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5.252018
2018年6月(258号) 思想を貫く
【思想を事業の柱として。。。】
僕の思想は、生まれ育った環境から「周りの人を楽しませる、人のお役にたつ、家族を幸せにする」です。その為に仕事をし、その仕事は世の人のためになる事をする。だから弊社の企業理念は「人のお役にたつ事業を行う」と設定しました。そして「社員の事を想い、その家族も含め幸せに暮らせるよう一生懸命努力し商道を通じて人の業を全うする」と経営理念に掲げ、毎朝社員全員で唱和していました。そして2016年12月、梅田に移転し完全土・日・祝祭日を定休日に、朝は9時から夜は6時までとし、残業禁止を決めました。さらに国が抱える大きな「食」の問題に切り替えた経営理念を制定しました。
【商売の基本としているもの。。。】
商道=商いの道、商い=欲しいと思っている物やサービスを探し、見つけ、作り提供する事です。イソップ物語の海彦と山彦の話が基本です。「山でしか採れない物を必要としている海辺で暮らしている人に提供し、その反対に海でしか獲れない物を山で暮らしている人に提供することで、互いの役にたつ」ということです。その後、物々交換から石のお金ができ、金貨から紙幣に、市(オアシス)が建ち、周辺に町ができ、市街地へ発展していきました。まさに三方良しの精神が重要です。価格より価値を重んじ、自分の強みを発揮して長所を伸ばすことが大切です。
【僕の商売の原点。。。】
僕は中学時代は生徒会に邁進し、それがきっかけでPTAの役員が経営する酒屋にアルバイトに行くようになり、元来の人を楽しませる精神で接客することでお客さんから好かれるようになり、そのまま酒屋に就職しました。その後、区内トップの酒屋にまでなり、結婚を機に居酒屋の店長も任されるようになりました。持ち前の研究好きな性格と発想力で創作メニューを開発、料理の研究にも一生懸命打ち込み、食材の仕入れにもこだわりました。立ち飲みより少し高いぐらいの値段で創作料理が食べられると評判になり、店は大繁盛。仕入れは元にありということで、自ら新鮮な食材を目利きして相場が下がった魚を仕入れ、冷たく凍りそうな水で鰯を手で開き、急速冷凍しておき、日々使う量だけ冷蔵庫で半解凍して注文聞いてから天ぷらを揚げます。近くの同じような居酒屋では大手業務用の冷凍品を使用しているのでその差は歴然でした。ダシも鰹と雑魚と昆布に加え、スジ肉と捨てる野菜の端材とで煮込んだダシを料理により配合をかえて使いました。市販のダシを使っている店と比べものになりません。全てはお客さんから美味しかった!ありがとう!また来るわ!という声が聞きたくて・・
【宅配事業をはじめて。。。】
宅配をはじめると今度は「助かるわ!」と御礼を言われます。独立してからは、地酒にブランド米やご当地米、地域の名産品を全国を巡り探してきました。さらに生産者から国産の旬の食材を直接仕入れ、合成保存料・着色料不使用で、天然のダシを使って作った冷凍のお惣菜は、まさに僕の思想の結集とも言えます。最近では大手の百貨店様や大手ネットスーパー様からも高く評価され、お問い合せもいただけるようにまでなりました。今後は、皆様とネットワークを組み、信用力と販売力を生かした取組みを行い、全国の隠れた名産品の開発や食材の調達に注力し、品質管理の行き届いた冷凍惣菜製造メーカーとして取り組んで参りたいと願っております。
「思想を貫く」・・・商売繁盛の法則也!
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