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11.212024
代表堀田が時流を読んで思いをぶつける!ホッタの本音 今週のレポートNO.1082
【イオン クリスマス料理65品目とオーブンパック6倍「コスパ」「簡便性」「楽しむコト」】
今年のクラスマスは25日(水)と平日なので、前の土曜日から友人や家族など複数回のパーティーが見込まれる事から、イギリスで流行っている内装で包装された状態のまま予熱したオーブン(日本の場合はレンジ可能で短時間加熱するほぼ調理済み)「オーブンバック」商品を13品だった昨年の6倍に増やし65アイテムを品揃えした。共働きで時間が無い為、一から作る人は減り、おせち料理や恵方巻を代表に「晴れ料理」ほど「簡便性」の利用が高まる。昔はお弁当に加える一品料理がメインだったが進化している。
【ファミマも平日がクリスマス外食控え、お家でXマス。ケーキやチキン総菜68品発売】
物価高と今年は25日(水)がクリスマスと言う事で外食が控えられるとしてファミリーマートもケーキやチキン総菜を68品に増やすと発表。専門店より価格設定を抑え、事前予約で割引やポイント付与する特典も用意した。さてどうなるか?
【中高年も含め美容への関心が高まり、美容室や美容器利用増える】
美容室業界は、コンビニよりお店が多くて競争が激しく、人手不足も重なり赤字の店が多い中、男性専門の美容室が躍進している。最近では20代30代のみならず中高年の美容室利用が増えてきている。弊社のSEOを支援してくれているSEMラボラトリーの清水社長が支援する男性専門美容院アルカミさんは、ショート動画で集客が成功高級ながら店舗を増やしている。単にカットやパーマだけではなく、ヘッドスパや顔面ジムなどエステも組み入れる。銀座中央通りの高級美容器のヤーマンショップには、顔面専門のトレーニングジム(顔面マッサージ)をオープンし、中高年男性が増えて40代以上で70代もいると言う。昭和の娯楽から令和の娯楽は様変わりしている。商機あり。
【世界的に石油製品の需要が縮小、英シェル純利益前年39%減、世界的に電気にシフト】
当然のことだが一世風靡した「石油」需要が衰退している。とって変わろうとしているのが「電気」で原子力発電をめぐり鉱脈が欧州地方に多く、領土争いから西側と東側の対立へ更に危険な状態に発展しかけない情勢だ。先日はEVを先駆けて開発発売した米国のテスラー社が日本のヤマダ電機と提携して家庭用太陽光向けの蓄電池の販売をリリースした。欧米では家庭の蓄電を買い集め、相場を見極めて販売するスタートアップが脚光を浴びるなど製油から「電気」「ガス」へシフト。これまた商機あり。
【介護事業者倒産1月~9月、前年同様55%増。過去最高を更新。物価高人手不足】
素人目からは高齢者が増える中で利用者が多くさぞかし儲かっていると思われがちな介護業界ですが、もう数年前から人手不足と介護報酬改定毎に削られる割には人手不足など経費がかかり過ぎ、参入競争も多く、業界最大手のニチイも長年の赤字体質で営業譲渡するなど今年も有料老人ホームやデイサービスを手掛ける日本ヒューマンサポートが民事再生を申請するなど経営の厳しさがあらわになった。送迎のガソリン代や施設の光熱費など高騰しているにも関わらず、介護報酬は引き下げられ、土地や建築費の高騰に人手不足が重なり更に経営は苦しくなると予測される。にも関わらず毎月引き落とされる介護保険料は増えるばかり。。超アナログの業界だけに改革が難しい。
【「106万円の壁」撤廃も厚生省大賛成、実施になると更なるひずみが生じる可能性】
今回の参院選で公約を掲げた国民民主党、野党も後押し厚生省は早速撤廃の方向で調整に入った。実施が決まれば、能力があるにも関わらずご主人の収入が高く年収の壁を意識してあえて範囲内で働くパート・アルバイトが多く、実施されると会社側も本人も勤務時間が増える。半面勤務時間を減らされる、又は仕事にありつけない人が増える可能性がある。採用する会社側は、仕事出来るパート・アルバイトの勤務時間を増やしコストが高い正規労働者を減らせる事が出来る。果して全体的に税収や保険収入は増えるのだろうか。広い範囲で十分検討しないと色んな所にひずみが出ると危惧する。
【ビックカメラ訪日観光客へキャラクターグッズ販売。日本人には中古品強化】
先日、家電OEM国内最大手の船井電機が経営破綻するなど厳しい家電業界だが、ビックカメラはヤマダ電機に続き業界2番目の売上1兆円達成計画を発表した。欧米客は日本メーカーの高性能美容機器や日本のアニメ・漫画関連消費を目的に来日する人が多く、2019年に買収したアニメ専門店「アニメガ」で人気キャラクターグッズが好調で、池袋店に続き大阪心斎橋に出店。今後は沖縄の国際通りや、北海道すすきのなど訪日客が集まる観光地に積極的に出店する。国内は省エネ家電の買い替えと傘下のソフマップの中古品買取・販売のノウハウを活用してヤマダ電機同様に新品と中古の並列販売を始めるとコメント。特にカメラの中古需要には期待していると言う。ECの売上は3年連続で減少しており、配送料2000円以上に絞ったが今年9月から無料に変えた。免税店は前年比2倍の667億円過去最高を記録。国内販売の鍵は中古市場だという。時代だ!
【ヤマトHD純利益87%減少。個人消費の伸び悩みなど受け、単価が下回り人件費高騰】
コロナ禍の3年間売上ともに利益も伸びたが、その後の反動で個人需要が減少、特に昨年から単価が減り物流業界の働き方改革や最低賃金の見直しやガソリンの高止まりに加え、光熱費など物価高により利益が87%減少した。僕は、Amazonの影響が大きいと思う。①47都道府県全て翌日配送を可能にしたAmazonに対し、翌日配送出来無い地域を増やした事、②Amazonの下請けを行い単価が下がり経費を増やした、③記者会見で発表した通り、消費節約の影響で個数と単価が減少した。Amazon含め自社配送を個人事業主グループ運送会社の利用もボディーブローとして響いている。こうなると値上げしたくても数量を出してくれる先ほど値上げに踏み切れない悪循環になる。いつまでも宅配事業だけに専念せず本業を活かした、或いは派生させた事業や海外展開を広げられなかったのは経営の根幹にかかわる。益々大変になるだろう。
【ニチレイ純利益10%増、ダスキンは純利益88%増、サンクゼールは純利益81%減】
ニチレイは国内冷凍食品が好調なのと値上げに海外は円安による影響で増収増益。ダスキンは本業の掃除レンタルは原材料費や物流費人件費が高騰して厳しいが、ミスタードーナツを中心としたフード事業が好調。サンクゼールは直営店も大手小売りチェーン向けの卸販売も苦戦。起死回生にアジアンテイストの冷凍食品中心の新業態も閉店による特損も響いた。
【別荘サブスク月額5万5千円 7泊まで好きな場所に宿泊でき、一定人数まで追加料金無し】
別荘もサプスク型が人気。インバウンドによりホテルの宿泊代が高騰する中、民泊・別荘まで宿泊先として日本人からも支持を集めている。ホテルとの違いは、レストランが無い事。調理家電や器具、調味料が揃う。清掃や週末料金は別途かかるが、一定の人数まで追加料金がかからない運営を展開しているスタートアップも増えて来た。課題は料金が割安な反面、立地によっては車がないと買い物にも行けない別荘も多い。
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