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7.52018
ホッタの本音 今週のレポートNO.752
【中国向け越境ECが盛ん いよいよ日本法人がスタートアップ】
Inagora(インアゴーラ)株式会社と言う越境ECサイトの運営会社が、東京都赤坂に2014年に設立されました。サイト名は豌豆公主(ワンドウ)です。中国向けの越境ECのみならず、インバウンド(来日訪問外国人)向けに日本国内の専用アプリで注文すれば帰りの空港へ届けるサービスも行います。5月初めには偽物の取扱いが多いと噂されるアリババが、東京都内で日本製品を5,000億円分買上げて中国で販売するため中堅メーカーに商品の提案を募集すると言った記者会見を開いたばかりだ。中国経済に詳しい伊藤忠商事に尋ねるとアリババグループとテンセットグループの競争が激しく人気の高い日本製品で集客を強化しているそうです。ドラックストアでは薬剤師が健康相談や食事のアドバイスをし、ネットで注文するドライブスルー型の食品スーパーにリニュアルする店舗や最近よくメディアで紹介される無人コンビニなどネット通販の領域を超えた競合が始まっているとの事です。また中国では珈琲が大ブームで日本の中堅メーカーも輸出しています。中国の日系企業と提携して日本食材を使い日本の品質管理基準や生産方法で作れば売れる可能性は高いと仰っていました。楽天市場の和惣菜セット売上ランキング1位を獲得し、大手百貨店でも取り扱われているわんまいるの冷凍惣菜は中国人に受けること間違いなしと言ってくれました。日本政府も輸出を支援していますし零細中小企業の活性化に中小企業庁経由で商工会を拠点に色んな支援を行っています。先日も宮崎県で馬の畜産から地鶏の農場経営に切り替え更に食肉を学校給食へ納品するうちに半調理品も取り扱い、百貨店の催事で唐揚げや焼き鳥を出品し、郵便局の故郷会へも掲載するようになり何と現在年間100万食を販売されている業者を訪問しました。市から認められ今年3月に地方創生の補助金事業として認定を受け、食品加工場を設立するまでに事業を拡大し、本業だった地鶏の生産や食肉販売は年商の3分の1以下となり今後はEC通販を強化していきたいと仰っていました。元々の業種・業態にこだわらなく時流にあった柔軟な考え方が業績を拡大させています。売りカタ・売るモノ・取り組み方が凄く重要だと思いました!・・・
【世界の潮流の民泊が遂に新法の施工スタート】
先程の越境ECの話と同じく、これまで日本では存在しなかった新しいビジネスの法案が可決し本格的にスタートしました。オリンピックを控え訪日外国人が押し寄せ更には格安空港や新幹線の延長整備により国内の移動も手軽になった。そんな中少しでもリーズナブルに宿泊し町に溶け込んだ生活を体験したいと言うニーズにピッタリの民泊が解禁となった。日本では約800万戸以上の空部屋が存在する。上手くPRすれば地方にも観光客を呼び込める。自治体により規制が異なるようだが逆に自治体ごとで決められるので、地元の活性化に期待できます。先月マリンバンクさんの紹介で訪問した尾鷲市の加藤市長は大阪で45年間暮らし、阪急オアシスの社長も務められたそうです。日本で一番後発で海洋深層水を開発されたと言う事をお伺いし市の職員からも販売の相談を受けました。弊社は日本で最初に海洋深層水を開発した室戸市のマリンゴールド株式会社様の深層水の拡売や海洋深層水を使った温浴施設の運営支援などにも協力させていただきました。現在室戸市の海洋深層水温浴施設「シレストむろと」の運営を担っているのは親友の日世通商㈱平野社長です。そこで尾鷲市の人口17,000人の振興として海洋深層水の温浴施設を国の観光ファンドを活用して設立し運営は大手のスポーツクラブに任せ、JTBベネフィット様にお願いして、県内の食品スーパーを拠点にバス送迎する事で健康保険組合から補助をもらい健康をサポートする。空き部屋を利用した長期滞在型の湯治場とすれば、近隣の世界自然遺産である熊野古道の散策やイルカウォッチング・漁業体験なども楽しめます。車で1時間足らずで伊勢神宮にも参拝でき今回の民泊新法をキッカケに町の活性化に尽力すればとご提案させていただきました。民泊に泊られるお客様向けに解凍するだけで食べられるわんまいるの手作りおかずセットを活用いただければ弊社にとってもメリットがあります。地域の加盟店様も商工会や役所に相談され民泊と絡んだビジネスを検討され、宅配可能な最大の強みを発揮されては如何でしょうか?調剤薬局さんは置き薬の提案も行えばと思います。ちなみに世界最大の宿泊施設や民宿を貸し出す人向けのウェブサイト「エアビーアンドビー社」の日本法人も2014年に設立され、翌年の2015年には年間で138万3,000人もの訪日外国人旅行者を受け入れたと発表されています。100万に1の確率かも解りませんがホームページから問合せしてみるのもタダですよ!
【インスタからECに誘導 決済代行するサービスをスタート】
今週だけでも「越境EC」「民泊新法」「インスタからEC誘導決済代行」と、これまでなかったビジネスが次々と始まります。インスタとはインスタグラムの事で写真をEC上に投稿して掲載させて知人に公開する。いわばツイッターの写真版のようなものです。良い写真や共感できる写真はフォロワーと言ってフェイスブックで言う「いいね!」のようなコメントをしてくれます。フォロワーの件数が多いインフルエンサー(投稿者やインスタグラマー・ブロガー)が高く評価され広告主やメディアからも注目されています。最近は若いバツイチのシングルマザーでもフォロワー数が何十万人いるインフルエンサーやブロガーも存在しています。そんな方は女性雑誌や本への執筆や広告の依頼が殺到しています。1ヶ月に何百万円稼ぐ人も多く存在するようになり中学生や高校生が将来なりたい職業のトップにあげられるようになりました。今では裏職業(副業)とも呼ばれ本業より多く稼ぐ人も現れているようです。裏メニューの方が売れる飲食店と同じです。何が当たるのか分からない世の中になりました。最近飲食店も衣料品店もネットで販売する為にわざとリアル店舗を構え、渋谷や表参道・原宿や大阪のミナミに店が有るだけでイメージ訴求に繋がるとの事。リアルの店舗で上手く写真を撮影してインスタにアップし、写真がヒット拡散されると売上に繋がると言う事です。そしてついにはインスタグラムが大手決済会社にアカウントを締結した事によってECに誘導されカード決済が可能となりました。これらの業務を支援する会社がサイバーエイジェントグループのサイバーバズで、6月5日から支援サービスを開始したと発表されていました。ネットビジネスはこれまでリスティングやアフィリエイトの2大販促でしたが、ライン(LINE)に次ぐインスタグラムやフェイスブックなどSNSによる広告販促が重要になって来ました。但しユーチューブも含め広告として視聴率は高いが実際に注文(コンバージョン)に至るのかはまだ未知数だと思います。スマホ主流になる中、知人や信用できる人の紹介する商品を購入する流れは間違いないと思いますが、この心理も時代と共に変化するでしょう。最近では品揃えの少ない専門メーカーより品揃え豊富な問屋や小売店などのセレクトショップが伸びているようですし、飲み比べセットや食べ比べセットが売れています。そんな意味では組み合わせて販売する事が容易な小売店の時代とも言えます。人間の体力は加齢と共に衰えますが頭は使いようによれば体力より衰えは遅いように思います。先日82才でアプリを開発した日本の女性がメディアで取り上げられていました。人生100年時代を迎え、サラリーマンの定年も70歳と推奨される中、今からでも遅くはないと思います。知識とスキルをもっと身に付けたいと思います。
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