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ホッタの本音 今週のレポートNO.727

【世界同時好況!ニューヨーク株価初の25,000ドル台。日本も26年振りに】
2018年がスタートしましたが、昨年に引き続き株価は好調な滑り出しで、4日のニューヨーク証券所では初の株価25,000ドル台を記録。日本でも初日は一時700円値上がりし26年ぶりに2万3,000円台を回復。そもそも主要国の金融緩和によりあふれるマネーが新興国への投資に回り経済を発展させ、2017年度は世界30ヶ国以上の株価指数が最高値を更新。世界株の時価総額は84兆ドル(9,500兆円)と1年間で15兆ドル、21%拡大した。新興国の経済成長と発展途上国の底上げ・原油以外の資源の値上がり等により世界同時好況と低金利の併存が株価を大幅に引き上げた。そして株高が消費を刺激して高級車や高級時計が好調に売れ、美術品や宝飾品への投資も上向き。この状況は今年も続きそうで日本の株価もようやく2万3,000円を超えた事で弾みが付きそうです。今年の春の決算では過去最高益を見込む上場企業が多く、夏のボーナスや春闘のベースアップも期待できそうな気配で、景気は一段と上向くと予想。高額品やプレミアムなどの高級品の売れ行きが見込まれる。

【クリスマス・年末商戦、大手百貨店5社増収】
阪急阪神・大丸松坂屋・三越伊勢丹・そごう西武・高島屋の大手百貨店5社の12月の売上が前年を上回った。株高の影響で過去最高益となった上場会社の冬のボーナスアップや訪日客や富裕層の消費が全体の売上をけん引したようだ。今年もこの状況は続くとみられる。このプレミアムトレンドは食品にまで普及しており、一粒何百円もする高級チョコレートなども好調な売れ行きで、落ち込んでいたワインの売上も復調した。お歳暮でも1万円、2万円、3万円と言った高額商品が好調で、特にギフトにおいては格差が拡大していて、これまで売れ筋だった5,000円台の商品が落ち込み1万円以上の商品が人気だったようだ。弊社でも匠の絶品グルメと題し、各地の隠れた名品を見つけクリエイトするプレミアムギフト企画の開発を始めました。従来のように低価格品で集客して売り上げを作るのではなく、高額プレミアム商品で集客して価格帯別の品揃えで売上を作るやり方が受けているようです。

【人口減少でも増える労働力。全国の世帯収入過去最高を記録】
ご周知のとおり、少子高齢化で人口が減少に転じましたが、年金受給が65歳に引き上げられた事により働くシニアや働く主婦が増加した影響で国民全体の総収入が過去最高になったと報道されました。特に30代・40代の共働き世帯が増加した影響により買い物や料理を作る時間が減り、お惣菜や冷凍食品・ミールキットなど時短食品を購入する主婦が増加しています。また独身世帯や単身シニア世帯は決して高額品を購入する客層ではありませんが、安心や安全を担保しながら栄養バランス・塩分・カロリーなど健康にも関心が高く、ネットを利用する新しい消費スタイルです。この客層の出現は日本だけなくアメリカや欧米を含む先進国でも新しい消費者として注目され始めました。マクドナルドのモーニングセットに500円もする「グラコロセット」が加わったのも、この客層と上手くマッチしたからだとの声も上がっています。この新しい消費者の出現により、冷凍惣菜やミールキットは更に洗練されて行くものと思われます。既存商品へのブラッシュアップも求められます。そして新しいチャネルに向けた販売方法の整備が進み構築されていくでしょう。

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