインバウド客が高価なステーキ丼やブランドとんかつなど食べていたのに、フードコートもさっぱりダメ。アクティブシニアが連れ添ったドライブ姿も全く見なくなった。これは元に戻らないように思う。。高速道路のみならず、東京駅や新大阪駅構内売店や飲食店含め人が移動しなくなった影響は大きい。この需要が「内食消費」を押し上げている。狙うは「内食」だ!僕は独立当初から一般家庭の内飲食しか対象としてこなかった。一家団欒で過ごされる世帯に的を絞り、高価な吟醸酒は開発せず毎日飲む普通酒を開発して来ました。ご当地グルメも冷凍惣菜も日々口にする商品を開発して来ました。そしてご当地で長年飲食され続けているモノを少し味覚やネーミングを変えて開発して来ました。多くの商品があちらこちらに広がり販売されています。これからも日々の暮らしに溶け込む自宅消費の食品の開発に注力していきたい。

【ネット証券・投資信託流入3倍在宅、低金利、経済低迷が追い風】
12月25日 日経平均株価30年振りの高値2万7,200円に大幅続伸となった。要因はコロナで経済が停滞、各国は経済救済に金利なしで貸付け、お金をドンドン出している。モノが動かなくする事もないので投資家のみならず一般人までがネットで証券や投資信託を注力する人が増えて、景気は悪いにも関わらず株価は調子が良いと言う事になっている。これらもITを用いて分析出来、お金を上手くマネジメント出来るスキルのある人が儲けている。マイナス金利が続いてマネーがダブつき、経済と人の往来が停滞する中、ネット証券市場は更に伸びるだろう。しかし実態とかけ離れた相場はいつかはじける事は覚悟しておかなくてはならない。

【和牛が輸出好調、国内はECで好調、2年ぶりに卸値上昇、ホテル飲食は低調】
コロナで一時は大量に在庫が余って特売されていた和牛が、海外での巣ごもり需要が高まり輸出が復活している。国内ではEC通販でも黒毛和牛やブランド牛が売れており、2年ぶりに和牛も交雑牛も卸価格が上昇している。海外でも国内でも人の考え方は同じで、外出する衣料品や化粧品や外食なども含め減ったので、その分が自宅での食に回り贅沢現象が起こっている。コロナ以前はギフトぐらいでしか買わなかったブランド牛が、自宅ですき焼きやしゃぶしゃぶで消費され、ネットで専門店から購入する人が増えている。かつての精肉専門店の代行をECが行っている。この自宅需要は仕送りも含め益々増えて行くと思う!しっかり考えて企画、ECで販売すれば面白い!多品種ではなくズバリ商品を開発する事だ。

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