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代表堀田が時流を読んで思いをぶつける!ホッタの本音 今週のレポートNO.1017

【ヤマト2023年4月~6月期 1億3,300万円の赤字 4年ぶり】
理由は、新型コロナウィルス禍の収束によるリアル回帰でEC需要の伸び悩みで宅配便の取扱個数が減少したと言う。それに海外の消費低迷で国際輸送の需要も振るわなかったとコメント。背景には、アマゾンが全国配送拠点を開設し翌日配送サービスの充実含め、ネットスーパー等小売企業各社が自前の物流網を構築拡大している事も大いに影響していると思う。直ぐに赤字になる事が多いヤマト。損益分岐点が高く、高コスト体質になっているようにも見える。翌日配送を売りにして成長してきたにも関わらず、一部の地域で翌日配送を中止。今後も厳しい状態が続くものと思われる。

【米国物流大手イエローが破産申請 労使対立で自立再建断念】
100年以上続く米国トラック物流大手のイエローコーポレーションが、日本で言う民事再生法を申請して経営破綻した。多額の負債を抱える中労働組合との対立が深まり自立再建を断念。従業員約3万人の雇用が失われる可能性があると言う。

【低迷していたラーメンが復調。海外で絶好調、日本で850円がロンドンで2,300円】
海外で出店の勢いが止まらない一風堂と山岡家の株価が急上昇している。原材料や人件費の増加を吸収する値上げで業績を伸ばしている事を投資家から評価されている。特に海外では「インフレ時代の勝ち組」として変貌。それもそのはず日本国内では850円税込み価格が、何とニューヨークではチップ込みで3,100円、ロンドンで2,200円。アジアでも日本よりはるかに高いが行列が出来ている。その背景には、イタリアンやフレンチや中華などは、はるかに高く、朝マック(ハンバーガーとコーラのセット)が1,800円と聞いてびっくり仰天。日本国内でもコロナ前からトレンドが減少して長く消費が減少していたが、辛味噌ラーメンから火が付いてシャープな細麺を主体に人気が復活。そこにインバウンドが加わり行列が出来ると更に人は群がる。今後数年間流れは続くと思う。

【キリンビール ペルノリカールと提携して海外販売先を3倍の18ケ国に拡大】
定価で手に入らなくなって久しいサントリーの「山崎」や「響」。ニッカの「余市」など日本のウイスキーが海外で日本の2倍以上の価格で好調に売れている。そんな中、キリンは静岡蒸留所で製造する「富士」をフランス・米国・オーストラリア・中国・シンガポールの5ケ国に輸出している。この度、蒸留酒販売世界2位のペルノリカールと提携して新たに13ケ国に販売する国を増やすと発表。日本の2倍近い1万円超で販売を想定。なんだか日本のバブル突入時期に日本の電化製品や車が海外でドンドン売れて行ったときのような感じが飲食でする。

【復活KFC、経常利益3倍。値上げでも客数維持】
原材料の高騰でコロナ禍収束後売上・利益が落ち込んでいた日本KFCの2023年4月~6月期の経常利益が前年同期比3倍前後になったと報道された。原因は、約9割の商品を大幅に値上げしたが新商品や限定品が好調で客数を維持した事で客単価が上昇し、セルフレジ拡大によりコスト消滅に取り組み利益が大幅に改善したとのこと、売上は1割増え客数1.3%増えた。値上げ効果は大きい。鶏肉は牛肉や豚肉に比べ割安で、低カロリー高タンパク質として消費は上向いている事が値上げしても客数が減少しない原因だと思う。焼鳥屋は多くあるが骨なしチキンなどコンビニ以外に専門店が意外と少ないのも要因だと思う。鶏肉を使った冷凍惣菜メニューの強化は行うべし。

【再値上げ。アマゾンジャパンプライム年会費2割上がり5,900円に】
経費削減と値上げ実施利益を確実に稼いでいるアマゾンが、又もやプライム会員価格を5,900円に値上げした。4,900円から5,900円と何と1,000円2割も値上げする。ちなみに米国ではプライムの年会費は約2万円、英国は1万7千円、ドイツ1万4千円だと言う。それにしても2割も年会費を上げられる事が素晴らしいと思う。2割上げると少々客数が減ってもカバーできる。そしてサービスを充実して又会員を獲得すれば良いと言う考えだと思う。値上げ出来ない企業は倒産しかないと思う。

【企業倒産7月53%増 全都道府県で2ケ月連続超えは23年ぶり ピークこれから】
東京リサーチが発表した7月の倒産件数は758件で前年同月比53%増。全国すべての地域で倒産件数が2ケ月連続で上回ったのは23年ぶりだと言う。コロナ緊急融資の返済が始まり、物価高と人手不足が続く中、販売不振が最も多く、赤字の累積による飲食店の倒産が多い。海外からの部品や原料の仕入れが円安で跳ね上がり、建設業や製造業の倒産も目立つ。コロナ緊急融資の据え置き期間が終わり、返済が始まるのは2024年4月にかけてピークを迎える。業績回復が進まず過剰債務で金融機関から支援を受けるのが難しい企業を中心に倒産は更に増えると言う。

【ローソンに追いつけファミマ約20億円を投じて高価格帯おにぎり成型機を導入】
外食の値上げに伴い、具沢山など高付加価値のおにぎりが人気で専門店が拡大、ローソンはいち早く「金しゃりおにぎり」を刷新して独り勝ち、セブンイレブンも「京都米老舗「八代目犠兵衛」と連携して3月から高付加価値のおにぎりを発売し売上利益を稼いでいる。そこでファミリーマートは全国の製造委託先30か所の工場を対象におにぎり成型の新機種を15年ぶりに切り換えていくと発表した。コンビニ業界の売上の4割は弁当・総菜など「日配品」が占め、この多くがおにぎりとみられる。ここ数年売り場を見ていても弁当が減りおにぎりが増えている。ローソンはおにぎりのみならず店内調理するお弁当や炊き立てご飯のお弁当を発売人気を集めている。コロナ禍が収束し、外国人観光客も増える中、ファミリーマートでもおにぎりは前年比10%増で売れている。

【成城石井、明治屋ストア、アジアンテイスト総菜・弁当が人気、シンガポールフェア】
バジル風味などスパイシーなアジアンテイストの総菜・弁当が人気で、この夏は成城石井や明治屋ストアは、シンガポールフェアを開催して注目されている。「シンガポール風チキンライス」「自家製シンガポール風チキンビリヤニ」など複数のスパイスを加え炊き込んだごはんで、スパイスは日本人向けにアレンジしている。明治屋ストアでは「チキンライスや骨付き肉をスパイスと一緒に煮込んだ「パクテー」や「スパイシーシンガポール焼きそば」など輸入した紅茶など40種類を取りそろえる。

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