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5.312018
ホッタの本音 今週のレポートNO.747
【外食含む小売主要大手、客単価は前年比増だが客数増えなく苦戦!】
外食を含む小売主要40社を対象に今年3月の販売データーを分析した結果、30社の企業で客単価や客数が増えた企業はわずか9社。吉野家・ライフ・マクドナルド・ユニクロいずれもメニューの開発や改廃が充実されている企業ばかりで、マクドナルドは単価アップの為の肉厚パティバーガー「グランシリーズ」やパティが倍の夜マックなどの高単価商材と低価格の朝マックのメニューを充実させ単価と客数を増やした。チキンナゲット事件の頃とはメニューや品揃え改廃が全く違う。ファーストリテイリングも低価格業態GUの展開に注力していた時とは異なり、2倍の暖かさのヒートテックや高額ダウンジャケットなどの大胆な商品開発を行い、ネットでの集客に注力した結果、単価・客数共に伸びた。ここ1~2年の間にスマホ利用者が増え、スマホ主体にサイトを制作する企業が集客でも成功しているようです。検索キーワードではスマホ用のLPを作成し、消費者の動きに敏速に対応した企業だけが勝ち組となっているようです。商品は各種LPで、コンテンツは本体とスマホを使い分ける事がポイントです。消費者はNB離れを起こしています。だからコンテンツが重要になって来ました。
【育児・介護に関して、自治体や企業が手厚く福利厚生を充実させだした】
政府が取り組む働き方改善と共に人手不足の解消として、離職を防ぐ目的もあり出産や育児・親の介護などの休暇や支援の充実を図る為に、福利厚生を見直す自治体や企業が増えだしたとの報道がありました。既に育児休暇を2~3年に伸ばす企業や自治体もあります。更に今回は育児・介護休暇中でも昇格昇給中止を除外する制度にすると言う自治体や企業もあり、採用も強化する狙いがあるようです。弊社にも育児・介護支援として健幸ディナーの取扱いを検討する福利厚生代行会社からの問合せが入るようになりました。
【夏のボーナス4.62%増。82.9万円と6年連続の伸び】
日本経済新聞社が8日時点でまとめた2018年夏のボーナスは前年比4.62%増の82万9,786円で6年連続前年を上回った。中堅企業を含む大手199社の集計です。リーマンショック前の83万1,896円に迫る勢いです。現状の円安109円~111円が進めば、輸出企業の業績は間違いなく良くなり、トヨタやホンダなどの自動車とAIを含むIT関連の情報産業や中堅工作機械メーカーなど、製造業が軒並み好業績のようだ。逆に非製造業は人手不足が深刻でスーパーや外食など国内向け事業を行う小売り企業は厳しいようです。
【無人店舗 中国で増える。飲食店やカラオケ店】
昨年アメリカでアマゾンが無人のコンビニをオープンさせ話題となった。中国ではネット通販大手のアリババ集団が外食企業と組み、レストランやベーカリー・ホテル・カラオケボックスを無人化し4年後の市場規模は16兆円を超えるとされる。中国ではそもそも接客のレベルが低く接客を好まない消費者が多い事も無人化が広がる要因と報道されています。日本の小売業でも接客レベルは落ちていると思います。愛想のない接客なら無人の方が良いと思う人もいると思います。日本もスマホ決済が進めば無人化になって行くでしょう。無人店と親切丁寧な接客店の二極化時代へ進むように思います。
【2040年、社会保障制度崩壊?・・・成人の半数が65歳以上に】
22年後の2040年になれば65歳以上の人口は約4,000万人。この人たちを支える15歳~64歳までの人口は6,000万人と政府が発表しました。年金を納めていない年齢の人まで加えて試算するのだろうか?厚生年金や所得税などを支払わないフリーターや無職を加えるとさらに少ないのは確かだと思います。年金受給年齢も引き上げられるでしょう。結婚年齢が上昇し、結婚しない人も増え、子供も作らない、または一人っ子の家庭も増えているようだ。子供を2人以上産まない限り少子化は進む。このままでは社会保障制度は破綻します。裕福な人への介護や医療費の負担を減らし、高利益企業の法人税や高額所得者の税率や高額品や贅沢品に掛ける税金などを増やし、公務員の数や公的施設を減らすなど、国会ではこんな重要な案件をテレビ中継すべきで、加計学園や森友学園の建設問題を一年以上も続けている。果たしてこんなので良いのだろうか?・・・
【地方再生のトッププランナーと言われるようになった島根県海士町】
地方を回っていると限界集落や廃村をよく目にします。自治体から対策などを相談され、NHKの取材で隠岐の島に渡り隠岐牛など島の食材を北新地のステーキハウス「シュバルージュ」さんに紹介した事もありました。最近ではアイターンも盛んで、若い方も移り住み人口も増え地方再生のトップランナーとして話題に上っています。鯖の養殖も始めたようなので秋には一度訪問しようと思っています。僕は創業以来、地元で長らく親しまれて来た隠れた銘品(地酒やお米に地域名産品)の開発を30年に渡り行って来ました。そして各県の商工観光課や商工会議所などから地域の活性化の相談をされる事もあり、不思議とアイデアが湧き広い交流関係から必要に応じてお世話をさせていただいて来ました。島根県JA斐川町(現JAしまね)からは50周年祭で最も貢献した小売業として表彰されました。今回も農林中金のきっかけで先日訪問した三重県尾鷲市では、日本で14番目の最後発で海洋深層水を開発されたと聞きました。偶然にも親友の経営する鉄鋼会社日世通商が、日本で最初に海洋深層水を開発した高知県室戸市で温浴施設の指定管理者となり、弊社も深層水の販売や活用運用に協力させていただく事となり、ウツボの養殖の提案をさせていただきました。うつぼの唐揚げは地元の居酒屋では定番メニューで美味しいです。蒲焼などにすれば地域の名産品として全国に広がる可能性を感じます。それと尾鷲は空き家も沢山あるので、この海洋深層水を使った温浴療法施設を造り、ロングステイ型の民泊で国内外からの観光客を呼び込むのもいいかと思います。有志数人でまちづくり株式会社を立ち上げ、地元の地方銀行や内閣府の観光ファンドに事業計画を相談され、大手に運営を任せてホテルを誘致するなど、伊勢志摩も近いので観光地に向いていると思います。最近地方自治体と組んでヘルス産業支援に積極的な全国展開のフィットネスクラブを運営するルネサンスには、これまでも吉本興業や伊藤忠アーバンを紹介するなど実績もあるのでご紹介させていただけると思いました。自治体単独の努力では限界があります。外から連れて来る!滞在型でも一時的に人口が増えるのは良い事だと思います。これからも体が続く限り全国を回り隠れた銘品を発掘しつつ地方創生にも人脈を生かしてお役に立てればと思います。
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