さて、今月から創業38年目を迎えております。
1988年9月1日に一般家庭を対象にしたお酒お米の宅配専門店「業態/小売り」を創業して、3年目で約1億8千万円を売上げると業界紙に取上げられ、船井総研さんから酒販店クリニックツアー見学店に選ばれるなど一躍有名になり、同業者から問合せや相談が来るようになりました。
学生時代は生徒会長を担う程、人の世話をするのが飯を食べるより好きな性分の僕は、仲間を募って1992年に共同仕入れ・販促のボランタリーチェーン(業態/VC)本部を設立しました。しかしその後、造反や脱会が繰り返された事から、アサヒビールの当時常務に相談し、アサヒ特約店をエリア本部として1999年に業界初のお酒お米の宅配フランチャイズ(業態/FC)本部を設立しました。
東京駅前に営業所も構え、全国15都府県268店舗を展開し一世風靡しましたが、2003年9月に酒類小売り免許が自由化となり、その対応策として全国各地のご当地グルメの取り扱いを行うに際して、注文を聞いた分だけを発注して届ける無在庫販売管理システム「わんまいる」の開発を伊藤忠商事様に依頼して業務提携しました。
伊藤忠商事様から、当時人口減少率・知名度の低さ・高齢化比率三拍子揃って日本ワースト1位の島根県庁にブランド推進課が発足されたので、県産品の開発と販売支援をと紹介され、温暖化に対応した特別栽培米「キヌムスメ/わんまいるオリジナル かあちゃん」はじめ、多くのご当地グルメを開発。
その実績が認められ、他県からも問い合わせが増え、実際に訪問して自分の目と舌とで確かめたご当地食材を使った冷凍おかずを開発。
販売する中で、テレビや新聞などメディアに取り上げられると、加盟店さんの無い地域から注文が入ると宅急便で送る事をきっかけに、冷凍おかずのEC(業態/小売り)事業をスタート。今年で11年が経過しました。
ご周知の通り、自宅の軒先で営む酒屋は全滅。共同仕入・共同販促のVC(ボランタリーチェーン)も当時は沢山ありましたが、今日では残ってなくコンビニを代表するようにFC(フランチャイズチェーン)となりました。
但し、お酒のチェーン店はほとんどが経営破綻して、一部大手資本の傘下として残っていますが、繁盛して店舗拡大していません。
インターネット通販(EC)が世界的に拡大して、物販のリアル店舗は減少しています。
時流の変化に合わせて「業態」売り方を変えていく事が、商売繁盛の法則だとつくづく思っています。
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