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9.192019
ホッタの本音 今週のレポートNO.814
【中小企業の7割が赤字、地銀の4割も本業赤字】
人口減少、高齢化が進む地方、地方百貨店も次々と閉店に追い込まれ、製造業、介護事業、漁業、農業、など人手不足も加わり、中小企業の7割が赤字状態から抜け出せない。そんな中、超低金利で貸して貸出から得る利益が縮小しているのに加え、融資先の貸し倒れに備えて引き当てる信用コストの負担が多くのしかかり、5期以上連続で赤字の銀行が増加し、有価証券売却で利益を補う余力も限界があり、将来に渡り継続的に安定的に利益をあげる事は困難だと金融庁が発表されました。先日も宮城県庁から誘致を受け訪問させて頂きましたが、震災前の70%にしか水産事業が回復していないと聞きました。地元では震災の影響だと言うが、水産品の消費量全体が10年前に比べて70%ぐらいなので全国平均ですと説明。そして取引先の水産加工事業者様には魚だけでなく鶏・豚・牛肉・野菜を使った惣菜を作るように説得させていただきました。そもそも魚の塩焼き、煮付けにしては魚単体なので不漁が価格に直接影響します。野菜との炊合せや炒め物などは肉の量を変える事である程度値段の調整が可能です。それと炊合せや炒め物は今獲れる、仕入れできる食材で作れば良いので献立メニューで調整する事が出来ます。水産品の加工から惣菜加工に調理する食材を変えればと思います。漬物の消費は魚の消費よりも減少率が高く、そこで弊社は漬物メーカーにお浸しなど作ってもらっています。調理する食材を変えるだけで済むのですから、酒屋から冷凍惣菜屋になった弊社よりはるかにやり易いと思います。御用聞きでお客様を訪問して注文をとり配達していた物が惣菜の委託製造会社を訪問して料理を作ってもらうよりははるかにやり易いと思っています。時代の変化に合わせて転換させない限り生き残る事は出来ません。経営とは経営しているお店や会社を潰さないようにしてお客様に対して有益となる商品、サービスを提供し続けて利益をだし従業員とオーナー(株主含む)に還元して資金を蓄え会社を成長させていく事です。世の中は進化します。その進化に対して敏感に対応していかなくてはいけません。目を見開き世の中を見渡し、耳を傾けて多くの話を聞き、事業を創造し顧客の開拓をしていかなくてはなりません。そして常に課題を意識して課題解決をコツコツ行わなければなりません。リスクを覚悟して、決して諦めず信念と勇気を持って臨む事だと思っています。
【ニッポンの低温輸送ノウハウ、インフラを世界に輸出】
戦後の日本を支えて来た第二次産業が衰退していく中、日本の政府も懸命に次なる産業を創造しグローバル的な展開を後押ししています。そんな中で力を注いでいるのがアジアの新興国で急速に需要が高まる日本の冷凍食品のインフラ整備で、クロネコヤマトもアジアの新興国で冷凍輸送のインフラが整えば日本で構築して来た冷凍・チルドの小口宅配サービスを活かす事が可能になると整備に懸命に取り組んでいます。と言うのも食材輸出だけではそもそも食材から購入して料理をしない文化のアジア新興国では日本国内メーカーの冷凍食品が人気が高い。例えば冷凍おにぎりの6割のシェアを誇る日本水産は年間1億2千万個を製造し海外へも輸出を行い好調に売れていると言う。世界で和食ブームが拡大される中、日本国内で製造されたものが特に人気が高いと聞きます。
【ヤマトホールディングス、スマホ決済で割引サービス開始】
強硬な値上げと集荷お断りを実施して大口顧客が戻らず赤字に陥っているクロネコヤマトがこの度宅急便の送り状から作成・決済までスマートフォンで完結できるサービスを開始。ヤマトの配送拠点に荷物を持ち込めば基本運賃から200円割引、今後は順次セブンイレブンやファミリーマートでも発送を受け付け、コンビニは150円引きにする。但しコンビニではクール宅急便は利用出来ない。専用サイトで送り状の住所や名前などを入力し発行された二次元バーコードを店頭の端末にかざす。印刷した伝票を貼って窓口に預ければ発送準備は完了する。ヤマトがサイズを測定後に料金が確定しアップルペイやドコモやKDDIの通信料金と合わせて支払うキャリア決済などが利用出来る。既に日本郵政も昨年9月からゆうパックスマホ割を始め一律180円割引にて郵便局で受け取れ、更に発送時に指定すれば100円引くサービスを始めておりアプリのダウンロード数が90万件になるなど若年層を中心に利用が広がっています。ネット通販業界ではアマゾンを筆頭に自社配送の整備を進めておりギグワーカーやフリーランサーにシニアも含め個人運送に参入する人が増えており、クロネコヤマト、佐川急便、ゆうパックの大手3社の独走態勢にかげりが出始めたようです。
【食品ロスの消滅で、世界の温暖化を防ぐと国連が報告】
既に周知しているように、温暖化が進んでいる。世界の人口は発展上国や新興国の経済成長に伴い劇的に増えており、食糧難に陥って来ている。このまま温暖化が進めば食料供給のリスクが高まり、2050年には穀物価格が23%上昇する恐れがあると指摘される。食糧の生産から輸送、消費までの一連の工程から出る温暖化ガスは人の活動による排出量の最大4割弱を占めると推定。食品ロスの消滅など食生活を変える事が温暖化対策に繋がると言う。アメリカに留学していた経産省の川嶋君によると石油でできているミネラルウォーターのペットボトルがアメリカでは紙に変って来たと言う。材料から購入して捨てるのではなく食材キットが再び利用が拡大しているとも聞く。日本では冷凍とチルドタイプのミールキットにレンジでチンするトレイ型の冷凍おかずセットに主菜副菜が個食袋になった湯せん&流水タイプのおかずセットと4種類が売りだされだした。高齢化社会、独身世帯の増加、働く主婦の増加などが相まって食生活のシーンが大きく変わろうとしている。そんな意味では食品ロスの防止の観点から見ても冷凍食品は時流にあった商品に益々利用が高まっていくように思われます。
【19年型最新冷蔵庫5台常識覆す「冷凍」機能に注目】
パナソニック、三菱など大手家電メーカーが冷凍機能や冷凍室等、これまでの冷蔵庫の常識を覆す冷蔵庫を発売している、パナソニックは業務用並みの急速冷凍庫を完備して作り置きしたおかずを急速に冷凍させる事で美味しく食べられるように改良、三菱は凍った状態のまま包丁で切れる冷凍庫を開発。そして各社これまでチルド室より冷凍室を大きくした設計にする等、冷凍への取組みに注力した新型冷蔵庫を売り出している。各社美味しさへの追究が論点のようで、生の野菜や精肉に鮮魚、ごはん、作り置きしたおかず等の冷凍保管に着目し解凍としても美味しく食べられる研究がおこなわれているようだ、これからは冷凍技術の開発だけなく解凍しても美味しく食べる事が出来る技術やノウハウに着目し始めたようです。わんまいるはこれまでも食べる視点から逆算して解凍、調理、した処理、食材選びをして来ました。メーカーや食品スーパーからも調理指導の相談もされるようになって来ました。品質と美味しさの追究これから本格的に始るでしょう!
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