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代表堀田が時流を読んで思いをぶつける!ホッタの本音 今週のレポートNO.1089

【米国年末セール、オンラインが消費者を集め 実店舗の売れ行きは今年も伸び悩む】
米調査会社の報告によると、11月商戦の目玉であるブラックフライデーに買い物をした消費者のうち8割がオンラインでモノを購入したと回答した。オンラインは堅調で、実店舗は減小。特に百貨店が厳しい。この状況は毎年続いている。自動車、無店舗小売り、スポーツ用品、ホームセンター、家電家具が前年を上回り、ヘルスケアがトントン、総合小売り食料品がややマイナス、衣料品と外食がマイナス、特に雑貨が大幅に落ち込んでいる。

【クリスマス「ひとり」が最高。専用サービス・商品続々登場。自分ファーストで満喫】
単身が増える日本、特にコロナをきっかけにしてお一人様消費が更に高まり続いている。従来、家族や仲間と楽しんでいたクリスマスでさえ「ひとり」で楽しむ人が増えている事で、外食や旅行、持ち帰りのケーキまで「おひとり様消費」が定着しつつあると言う。高級ホテルでさえ、クリスマスシーズン限定お一人様を対象としたアフタヌーンティーで華やかな一口大のケーキとスパークリングワインや紅茶などのセットを販売。6席で予約の受け付けをはじめると反響が大きく15席まで増やしたが、1日で全席が完売した。海外旅行ツアーも全体では厳しいが「お一人様専用」を打ち出したプランが人気で、前年比2.5倍だと言う。クリスマスケーキも一人で楽しめるミニサイズが人気で年々需要が増えており、一番最初に完売した大手百貨店おせちもそうで、今後もこの傾向は高まる。

【マクド強気で進めて来た値上げ 7月~9月客数が0.2%増と伸びが鈍化。利益前年割れ】
2022年度から値上げを5回実施、売上利益とも過去最高更新を記録したが、2024年7月~9月は客数の伸びが前年比0.2%に留まり、過度なキャンペーンや値引きと人件費や仕入れコストの増加で営業利益がマイナスとなり、10月~12月もマイナス予想と発表した。大衆商品であるマクドは、やはり過度な値上げは売上に影響するので、値引きやキャンペーンを打ち出すと利益に影響する。僕はこんな環境時は売上は無く利益優先するが、多くの株主を抱える上場会社は厳しいところだ。

【COCO壱番屋京都のつけ麺屋に続き、大阪のラーメンチェーンを買収。M&Aを加速】
再三の値上げにより何とか増収増益をしているが、若い女性社長を起用して抜本的に改革を打ち出したが、売上客数が限界にきているように思う。カレーハウスCOCO壱番屋は、本場インドにも出店させて話題にはなったが、その後の展開や状況は報道されていない。それ以外の海外展開の状況も報道されなく、他の外食大手のグローバルな展開に比べ見劣りする。中々日本のカレーハウスでは海外展開は難しいのかも知れない。僕も定期的に利用するが、外国人観光客は見かけたことが無い。営業時間を短縮したり、色々対策はうっているようだがパッとしない。そこで外国人観光客にも海外でも好調なラーメン店を買収して国内外に広く展開しようと考えているように思う。果してラーメン店の展開上手く行くのだろうか。まぁM&Aで成長する時流と言えば時流だ。

【大阪王将の餃子に続き「築地銀だこ」も冷凍たこ焼きが絶好調。群馬工場冷凍倉庫新設】
投資額約2億円。2025年5月の稼働を目指す。同工場では冷凍たこ焼きを月間200万個製造。国内のコンビニの他、米国にも輸出する。現状は外部の倉庫で保管しているが、1パック6個入り25万パックが自社工場内で保管できるようになると言う。2022年12月期海外の売上55億円から27年12月期に100億円に増やす目標を掲げ、米国の日本レストランやスーパー向けに冷凍たこやきなどの卸売りを強化する方針を発表した。ちなみに大リーグのドジャー・スタジアム内に3月開業した店舗は1日に2000パック売れる日もある。

【11月スーパー2ケ月ぶり前年比3.5%。プラス要因はコメなどの値上げで、買上点数減少】
お米の価格前年比1.5倍を始め、記録的な気温の上昇で農作物の値上がりで全体の売上を押し上げて2ケ月ぶりに前年比3.5%と超えたが、節約志向で購入点数の減少は続いていると発表した。和歌山最大手のスーパーオオクワは、1億円以上の赤字を発表するなど人件費などコストの上昇で利益が出なくなっている。又、ロピアやドンキや業務スーパーなどディスカウント店に客が流れている。

【11月百貨店前年比3.4%増の5167億円。その内免税売上514億円。地方百貨店は2桁減少】
おおよそ免税売上が全国の売上の1割を占めるインバウンド消費を引くと約1割減。インバウンド消費が殆どない地方百貨店は二桁減少しているようだ。1月でも一般衣料品売り場は空いている。総菜売り場もパッとしない。スイーツ和菓子売場は混雑している。

【介護職員数初の減少。増える要介護・要支援者。困る介護事業者倒産増加傾向続く】
介護職員数が昨年212万6000人で前年より2万9000人減少したと厚生労働省が発表。介護保険制度が始まった2000年以来初の減少。少子に加え、業務が過酷でしかも賃金が低いのが原因。反対に要介護と要支援の認定者は8万人増えて705万人と過去最高を更新した。この状況は益々増えて行くとされる。人手不足に加え、その他コストの行動で経営破綻が増えている。政府と事業者と連携してもっと外国人労働者を受け入れないと、更に経営が悪化する。又、要支援者に関して出来る限り自立支援を推進する仕組みを自治体と住民が検討する必要があると思う。

【オイシックスついて無い。。今度は買収したシダックス完全子会社で5億円不正会計】
コロナが終息してミールキットの利用者が減少する中、新設した物流センターでのシステム障害により受注した発送が大幅に遅れて多くの顧客が減少して株価が低迷したオイシックスが、起死回生にと積極的にM&Aを行い得た給食業界大手のシダックスの完全子会社の調理器具販売会社が5億円の棚卸を会計に計上していたことが発覚した。オイシックスは原因究明に向けて外部専門家を含めた部門を設置。不正会計の背景や方法などを調査する。現状では業績や株価への影響は分かっていないとコメントした。時流かわからないが、簡単にM&Aし過ぎだと思う。違う会社を次々に買収して売上は上がるかもしれないが、そう簡単に社風が異なる会社が上手く行くとは思えない。

【シンガポール家賃高・人件費高インフレに値上げ付いて行けず有名店閉店ラッシュ!】
フレンチレストラン「ボヤージュ」が12月に閉店。欧州料理の「ソマー」や中華の「シェフカン」などミシュランガイド星連続獲得した注目の店が今年店をを閉めた。円安で割安感があり強まる日本への美食旅行に出かける人が増え、国内の高騰する家賃と人件費に加え、世界中から店が増えて競争も厳しく、人手不足も深刻で、客が来ても経営は厳しいと予約が取りにくい和食店の女将は話す。日本も全く同じで、飲食業界は社員給料50万でも来ないと聞く。本町にある老舗「美々卵本店」も人手不足で閉まっていたのには驚いた。今後は、人手だけでなく、家賃も相当上がって行くと予測される事は抑えて経営していかなくてはならない。装置産業は厳しくなる。これまた時流だ。

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