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2023年2月(314号)「経営環境変化への対応」

今年は9月1日で創業35周年を迎えます。直近では急な円安に資源高・物価高など経営環境が変化しています。その前はコロナ感染拡大による行動制限発令、商売を振り返ると何と言っても酒の小売り免許自由化が一番大きな変化でした。同業者が経営破綻し、多くの酒屋さんが廃業しました。その前の食管法改正によるお米販売許認可の実質自由化。阪神淡路大震災に東関東大震災と大きな災害を二度経験。日本のバブル崩壊とリーマンショックと大きな金融破綻を二度経験。路上駐車の取り締まり強化発令は宅配事業者にとっては最悪でした。米不足に水不足も経験。インターネットが開発されスマートフォンが普及し、ネット通販が台頭し、情報の取り方や消費の仕方が大きく変化しました。ざっと振り返っただけでも35年間、経営環境が変化する度に必死に対応して乗り切って参りました。

そのキーワードは常に経済誌や新聞切り抜きなどから情報を読み時流を先取りするようにしている事が功を奏したと思っています。

そうする事で例えば政府の緊急貸付制度や補助金を先に申し込め、内閣官房に「海外ビジネス投資支援室」が出来た事を知らない人も多く、日本国内は少子高齢化と実質賃金が伸びなく物価高で消費が低迷していますが、経済成長が高い国での販売で好業績を出している中小企業も多く存在します。政府は輸出を支援する為の政府機関を設立したのです。

このようにアンテナを張って情報を先取りして対応していく事が経営環境変化に対しての重要なキーワードだと考えています。経営環境の変化をピンチと捉えるかチャンスと捉えるかで全く結果が大きく異なります。

僕は食管法改正をチャンスだと捉え、ブレンド米の販売が当たり前当たりの中いち早く新潟こしひかりや秋田こまち等ご当地ブランド米の販売を始めました。お酒も酒どころの地酒を取り扱い、共同仕入れグループ酒塾を設立、自宅に居ながら全国の県産品(今で言うご当地グルメ)をカタログに掲載して宅配しました。その為に注文を聞いた分だけ一品から受注お届けできる(今で言うクラウド形式)わんまいるシステムを伊藤忠商事様と業務提携して開発しました。当時はソフトをコンピューターにインストールして単独機として使う酒販店ソフトをリースで購入するのが当たり前の時代。周りの大反対を受けながらも定額制のレンタル(今で言うサブスク)で多くの酒屋さんに利用いただきました。

その後集約センターを設立、冷凍食品の取り扱いを開始。冷凍おかずセット「健幸ディナー」の開発し発売。テレビ通販、ネット通販をスタート。すべて時代の変化に対応いした結果です。内食ブーム、簡単調理・時短料理への対応が偶然コロナ禍へ飛躍しました。

そして働く高齢者が急増する対応として昨年5月にレンジで簡単「健幸ディナー・トレータイプ」を発売。今年は「わんまいる健幸弁当」と改め「わんまいる健幸ディナー」と共にテレビ通販を始めます。

すべては経営環境変化への対応です。

これまた商売繁盛の法則也。

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