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8.282023
代表堀田が時流を読んで思いをぶつける!ホッタの本音 今週のレポートNO.1018
【各地のブランド黒毛和牛、国内厳しく輸出が好調】
飼料など物価の高騰で畜産業の経営環境は厳しいが、円安を追い風に輸出に取り組む和牛産地が多く、多くの生産地で成果が著しく伸びている。欧米や東南アジアに加え、オーストラリアなどハラル対応メニューの開発や質の高い子牛出産の改善などに取り組み、これまで国内では有名でない「とちぎ和牛」や「しずおか和牛」に「能登和牛」「にいがた和牛」肉質日本一を訴求して種牛で稼ぐ鳥取和牛生産者など様々な取り組みが功を奏している。
【日本のコンビニ便利で美味しいと訪日客。大手コンビニ三社コロナ前越え】
全国のコンビニ全店舗の売上高が11兆7,952億円となり2019年度を上回った。足元ではインバウンド来店客数が増えた事が大きな要因になっている。空港やホテル近くや繁華街などコロナ期間中は閑古鳥が鳴いていた地域が回復、日本のコンビニはお弁当がおいしくリーズナブルで高品質。24時間営業が便利だと多くの訪日客が口を揃えて言う。
【ローソン、レジで温めますか?・・冷凍おにぎりを実験販売、物流と賞味期間対策!】
最近セブンではなくローソンが新商品の開発も含め、新たな取り組みを積極的に実施して当たっているに思う。金のシャリシリーズの高額おにぎりで当てたローソンは、物流費の軽減と食品ロス解消に向けて冷凍おにぎり販売の実験をスタートさせた。レジで温めますか?と声をかけて「焼きさけおにぎり」や「五目おこわおにぎり」など6品、自宅やオフィスなどレンジで温めて食べてもらい、レジでも温めますかを確認すると言う。冷凍する事で物流コストの軽減と、何より賞味期間の解消に繋がりコンビニで問題となっている食品ロス解消に繋がる。新たな取り組みは凄く大切だ。
【吉野家「トクホ牛丼」1年で何と9万食。馬鹿に出来ない売上だ!目の付け所大事】
コロナ禍真っ最中の2022年7月に発売された吉野家の特定保健食品(トクホ)の牛丼の具の販売が好調で、約1年間で9万食が売れた。食後の血糖値上昇を穏やかにする「サラシノール」を配合した。価格は1袋505円と通常の牛丼よりも高いが中高年を中心に販売が伸びている。各社メーカーも高齢者が増え、健康への関心が高まる中、身体によい食品(総菜)のニーズは高いと開発に注力している。但し、トクホは申請から商品化に要する期間が4年とかかるのが開発を遅らせている。。但し、トクホでなくても健康訴求は可能なので商品開発、特に食材が持つ体に良い所をしっかり説明すればと思う。
【モスバーガー、代替食材で環境対策アピール、若者の心つかむ】
材料や光熱費に人手不足で苦境に立たされている外食外産業の中でモスバーガーの業績が拡大注目されている。要因は大豆などから作る「代替ミート」の利用に取り組み、2023年から発売した植物由来のハンバーガー「ソイシーバーガー、(ソイのおさかな風フライ)がSNS交流サイトを活用して環境問題への関心が高い若者の間で拡大した。ちなみにソイシーバーガーの購入者で一番多かったのは10代の男性で約3割占めていた。もしかすると魚嫌いの若年層が骨や皮が無く魚臭くない植物由来のソイシーバーガーを購入している可能性もあると見ている。日本ハムのフッシュフライ(代替えシーフード)も好調な売れ行きで、カニカマではないが深刻な漁獲量の減少により今後、代替え魚肉は新しいニーズをつかめる可能性を十分秘めていて、ビジネスとしては重要だ。
【中国、処理水放出に反発、日本産の水産物を全面禁輸】
東京電力福島第一原子力発電所の処理水の放出に対して中国政府は、日本の水産物輸入を全面に停止すると発表した。これまで中国に輸出をして潤っていた漁村や町、中国国内に出店している日本の寿司屋やレストラン等が大打撃を受ける事となる。日本食を売りに展開している寿司屋はどうするのだろうか。中国税関は輸入時に100%検査を実施すると言う。検査の為に関税で留め置かれると鮮魚など輸出は実施的に止まる。処理水を汚染水と呼び、放出計画撤回を要求して来た。中国で回転寿司「はま寿司」を展開するゼンショーホールディングスは、日本から輸入している水産物が調達できず日本しか取れないホタテやいくらやぶりの販売を中止ししたと発表した
【中国消費者の間でネット販売上位に食塩が、買いだめの動き】
中国ネット通販大手アリババ集団が経営するネットスーパーでは販売ランキングの2位~5位で食塩が占めた。上海市のスーパーでも食塩を買いだめする姿が見られ、韓国でも食塩の買いだめが起きている。海水からつくった食塩に放射性物質が含まれるとの懸念から騒ぎになったようだと報道された。実際に放出が始まったこれからが風評被害への対応も含め大変だと思う。検査を公表して魚介類に放射能が含まれて無い事をしっかり伝えて説明していくことが重要だと思う。これを糧に日本の水産物をしっかりと国内外に向けて販売していくことが重要だと思う。
【銀行の貸し出し姿勢に陰りが。。14年ぶりの低水準、倒産増加に警戒】
コロナ禍以降政府からの要請もあり、積極的な融資を続けて来た銀行の姿勢に限りが見えて来たと日銀がまとめた。主要銀行のアンケート調査で約14年ぶりの水準となったと発表された。物価高にガソリンの高止まり、光熱費上昇に加え、人手不足に、中国バブル崩壊に世界経済の不透明などが強まり、ゼロゼロ金利の融資返済が始まっており、資金繰りが悪化している企業が増加していると言う。金融環境が極めて緩和された状態から厳しく問われる当たり前の状況に戻りつつあると言えそうで、銀行は倒産増加に警戒。
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