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ホッタの本音 今週のレポートNO.837

【たった1週間で韓国が新型肺炎感染者急増、日本も増え続け、受入れ拒否を発表する国も相次ぐ】
先週まで中国に次いで感染者が多い国として日本が指定されていたが、韓国のある宗教団体の開催で感染が拡大し2月24日(月)の発表で感染者が763人(27日時点1595人)に拡大し、台湾では日本と韓国への渡航レベルを引上げ米国もタイなどへの渡航の自粛を呼び掛けており、中国に続き韓国の感染拡大により日本の企業は膨大な損出が発生していると上場企業だけでも2月21日の時点で56社が報告、現在は業績予測を見直してないが今後影響を受ける企業は186社にも上った。
目立つのが観光・ホテル旅館業、クルーズ船風評被害で株価急減、中国での販売が多い花王、コーセー、資生堂、中国で展開が多い極楽湯やコマツ建設機械、ココ壱番屋、中国で製造拠点がある企業や展開している飲食店、小売店は軒並み休業で製造業者では部品が入荷しない為生産のメドが立たないと言う。アジアの空港会社だけでも現在33億円損出したと報道され、資本が低いLCC航空会社から破綻すると言われはじめた。名古屋では高速道路の料金所運営会社で務める事務員に感染が発覚した為名古屋の高速道路の料金所を一斉に閉鎖した。
一方マスクの製造会社や除菌消毒薬品メーカーは生産が追い付かない状況。外出を控える傾向にて繁華街やテーマパークは客足が減り、大阪城は前年40%減、東京タワーは30%減、東京都多摩のサンリオのレジャー施設は数百人の中国団体客が1組も来なくなり3月12日まで休園を決定した。新幹線も10%減、東京駅切符改札利用は7%減、東京ディズニーランド9%減、都内のドラックストアは訪日客の減少で売上が40%減少、大阪難波のお好み焼き千房の客数40%減、ビール4社も宴会などが減少して前年比1%減少した。逆に空気清浄機の販売が1.7倍、マスクは品切れ状態が続き、テッシュペーパーは3倍の売上に。ネット通販や中食が伸びて総菜や冷凍食品の売上が伸びていると言う事だが、東関東大震災を上回る被害となると政府は発表した。
2月24日の時点でも発端の中国も感染者の拡大が止まらず、隣の韓国は急激に増え、日本も感染が増えており、日銀は急遽金融緩和を発令した。長引くとオリンピック開催どころではなくなり、世界の経済に大きく影響を与える事は免れない状況。世界の胃袋と言われる中国での感染拡大により食材相場が急落して国産牛肉の相場が下がり、畜産農家は悲鳴を上げる。まさに近年のグローバル化に急ブレーキがかかった状態で混乱を招いている。

【日本国内フリーター急減、小売り外食などサービス業のモデルが岐路に】
コンビニや小売店、外食の現場を担って来たフリーターが2019年全国で140万人を下回り、ピーク時に比べて4割減少したと報道された。学生が卒業時に所得の高い正規従業員になる学生が増え、フリーター人口は5年連続で過去最低を更新し、卒業時に就職しない人が2万人強と過去20年間で最も低い水準だったと言う。国内景気が落ち込み、社会保障が増え、各種税金や保険が増え、各企業が定年退職の延長により40代以上の収入を調整した為に可処分所得が減少。高卒や大学進学卒業の再に両親の事を思い、将来の事を考える学生も増えたような感じで、今後も国内の景気を肌で感じる学生が増えてくれば就職率は更に上がると思うし、学生のアルバイト意欲も高まると思う。またアルバイトやパートは何も学生だけに頼る必要はなく、来年から60歳を迎える昭和36年4月2日以降生まれは年金受給年齢が65歳に引き上げられたので十分対象者になる。学生だけに頼らない時短労働者の使い方、採用を真剣に考えるべきだと思う。

【時短サービス、働く母親の7割「調理」関連を利用】
博報堂が調査したところ、働く母親の7割以上が調理の時短につながる商品やサービスを月1回以上使っていることがわかった。中でも食材宅配サービスなどの利用率が独身で子供がいない働く女性よりも高い事が解った。そして利用実態と利用意向の差が最も大きかったのはミールキットで、利用したい意向は実際の利用率を47ポイント上回り、今後益々伸びる傾向が高い事が伺える。また掃除代行や調理代行も潜在需要は高く、今後伸びると考えられます。最近多くのスーパーで鶏肉や豚肉などタンパク質主体のメニューと炭水化物主体の米飯や麺類とセットになった冷凍惣菜が多く販売されるようになり、実質冷凍タイプのレンジで解凍してフライパンで炒める単品のミールキットより種類も多く売れているように見えます。理由は1食分のメニューを考えなくても済むと言う利便性からだと思います。そんな事から管理栄養士が監修、プロの料理人が調理指導した主菜と副菜の栄養バランスを考えたおかずセットのニーズは増えて来るように思います。

【ロイヤルHD2030年に売上100億円目指し、自社ブランドの冷凍食品を店頭とECで販売】
ファミリーレトラン「ロイヤルホスト」などを運営するロイヤルホールディングスは自社ブランドの冷凍食品を働く女性や単身者に売り込み、家庭用の冷凍食品ブランド「ロイヤルデリ」の販売を始めた。シェフが作った本格的な料理を数分の加熱で食べられる。ショートパスタやカレーなど25種類で冷凍食品事業を新たな収益の柱としたい考えだと言う。意気込むのは良いが、そう簡単にECサイトで単品が売れるとは思わない。既に惣菜において知名度が高いロックフィールドさんも冷凍惣菜はECサイトでの販売は苦戦している様子で、店頭でも首都圏とそれ以外の地域とでは売れ行きに差がありスープストックさんでも苦労していると聞く、そしてたまに食べる外食メニューが日々ご家庭で食べるのに受け入れられるか課題だと思う。リーガロイヤルホテルさんは弊社が冷凍惣菜を始める前からシェフの味として販売されているが一般的に広がっていない。この事は帝国ホテルやシェラトンホテルなども同じ状況で「家庭で日々食べるおかずとしてのメニューや味付けや価格」が重要な要素である。たまに食べる逸品だから外食やホテルでは濃厚な味付けを好まれるが、毎日食べるには濃い味は敬遠される。みなさんここをはき違えていて、必要なのは家族で食べる日々の生活に溶け込む「おかず」なのだ!

【食のトレンド正に6年周期、いきなりステーキ「ペーパーランチ」二期連続の赤字に】
2009年に食中毒が発生していきなりステーキと名を打った立ち食いで目の前で大きな肉をカットするスタイルが受けて2013年に初出店、2018年まで6年間で全国に400店舗強を展開したが、2019年から前年2割以上売上が減少し10月には4割減、11月には約1割にあたる44店舗の閉店を決定した。それでも2009年に食中毒を起こし赤字に転落して経営再建を果たした一瀬社長は強気だが、関係者は当時と今とでは飲食店の環境は全く違うと冷ややかだ。僕の言う「食」のトレンドが変化した事に加え健康志向と軽減税率のトリプル変化は大きい。元々上質の和牛を使用したステーキ店でなく大衆を対象にした輸入肉を安く見せてガッツリ食べてもらうスタイルだからなおさら厳しいと思う。インバウンドも多く来店していたのでなおさらだ!業態として立ち食いは人気トレンドなので、メニューをガラッと変える事が求められる、僕ならトンテキに変えてみる。いきなりステーキさんタレが今一なので研究が必要。ラードを加え香辛料も加えた濃厚で甘くてピリ辛なタレの開発が必要。食べ易く薄切りが豚も牛も良い、今流行るのは、焼かずに鉄板の熱で焼きたれを多めにかけて食べるスタイルがイイと思う。コチジャンとニンニクを肉に乗せチシャ菜やサニーレタスで巻いて食べる提案も受けると思う。夜は豚肉をあしらったテリーヌなど手の込んだメニューをホッピーやサワーにジンを提供してちょっと贅沢な「豚バル」を立ち飲みスタイルでやれば復活するように思います。スマホの事前予約お持ち帰りは絶対にお奨め!

【送料無料問題で揉めている楽天が経営赤字に】
送料無料で公正取引委員会から独占禁止法違反で調査を受けた事から送料込に表現を変えたものの新たな送料体系への移行は予定通り実施する見通しの楽天、大手通販会社が続々と撤退を発表。調子のよかった弊社楽天モールの売上も公取調査実施あたりから受注率や定期引上げ件数が減少、わんまいるの事を知り楽天のアカウントで購入する顧客が減ったと見ています、大手インターネット広告代理店からも同じように聞きます、楽天ペイや携帯電話参入の販促費がかさみ今期は赤字に転落すると下降修正を発表した、ヤフーとペイペイラインを傘化に持つZHDも厳しく、アマゾンの独走状態が続いています、目先のシェア争い値引きに翻弄するKDDIやとNTTトコモもやばい!

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