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11.12018
ホッタの本音 今週のレポートNO.769
【コンビニ各社 塩分カットなど健康に焦点を当てた商品開発に注力】
コンビニ各社は来店客数が伸び悩むなか、中高年など健康を意識する客層を取り込もうと商品開発に力を入れている。セブンイレブンは原材料や製法を見直し、食塩相当量の多い弁当や総菜・麺類など90品を見直し、従来品に比べ塩分を10%以上カットした商品を発売する。ローソンは緩やかに糖質を制限する「ロカボ」をうたった商品を発売している。来年の2月までに3倍の120品まで増やす。ファミリーマートはライザップと組み糖質を抑えたスイーツやカップラーメンなど80品を販売している。また4月から販売している食物繊維を豊富に含んだスーパー大麦を使用したおにぎりを定番販売にすると発表。コンビニ各社では来店客に占める割合が60代以上の比率が平成11年度の11%から平成17年度には19%に増え、逆に20代以下は23%が14%と大幅に減少。日本フランチャイズ協会によると客数は過去3年間減少し続けている。先日アメリカの大手食品スーパーが破綻したように若年層はアマゾンなどネット通販やネットスーパーなどに流れており、ネットの利用が低いシニア層を対象にせざるを得ない。そんな意味においては率先して取り組んで来たセブンイレブンの一人勝ちになるのが分かる。今後2023年には団塊ジュニアが50代に突入し2024年には国民の3人に1人が65歳の超高齢化社会となる。既に政府は雇用を70歳までと推奨しており、健康で働きたいと言う意識がより高まり、塩分・糖質・カロリーを考えた食品が売り出されます。塩分を摂取すると、血液中の塩分濃度が高まり、身体はこの濃度を一定に保とうと水分を増やします。すると血管に圧がかかり、血圧が上昇します。血圧が高いと脳卒中や心筋梗塞を引き起こす確率が高くなると言われています。また合成保存料や合成着色料などに含まれている化学薬品は血管に付着し圧迫する元となります。従って塩分もさることながら合成保存料や合成着色料・化学調味料・農薬などの使用を気にする消費者が増えています。最近ではトレーサビリティー(対象とする物品の流通履歴を確認できること)の表記も必要になってきました。このあたりの説明は商品の一括表記ラベルや店頭のポップでは説明しきれないので、サイトを閲覧しスマホで検索してから購入する方が増えています。人生100年時代、勤労70歳の時代を迎えて健康を考える人が多くなって来ました。食事・運動・ストレスは健康には欠かせないビッグキーワードです。わんまいるは食事の分野でしっかり貢献して行きましょう。
【新米、天候不順で4年連続 卸価格上昇】
今年も新米の収穫はほとんどが終わりました。記録的な台風や大雨、北海道の地震も伴い、農作物の収穫は減少。更にお米は飼料米に補助金が支給されているので食用米は減収しています。おまけに各自治体もご当地米のブランド化を推進していて高級米作りに懸命で、トリプルパンチで新米の価格が高騰しています。更には炭水化物ダイエットが流行り、お米の消費が減っており、今年で4年連続の値上げとなりました。但しお米は重量物で宅配ニーズが高く、しかも美味しいお米が食べたいと言う事から信用のおける店から購入したい商材です。また「今日配達して欲しい」という当日宅配のニーズが高い商品です。販売が好調なお店はある程度見込んで店頭在庫をして当日配達のニーズに対応されています。少々高くても美味しくて安心安全なお米を食べたいニーズは今後も高まるでしょう。
【スマホで通販、消費額4割増】
先日、3年ほど使用していたスマホの機種変更(アンドロイドからiPhone)をしたところ、使い方が慣れなくて目覚ましは間違って入力、天気予報の現在地は東京になったままで雨に打たれ最悪です。もう日常生活からスマホは手放せなくなりました。分からない事は手軽にスマホで検索するようになり、これまでは百貨店に行ってから店を見て回り、値段を確かめて服を選んでいましたが、今ではスマホで調べてから店に行き購入するようになりました。飲食店やホテルの予約も殆どの人は事前にスマホで検索してからお店を選ぶようになりました。消費者は記事を読み込み納得して初めてLPへ進み、更にLPを読んで納得してから購入します。これがネットの買い方なのです。消費者がよく知っていて商品の説明が必要でないモノは価格と配達時間だけの競争となります。今のところアマゾンの一人勝ちとなっています。調べてから購入する事がネットの存在意義です。だから一般的には販売されていない独自な商品が売れるのです。消費者がネットで検索する事を想定したキーワードを見つけてそのキーワードに合った見出しと記事とサムネイル(画像や内容がひと目で分るように縮小画像で見せること)とLPが必要となります。これらを作成する為にはコンテンツ(顧客が購入を考えるにあたり必要な情報)が必要です。ネット利用はパソコンからスマホに移行したのでスマホに合わせたサイトデザインに変えなければなりません。利用する消費者の事を考えた見せ方や購入しやすさも大切になって来ました。
【一番使う交流サイト(SNS)はインスタとなりフェイスブックを追い抜いた】
先日のメディアリリースを見ていると、何と1番使われている交流サイトアプリは、画像を共有できるインスタグラムがフェイスブックを追い抜いたと発表されていました。LINEやツイッターが高い支持を維持する中で「フェイスブック離れ」が起こっているようです。それとこれだけ多くのユーザーが交流サイトを使用しているにも関わらず、売上に結びつかないのが特徴で、僕が見ている限り水産業界は殆どがLINEで情報交換されていますが、決済は別で行われています。LINEならLINE専用の決済方法が必要だと思います。例えばLINEで送られて来た情報の商品をLINEで必要な商品と数量を相手に伝える際に決済方法を選んで入力すると決済出来るようになれば利用者は一気に増えると思います。そんな意味ではBtoBの卸ビジネスに向いていると思います。おそらくそんなに遠くないうちにSNS各社ごとの決済の仕組が誕生するように感じます。9月に訪問した宮城県の気仙沼漁協では、パネルとパットを使ったセリやスマホでの買い付けが行われていました。既に現地の漁師や仲卸業者・小売りのバイヤーとの間ではLINEでの情報交換が主流になっています。話題性や共感が高い情報は一気に拡散されます。ブロガーやインフルエンサーなど専門に投稿する人も増えています。必然的に受発注や決済の仕組が出来上がるのは時間の問題です。新しい売り方・買い方へとより便利に世の中は進化して行きます。進化に合わせた経営をしていかないと生き残る事は出来ません。
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