【第一線で働く30代40代の退職が急増。土日出勤・残業は当たり前でも給料は増えない】
この所、新卒採用に関しては基本給を大幅に改善して募集を行い、50代以上には希望退職を募る大手企業が増えている中、仕事が集中して土日出勤や残業が当たり前、でも給与は年功序列で中々増えない事に対しての不満から30代40代の中堅管理職社員の退職が増えていると言う。特に女性は家庭と仕事の板挟みでノイローゼになる人も増えていると言う。正に現在の日本企業の有様だ。
【コロナをきっかけに「職場飲み会離れ」進み、今年の忘年会・新年会は57.8%に減少】
中止の理由は、参加者が少ないが一番。又、同僚や部下、上司との飲み会も減少。飲みニケーション不要が6割以上となった。飲み会が職場の人間関係の構築に全く効果的でないと回答が3割を超え、あまり効果的とは思わない、合わせると6割近くに上る。これまで終身雇用・年功序列の日本型雇用システムが崩壊しつつある。ひとつにリモートワーク・成果主義、AIなどデジタルの普及により、割り切り・仕事とプライベートを分けるようになって来た。
【求人様変わり3ケ月連続減。10月減少率16%と最大。正社員は22.9%減 事務職52.4%減】
以前から予想していた通り、人手不足から一転し、求人募集が減少して来た。事務の自動化などの影響で、事務職の募集が半減している。派遣社員や人材紹介など採用方法も多様化している事も要因のひとつ。IT技術者や輸送・機械運転なども前年を下回った。パート・アルバイトの求人は6.5%減、中でも販売職はセルフレジの導入などで21.9%減少した。外国人労働者も増えて来るのでこれから大変になる。
【1都10県9月度小売り6業態のうちホームセンターのみ前年割れ、スーパーは6.7%増】
関東経済産業局が発表した9月の小売販売動向は、百貨店が0.9%増と8ケ月ぶりにプラスに転じた。値上げと催事が寄与。一番伸びが大きかったのはスーパーで6.7%と米の値上げが大きく関与した。10月2%の伸びと値上がりが続く野菜や鶏卵や飲料、冷凍食品の売上が上がったが、買い上げ点数は減少。家電専門店も6.1%と温暖化の影響でエアコンの売上と、Windows10のサポート終了に伴う買い替えが寄与した。ドラックストアは4.1%増、コンビニは菓子やアイス類が好調4%増、唯一ホームセンターが1.0%減少と2ケ月連続のマイナス。昨年は南海トラフ地震情報の反動が要因。ちなみに自動車の新規登録件数は0.4%減だった。概ね値上げが売上に寄与している状況で、差し引くとややマイナスだと思う。
【10月外食売上7.3%増、47ケ月連続でプラス。ファーストフード等低価格業態が好調】
業種別ではファーストフードが7.7%増、特にハンバーガーなど単価の高い季節限定メニューが10.4%伸び、売上に貢献した。持ち帰り米飯や回転寿司などコメの高騰で値上げした結果、客数は減少したが客単価が上昇して売上は3.4%増えた。ファミリーレストランは値上げと新メニューとシニア層を取り込み6.7%増。定食チェーンや食べ放題のしゃぶしゃぶチェーンは7.4%増。11月以降は日中関係悪化により既にキャンセルが見られる。値上げとインバウンド客の影響が大区きい。
【東京23単身マンション家賃最高値更新。福岡が名古屋超えたのは初めて】
東京23区の単身者向けマンション家賃が前月比0.12%増(前年比10.6%増)の10万4594円と過去最高値を17ケ月連続で更新した。旺盛な需要だと言う。全国で一番値上がりしたのは福岡市で前年比13.9%、初めて名古屋(前年比1.3%増)を超えて6万435円となった。ちなみに広島市と札幌市は前年より下がった。要因は、一部の法人契約で家賃の上限か人材確保の為に手当が増えているとの事。東京・大阪・福岡の三大都市集中化が進んでいるように思う。
【介護の赤字事業所2024年度37.5%と前年比横ばい。物価高・人件費高騰が響く】
政府は3年に一度見直す介護報酬の引き上げを表明したが、2024年度の赤字事業所は前年と横ばいの37.5%と厳しい。介護老人保健施設が49.3%、通所リハビリテーション48.6%、特定施設入居者生活介護施設(有料老人ホーム・高専賃等)45.9%と赤字の事業所か多かった。平均利益率は4.7%と言う。利益を出している事業者は保険外サービスを積極的に取り入れている企業だ。更に成長し増えていくと思う。
【大手回転寿司チェーン、国内で養殖事業に次々と参入。国産サーモン・イクラ・真鯛】
温暖化や気象変動により天然魚の水揚げが大幅に減少し、養殖遅れや赤潮で全滅するなど大きな被害が相次ぎ、輸入は穀物生産最大のロシアとウクライナによる紛争が長引き、餌代も高騰して円安も伴い、著しく値上がっている。そんな中、回転寿司チェーンを始め大手飲食店企業は、自ら国内養殖業に参入。中でも神明が親会社の元気寿司は、温度を低くする必要がなくろ過装置も必要ない伏流水を利用する事で、これまでより少ない経費でできるサーモンの陸上養殖を始め、不足するイクラも獲れると発表した。更に真鯛の養殖を始めるともリリース。既にスシローやくら寿司も参入している。
【米国発の大型セール「ブラックフライデー」によりヤマトも佐川も配送に遅れ生じる】
日本でもすっかり定着し、大手小売業も一斉に参入を開始した米Amazon発祥のブラックフライデーにより、注文が一時的に増え、ヤマトも佐川も残業時間が規制された「物流2024年問題」もあり、人手不足が深刻で配送が遅れていると発表。配送予定時間の通知を停止した。弊社も期間中1.5倍の受注があった。それだけ集中するのでブラックフライテーに参加していない企業は厳しく、終了直後は一時的に売上が減少する。
【中国政府日本行き自粛呼びかけ。大阪府内の20ホテル宿泊予約5~7割キャンセル発生】
台湾を巡る高市総理と維新の吉村共同代表の発言に対して、中国政府が日本への渡航自粛を呼びかけた事に大阪観光局が大阪府内20ホテルを対象に聞き取り調査をしたところ、12月末までの中国人宿泊予約のうちキャンセルが5~7割ほど発生している事が明らかになった。10月に大阪府を訪れた外国人観光客は推計で前年比18%増と過去最高。その内、中国からは24%を占める。単純に引くと4%のマイススとなる。
【住宅ローン固定金利大手銀行5社が引き上げた。平均2.446%となり5ケ月連続上昇】
融資割合が期間限定固定と全部固定金利と合わせて融資割合の33%となる住宅ローンの固定金利が今年も引き上げられた。変動金利も昨年と今年と続け引き上げられ、今後も引き上がる可能性が高いと言う。既に借りている人よりもここ数年前から値上がりが続いている住宅・マンション価格で購入した人、これから購入する事の負担が大きくなることによる弊害が心配される。既に住宅ローン貸出残高は過去最高を更新が続いている。

コメント