新着メディア情報

ホッタの本音 今週のレポートNO.770

【人件費・輸送・電気代など上昇で「越乃寒梅」など地酒各社 値上げに】
少子高齢化で飲酒量の低迷が続く日本酒。そんな中、最近ようやく「純米吟醸酒」が伸びて来ている。地酒蔵元各社が、原料や人件費・運賃などの上昇を受け一斉に値上げを実施しました。特に消費が集中している東京首都圏への送料がかさむ地方の酒蔵や、焼酎メーカーも同じで、昨年の宅急便や物流会社の運賃改定に加え電気代が3年間で30%上昇した事も業績に大きく影響を及ぼしているようです。昨日パンメーカー最大手の山崎製パンも今年通期の連結純利益が35%減少すると下降修正を発表しました。要因は同じく原材料と人件費・物流費・光熱費の上昇によるとの事です。一連のコスト上昇を受けて送料改定や値上げに踏み切れない小売業やメーカーは大きく業績を落しており、中には経営破綻に追い込まれるケースも見受けられます。弊社では昨年6月に冷凍惣菜の値上げを実施、9月には一律送料をお客様の実費負担とさせていただきました。そのお蔭で今期は利益を改善する事が出来ました。今後は全てにおいて二極化が続くものと予測しており、どこでも販売される商品は価格と届く速さが購入の選択基準になり、一般的に販売されていない商品はスマホで検索され、十分な説明と信用力などで少々高くても購入されるようになるでしょう。そんな意味では信用訴求・ブランド力の向上・高級感や、健康・安心・安全・素材や作り手のこだわりの説明が選ばれる重要な要素になってきました。

【ドコモ 来年にも通話料金を値下げ 顧客のつなぎ止めと拡大を計画】
少子高齢化が続く日本国内において大きな成長が見込めない、携帯電話事業に依存する習慣と構造からの脱却を余儀なくされているドコモは、楽天の新規参入やソフトバンク・KDDIとの競合で顧客を繋ぎ止めるとして来年通話料の値下げを検討していると発表。単なる値下げだけでなく顧客を繋ぎ止めることで通話料以外の決済代行や自動運転などIoT分野への参入を拡大し投資すると発表した。スマホの普及により電子決済が普及しつつあり楽天銀行やセブン銀行などの経済圏が著しく変化しています。更に通信機能を生かしあらゆるものが人と繋がるIoTの開発が盛んに進められています。時代は更に便利な方へ進みます。そんな便利な時代に必要とされる商品開発が今後も求められます。弊社も常温やチルドが主流だった食品業界に、地域名産品の取扱いや冷凍の惣菜を開発し平成21年から販売を開始しましたが、まさかこれだけの市場に育つとは思いもよりませんでした。「レンジでできる」と名前に書くだけで売れ方は全く違います。そして「健康」「安心・安全」も重要な要素になって来たように思います。買い置き出来て簡単に食べられる国産原材料100%にこだわった各種冷凍のお惣菜やご当地グルメは今後もより一層消費者から高い支持をいただけると思っています。

【居酒屋の看板メニュー 焼き鳥の次は餃子になって来た】
一時消費が落ち込んでいた餃子が、豚肉&挽肉ブームで、手軽に作れスタミナも満点でおかずにも酒のつまみにもなると人気がうなぎのぼりだ。グルメサイトの検索頻度が2年で3倍になるなど、低迷が続く居酒屋が集客メニューとして餃子を看板メニューに取り入れる店が増えて来ていると、日本経済新聞社に書かれていました。わんまいるでも品揃えが豊富な事もあり良く売れています。関西では餃子と言えば大阪王将に京都王将・眠眠。最近は一口餃子のチャオチャオが元気で、埼玉県発祥の餃子の満州も東京首都圏に展開を拡大しています。餃子は原価が安定して調理も焼くだけと他業種からも参入しやすく、オリジナル餃子の専門店や餃子居酒屋など、焼き鳥のように競争が激しくなるのは時間の問題だ。ところがテイクアウトの焼き上げた餃子は低迷で売れなくなり、むしろ味の素の餃子に代表されるように多くのメーカーが冷凍餃子を販売しています。餃子が人気という事は「ニラ饅頭」や「焼売」「小籠包」「餃子スープ」も売れると思います。

【クリスマスケーキもバレンタインもインスタ映えが重要に】
洋菓子や和菓子の専門店もこぞってインスタ映えする商品開発に懸命だ。先日楽天の担当から売れ筋商品を見せてもらったが、色鮮やかで色違いの品揃え。要するにインスタ(写真)映えするデザインの商品が売れていると説明を聞いて、なるほどと納得しました。スマホで見た瞬間に目に飛び込むようなデザインや画像が重要になって来ました。その画像の事をサムネイルと言います。ところが最近ではサムネイルにキャチコピーや信用訴求・お買い得情報・個数や送料無料など、買う理由の記載が必要になって来たように思います。LPでも売れている企業をベンチマークすると説明の文章が少なくポスターのようなデザインで、更には動画も必須になってきたように思います。餃子でも豚まんでも割った中身や肉汁がジュワーと出るシーンが購買意欲をそそります。魚でもほぐした身を箸で持ち上げているしずる感があり思わず食べたくなる写真がうけています。売れている商品をベンチマークして目を肥やしましょう。

【米小売業の老舗シアーズの経営破綻で改めて時代の進化がクローズアップ】
先月経営破綻したアメリカの老舗百貨店シアーズ。改めてネット通販や無人コンビニなどテクノロジーが小売業を進化させている事がクローズアップされました。仕事柄地方へ出かけますが、人口減少が著しくインバウンドの恩恵も受けにくい地方百貨店が厳しいとつくづく感じます。駅前の商店街も本当に寂れていくばかりで最近ではヤマダ電機の業績も低迷が続いており、ホームセンターも活気がありません。ホームセンターの代替えはネット通販の「モノタロウ」が一人勝ちと聞きます。アメリカや中国では、アマゾンが無人コンビニの出店を広げ他社も追随。レジ無スーパーも増えて来ていると聞きます。中国ではアリババが30分以内に届ける有店舗型のネットスーパーを拡大。負けずと京東が無人コンビニで追随。あらゆるモノがネットにつながる「IoT」のテクノロジーが進化している。客が店へ訪れる時代はもう終わり、アウトレットも陰りを見せている。それにつれて自動車の販売も減少し郊外までショッピングにでかける必要もない。反対に店が人に近づいている。駅構内のセブンイレブンやドラックストアが好調だ。大きな駅の構内には成城石井やいかりスーパーなども出店し始めている。もっと販売管理のインフラが整うと、小さな店でも効率の良く売れ筋と売れる時間帯を搾り込めるような販売が出来るようになるでしょう。最近は経済圏も生活圏も進化しています。高層マンションなんてその代表的な例で、一度自宅に戻ると外へ出ずに、自宅に居ながら様々なサービスを受けたいニーズが高まっています。わんまいるでは遂に念願のデジタルカタログ配信を始めます。システムのブラッシュアップや更なる深堀・追及も必要だと思っています。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る