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代表堀田が時流を読んで思いをぶつける!ホッタの本音 今週のレポートNO.1076

【7月から一転 8月外食主要33社 31社増収 焼肉 持ち帰り惣菜・弁当は冴えない】
7月大きく落ち込んだ外食業界ですが,、8月は長いお盆休みに猛暑が続き、遠出は南海トラフ注意など影響で近くの飲食店へ客が流れた。そんな中でロイヤルホストが売上発表を控え、客数は前年を割り込んだ。ケンタッキーが持ち直して久々に既存店売上が7.7%増、客数も1.7%増えた。焼肉の牛角が売上客数とも前年割れ、安楽亭も厳しく、好調な寿司業界だが、くら寿司だけが売上1.5%増に留まり、客数でマイナス。インバウンドやシニアの利用が少ないロードサイド店舗の客の戻りが悪いのが要因との事。好調な麺類もリンガーハットの客数が戻らなく前年割れ。ロック・フィールドとプレナス(ほっともっと)は客数の発表を控え、オリジン弁当は既存店・客数とも前年割れだった。GWやお盆にお正月など催事月に外食の売上が好調と言う。普段節約志向が浸透した消費動向の様な感じで、インバウンドに人気の麺類・寿司業界の調子が良く、持ち帰り惣菜・弁当は近年スーパーとの競合やネット通販の冷凍弁当台頭により厳しい状況が続いているようだ。

【億ション、都心周辺や郊外に広がり主要駅までのアクセスの良さが人気の理由に】
10年で価格が2.4倍に高騰した東京練馬区小竹向原駅周辺は地下駅の為にロータリーも無く静かで昼間は人通りも無く店も全然ない。小規模なマンションや一戸建が立ち並び10年間で価格が2.4倍に高騰した。人気の理由は副都心開業で池袋・新宿・渋谷への交通アクセスが格段に向上した。駅から近く、池袋まで5分、新宿や渋谷まで約20分とターミナル駅へのアクセスの良さが人気の理由で、他の物件も高騰する都内から周辺の駅チカへと拡大している。それを後押ししているのが「パワーカップル」と言われる「年収1400万円以上の共働き世帯」のサラリーマンが増加しているのが背景にある。男女均等に加え、勤務年齢による給与体系は崩れだし、人材を確保する新たな給与体系や処遇と変化しているのが要因で、辺鄙な地域でもネット通販にネットスーパー冷凍食品やミールキットを利用すれば必ずしも近くに店が有る必要はなくなった。

【コインランドリー数がクリーニング店数を超えた。共働き2割増、タイパ重視拡大】
育ててくれた祖母が亡くなり一番困ったのは洗濯。当時コインランドリーは無く、クリーニング屋は手仕事で高価だった。独身者は銭湯でお金を払えば下着など洗わせてくれた。育ててくれた祖父は元軍人だったので常に日本男子とはを教え込まれたので、男のくせに下着を洗濯して干してたたむのが凄く嫌でした。そうして1年が経過した頃に近くにコインランドリーがオープン。人懐っこい性格の僕は店のオーナーのおばちゃんに好かれ、洗濯ものを取りに行くと折りたたんでくれていた事を思い出す。次第に廉価なクリーニング店が増え、その後は水洗いできる形状記憶カッター、更にはスーツまでが売り出され、割高のクリーニング店よりコインランドリーが増えて行き、2021年に23000店と10年間で4割増。ついにクリーニング店(取次店除く)を超えた。けん引役は2023年に1278万世帯と10年間で2割増えた共働き世帯で、費やした時間に対して得られる満足度「タイパ」を重視する傾向が強くなった。それにシングルの増加でシェアハウスに済むなど洗濯機を持たない若者も増加。最近ではコインランドリーを設置するマンションも増えている。そしてカジュアル化が進みクリーニングに出さなくて良い衣料品が増えていると言うより当たり前になった。

【ニップンのパスタ「オーマイプレミアム(冷凍)」前年比30%増。食感・麺と具材増量】
一時パッとしなかったニップン「オーマイ冷凍パスタ」。テコ入れしたのはユニバーサルスタジオジャパンを筆頭に数々の企業を業績回復に導いて来たマーケティング支援会社の「刀」。ユーザー調査分析によると冷凍パスタは「開封後の具材の少なさ」、うどんのような「もちっとした食感」を求める声が浮き上がってきた。パッケージも文字を減らして具材や麺のシズル感を全面的にパッケージ画像、ネーミングも消費者の趣向に併せ「濃厚ナポリタン」と名付けた。量目も300gと増やし、値段はスーパー業界で販売するには高めの400円。ところがこのプレミアム感が受けて右肩上がりに伸びている。

【輸出、水産品が減少する中、醤油前年比21.8%増。味噌22.8%増】
日本初の発酵調味料「しょうゆ」「みそ」が世界的に注目され始めている。生ものを食べなかった外国人が好んで寿司を食べ出し、つける醤油も馴染みが増えて来た。健康ブームで「菌活」が注目され、知り合いの食育コミュニケーション協会石原奈津子代表が今年の夏にアメリカに留学していた事もあり、メーカーから依頼を受け渡米して日本初の発酵食品「味噌」のPRに行き、定期的にメールで様子を知らしてくれた。これをきっかけに実家の島根県松江市で今月から「お酒のお味噌」の店をオープンさせる。島根県は隠れ新潟と呼ばれるほど上質な伏流水が豊富な事から「李白」をはじめ有名な酒蔵や老舗の麹味噌蔵が多い。又、お好み焼きで海外に広がりつつあるのがオタフクソースはじめ日本のソースも輸出が伸びている。

【2024年度スーパー総菜グランプリ中抜き格差拡大二極化は総菜・弁当分野でも浸透】
チラシ・買い物情報サービス「トクバイ」を手掛けるロゴガイドは、全国のスーパーが取り扱う総菜を対象とした「おいしいもの総選挙」の結果、分厚いとんかつを申し訳ないほど少ないパンで挟んだボリュームたっぷりで食べ応えのある「やりすぎサンド」が最高金賞に輝いた。しかも上位に選ばれた総菜で目立ったのは、何と1000円を超える高価格帯商品。生鮮部門では中部中心に展開するスーパー「バロー」の「まぐろ握り鮨(ネギトロ入り)1707円、福岡の肉のひみつ基地、博多の「黒毛和牛サーロインステーキ(1080円)や西友の九州産うなぎ長焼き2052円なども上位に入った。消費者の節約志向は続くが味や食材、品質への信頼が有ればコスパがいい商品として支持される傾向が浮き彫りとなった。反対にスーパー玉出のタレだけをご飯にかけたシリーズ弁当「うなぎたれご飯」「焼肉たれご飯」「天丼たれごはん」各170円も支持された。中抜き格差拡大二極化は総菜・弁当分野でも浸透して来た。

【駄菓子も5年間で平均単価が3割高に。子供から大人へ購入がシフトしている】
そう言えば駄菓子屋が激減する中で、コンビニやスーパーで売り場が広がり品ぞろえも充実して来た。そんな中、購入するのが昔懐かしいと60代を中心に大人にシフトしている。材料費の高騰により値上げも相次いだが、大人向けの駄菓子もリニューアル開発され人気が高くなっていると言う。昔懐かしい昭和30年40年代の味覚の再現人気に。

【米ウォルト・ディズニー 今期も人員削減を決行。管理部門や広報など経営部署】
DXが進む米国では映画や動画製作、テーマパーク運営、出版まで手広くグローバルに展開するウォルト・ディズニー本社は、2022年から合理化に着手し、2023年は従業員の3%にあたる7500人を減らした。2025年に入っても傘下のアニメーション製作会社で約14%に当たる180人を削減。7月にはテレビ部門で約140人の削減を発表し、競争が激しい動画配信部門の収益改善やインフレなどの影響でテーマパーク事業の落ち込みをカバーする。米国ではアマゾンのDX導入整備により大幅な人員削減で収益改善をさせた事が話題となり、人手に頼って来た企業も人員削減に乗り出している。人手不足から人手余りの時代へ流れている。

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