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2018年12月(264号) 「時流に適応する」

【時代の変わり目を認識】
僕は学生の頃に、「氷河期に入り体が大きいマンモスは身を寄せるところがなく絶滅したが、ネズミなど小さな生き物は、生き延びて進化した」と本で読んだ事が忘れられず、時代の変化への対応と対応出来るように大きくなり過ぎない事が生き延びるには欠かせない大切な事だと今日まで経営をして参りました。そしてその時代の風潮や思想の傾向、人間のノドの渇きなどを含め、時代やトレンドの変化は自然の摂理だと認識するようになりました。更に来年は30年間続いた『平成』が終わりを迎え、新たな元号となります。私は昭和64年、正式にはその年に平成元年に年号が変り、平成となりましたので平成元年の創業とも言えます。自ら創業30年間経営をして来て、つくづく時代の変わり目に直面していると認識しています。

【時代の転換期に意識していること】
私がこの時代の大転換期において意識している点は、
①来年消費税が10%の引きあけられるが、家庭内で消費する食料品を含めた日用品は消費税が据え置きとなる事で、更に外食が控えられる。
②東京オリンピック後の景気低迷が起こる。
③団塊ジュニアが50代を迎え、人件費がピークを迎える。
④国民の3人に1人が65歳以上の超高齢社会になる。
⑤インターネットとスマホの普及で、地方の小さなメーカーや小売業でも全国を相手にビジネスが出来るようになった。
⑥飲食店や建設業など「しんどい、汚れる仕事」には人が集まらない。
⑦伸びる市場を求め、グルーバルな展開が必要になった。と言う事です。
これらに対してどのように対応しているのか?対応して行くのか?がこれからの新しい年号を迎える上でとても重要になります。

【時代の変化に対する判断が重要】
弊社が酒や米の規制緩和に対して宅配事業を行っていなければ?規制緩和後に地域名産品や専門店などこだわりの食品の取り扱いに注力していなければ?更に冷凍食品、冷凍のお惣菜の開発に注力していなければ?ネット通販に注力していなければ?・・・それと今日まで30年間に渡りシステム開発にも相当投資をして来ました。酒販店システムの開発、自動電話コールソフトの開発、ギフトメーカー直送システム、クラウド型の受発注システム、更に複数チャネルからの受注の取り込みとショッピングカートの入れ替え、物流センターの整備など。更にはアルゴリズムへの対応として顧客管理や販売管理システムの導入開発も必要だと取り組んでいます。そんな意味では社長の先見の目は凄く重要となります。そして時代の変化への方針を明確にすることが求められます。変化に対応するには、経営者自らの『判断基準』をもっていることが大切で、なんのために経営をしているのか?なんのために生きているのか?経営理念に基づき判断する事が必要です。もっと言うと、お客様や社員はじめ生産者様、加工メーカー様、流通、販売まで一貫した取り組みと、人間を真ん中においた経営が求められていると考えています。・・・
「時流に対応する」ことは正に商売繁盛の法則也。

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