デジタル化とシステム化と全く意味が違います。
デジタル化とは、「人が行っている作業をITやロボットを使い自動化」する事。
システム化とは、「業務プロセスや仕組みを効率化・最適化して、企業や組織が安定して成果を出せるようにすること」です。
例えば僕が独立する際、酒販店専用の販売管理ソフトを導入したのはシステム化ではなくデジタル化です。
その後、メーカー・卸問屋・加盟店・本部(弊社)物流センター等を繋ぎ、一品から発注・受注・ピッキング・発送などすべてを繋いで販売を一元管理してわんまいるシステムを伊藤忠商事様に依頼して開発したのは「システム化」です。
そして、ネット通販を行うに際してサイト作成・ショッピングカート導入・ネクストエンジンで受注を吸い上げてセンターへ自動発注・センターで自動ピッキングリスト出力・クロネコヤマトで発送・発送状況がお客様も弊社でも確認できる様にサイト閲覧から注文・決済・受注・ピッキング・お届けまでの通販事業全体の仕組みを構築したのはシステム化です。
わんまいるシステムと自社で市販アプリを繋ぎ合わせ生産・加工・流通・販売まで一貫した取り組みを行う事が出来ているのもシステムを構築したからと言っても過言ではありません。
そうする事で他社から仕事(ネット通販事業)を受託する事も可能となり、これまでも大手百貨店や大手スーパー、大手ガス器具メーカー、某テレビ局の料理番組から受託し、東京電力ホールディングス様とはアライアンスを組んで食べて応援!お魚料理専用サイト「ボンキッシュ」を運営させていただいています。
これだけの事を担うにも関わらず、弊社はセントラルキッチンも持って無く、物流センターも外部委託しており、オフィスを大阪駅前一箇所にして社員パート併せて約20名で運営出来ています。
これらもシステム化に取り組んで来た賜物と自負しています。マンモスは時代の変化に対応が出来なく滅んでしまいました。小さな零細・小企業は、柔軟に対応がやり易く、お酒お米の宅配専門店として一躍有名になった時に直営店を全国に展開していたら、酒類小売り免許自由化に対応出来ず倒産していたでしょう。その時にネットワークを組み、FC事業で展開し、直営店は本店のみにして運営システム化に投資をしたから生き残れ、そのシステムをカスタマイズして今の姿に変身出来たと自負しています。
「システム化」
正に商売繁盛の法則也。
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