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ホッタの本音 今週のレポートNO.746

【ウォルト・ディズニー最新映画大ヒットにも関わらず株価は下落したまま】
先日公開した「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」が全世界で大ヒットを記録しており最初の週末の興行収入は世界で6億4,000万ドルを超え、歴代1位となり「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の記録を塗り替えた。世界第二の市場である中国ではまだ公開されておらず、記録はまだ伸びる可能性があり、2月に公開した「ブラックパンサー」も北米で興行収入が歴代3位と記録したがディズニー株は年初来で8%ほど下落したまま。投資家はディズニーの映画がどれだけヒットしても関心がないようだ。ところが同じコンテンツメーカーでもネット動画配信サービスの大手ネットフリックス(Netflix)など有料会員制度を持つ会社の株価は上昇しており、投資家からは高く評価されている。そのディズニーも、来年自前の動画配信サービスを開始し、数取りゲームに加わる。スーパーヒーローたちの力を借りて、この戦いを制することができるのか。映画・ドラマ・音楽など動画配信サービスの利用者が増え従来からのテレビや映画の視聴率は下がり、スポンサーはテレビCMからネット広告へ移る。弊社でも実質紙媒体からアフィリエイトやリスティング広告へとシフトしている。投資家はこれらの動きを先読みし投資する。経営も世の中の変化に合わせてどう対応するのかが重要で、先を見据えた計画が重要だ!

【ヤマト2018年3月期、純利益増、値上げが浸透して今期大幅増益】
昨年夏から秋にかけて大幅な配送価格を値上げしたヤマトホールディングスが2018年3月期の連結決算を発表。料金改正により採算が改善し増益となり、2019年3月期は大幅な増益と予測した。クロネコヤマトの運賃改正により佐川急便なども運賃を値上げ、これによりネット通販会社などを含め、送料無料の廃止や宅配料金の引上げを行った企業が多く、送料無料に関しては商品の価格に送料が含まれ割高になっていると感じる消費者が増えたとも言われます。

【セブン&アイがプレミアムプライベートプランドを刷新して値下げを発表】
コンビニ最大手のセブン&アイがPB商品「セブンプレミアム」の金のシリーズのハンバーグ・食パンなど4品をリニューアルし、値下げすると発表。業界最大手の方向転換は業界がどんな状況に置かれ、今後どうなるのか?が伺える重要な指標である。既にコンビニは飽和状態を過ぎ、食品・飲料・冷凍食品を強化するドラッグストアに押され、ネットスーパーや通販・宅配弁当とも競合となり、かつて一人勝ちしていた時代とは総代わりした。セブンミールとして宅配も強化し500円以上は送料無料としているが、単価の低いコンビニ商品では売れば売るほど損が多くなるのではないかと思う。秋には楽天と西友が「楽天西友ネットスーパー」を始める事で、食品スーパーや量販店が一斉にネットスーパーを始める時代に突入しそうな気配を感じます。食品通販に苦戦しているアマゾンジャパンもどこかの食品スーパーと組んだ新しいネット通販を模索しているようにも思います。

【イトーヨーカ堂の売上とドン・キホーテの売上が逆転】
長らくGMS(総合スーパー)の象徴と言われて来たイトーヨーカ堂。その直営部門の売上高が全期決算では8,813億円、ドン・キホーテは8,018億円。店舗の閉鎖を進めるイトーヨーカ堂と訪日外国人にも好評で2桁成長を続けるドン・キホーテ。年内にも売上が逆転する事が確実となったと報道されていました。無造作に高く積み上げられた独特の陳列方法と売れ残った在庫を仕入れて販売する売上が全体の4割と言われる独自ルートの商売。売上にものを言わして平気でメーカーに売れ残った商品を返品する制度を作り上げたGMS。この返品が仇となり売上さえも逆転とは。正に時代の転換期を感じる話だ。かつては一世風靡したGMSも広すぎる事が買い物の時短を意識する消費者からは敬遠されだしました。商売にこれだと言う絶対論は通用しない。そのやり方は常に時代の変化とともに変わると言う事を認識して、アンテナを張り巡らせ、独自のやり方を考える事が重要だとつくづく思います。

【ドラッグストア 5社全て最高益】
大手ドラッグストア5社の2017年度の決算が出揃い、全社が純利益で最高を更新した。各社とも高機能・高単価の化粧品やプライベートブランドが好調で収益を押し上げたとの事。先ほどPBの値下げを発表した大手コンビニとは逆にサンドラッグでは若年層の女性を対象にメークアップ関連品、中高年ではシワやシミを消す商品など、働く女性の増加とともに高機能なら高単価でも売れる商品が増えているとコメント。ココカラファインでは保湿力の高い美容液のPB商品が100万個を超えた。マツモトキヨシは訪日外国人の消費を取り込み好調。どうやら健康も含め美容に関するニーズも高くなって来ているようです。今後更に年金受給年齢が引き上げられ、労働人口減が続けばシニアの労働率は更に上昇します。働くママや働くシニアのニーズ、動向には目が離せませんね!
健康・美容・教育への支出はどんなに時代が変わっても永久不滅のニーズです。

【高級ベビー服までシェアの時代に】
遂にベビー服までもレンタル(シェア)する時代になりました。国内外の高級ベビー用品をアプリで手軽にレンタルします。効率や生産性を考えれば誰でも解る話で、後は心情だけの問題である。別件ですが先日心情で考えたら損をします。損得で考えて対応するようにと注意されました。特に赤ちゃん用品は成長が早いので勿体ないと言えばそれまでですが僕の年代は中々割り切れないものがありますが、世の中はシェアする時代へ向かっています。誰が借りるのか?と思っていた駅前のレンタルサイクルも結構利用されています。駐輪場代金と自転車購入費用を考えると案外お得かも?先入観や固定概念・常識などに縛られず、柔軟な思考を身に着けましょう。

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