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2023年5月(317号)「大義名分が必要」

会社が存在するには個人の利益、お金儲けではなく、公明正大な目的と、世の中の為になる存在意義・価値が必要です。良く例にイソップ物語のレンガが積みの職人の話が例えられます。「何をしているのですか?」と尋ねると、一人目は、「見ればわかるだろう、親方の命令でレンガを積んでいるんだよ」。二人目は、「レンガを積んで壁を作っている。この仕事は大変だけど金(カネ)が良いからやっている」。三人目は、「レンガを積んで、後世に残る”大聖堂”を作っている。こんな仕事につけてとても光栄だよ」。

みなさん如何でしょうか。三人目の職人さんに賛同しませんか。『大義名分が人を動かす』のです。

行う事業の「目的」や「意義」を明確にする。自分だけが儲かれば良いと言う考え方ではお客様も働く従業員さんも協力してくれません。まして日々食べる事に必死だった時代ならまだしも、成熟社会となればなおさらです。

目先の私利私欲ではなく、人の世に立つ具体的な意義・価値が必要なのです。「誰の為に何をどのようにしたいのか」を経営理念に書き記し、弊社では毎朝朝礼で唱和し、自分に言い聞かせています。

人は誰にでも生まれ持った長所と弱点が有ります。そこで最も大事なのは、弱点を気にせず、長所、強みを伸ばし、人の世の為に役立てる事です。

先日のWBCで活躍した大谷選手は野球を通じて多くの人に感動を与えています。国内だけより世界で展開する方がより多くの人々に喜んでもらえています。

僕は中学3年の時にアルバイトに行った酒屋に高校卒業後に就職してわずか3坪のガレージを店に改装し、重たくかさ張るお酒・お米の宅配専門店を開業して、後に一般家庭を対象としたお酒・お米の宅配で一番多く販売するまでになりました。

お米とお酒の小売り免許自由化で量販店が安く販売するようになり撤退を決め、地酒やご当地米と合わせて販売していたスーパーやコンビニで取り扱われていないご当地グルメの販売に注力しました。

そして国産食材100%、ご当地のブランド食材も取り入れた冷凍おかずセットをオリジナルで開発・販売する事で、買い物に不便を感じる高齢者のみならず出産・育児・親の介護・働く主婦の家事負担軽減、美味しくて健康的な食事の提供を行うことでヘルスケア・健康寿命延伸を図り、生産・加工・流通・販売まで一貫した取り組みで地方の食産業の活性化と日本の農業・漁業の振興に貢献し、グローバルな展開も行い、日本経済に少しでも役立ちたいと理念を掲げて10年間取り組んで来ました。

お陰様で多くのメディアに取り扱われ、品質と美味しさで高い評価を賜り、大手スーパーや主要百貨店、大手通販会社から問合せが来て、つくば属病院の糖尿病患者向けの健康改善プログラムの夕食に採用されその成果が学会で発表、日本の漁業の振興、国産さかな食消費のアップに取り組む東京電力ホールディングス様と協業で国産おさかな料理冷凍サブスク専用サイト「ボンキッシュ」の運営を行うまでになりました。

コレもひとえに公明正大な「大義名分」によるところによるものではないかと、商売繁盛の法則として捉えています。

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